スポーツの要素を取り入れた最新プロモーション映像

画像引用：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001188.000016166.html

パリ2024パラリンピック大会が記憶に新しいですね。さまざまな障がいのあるアスリートたちが創意工夫を凝らして限界に挑む本大会、実はオリンピックより種目数が多いことをご存知でしょうか？パラリンピックは、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる公正な機会が与えられている場です。

そこで本記事では、スポーツの要素を取り入れた最新プロモーション映像を取り上げて、そこに込められたメッセージをご紹介していきます！

スポーツ要素を取り入れた最新プロモーション映像

1. トヨタ自動車株式会社

WOWOWとIPC（国際パラリンピック委員会）の共同プロジェクトとして2016年に始まった、世界最高峰のパラアスリートに迫る大型シリーズ「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」。今年は、パリ2024大会の開催に向けたスペシャル企画として、トヨタ自動車とのコラボレーションが実現しています。

上記は、トヨタ自動車所属のパラリンピックアスリートが出演するスペシャル映像 「歩め、自分らしい人生を―。」です。3名のアスリートの日常にフォーカスした、30秒のショートドキュメンタリー形式のプロモーション作品になっています。

180秒のフルバージョンもあわせて公開されています。よりメッセージ性の強い作品になっており、トップアスリートとの対話を通じて、「自分らしく歩む」ことの大切さを伝えています。多様な価値観が尊重される開かれた未来社会への貢献を発信していこう。そんなWOWOWとトヨタ自動車の熱い思いが共振し、両社のパーパスがよく表れた本に仕上げられています。

2. 第一生命グループ

「ウェルビーイング」や「健康増進」「つながり」などを創出するため、全国各地のマラソン大会やダンスリーグへの協賛など幅広いスポーツ支援を行っている第一生命。今夏から公開されているCMシリーズ「つながりの数だけ強くなれる」では、パリ五輪にも出場したブレイキンのShigekix（半井 重幸）選手をはじめ、スケートボードの四十住 さくら選手、陸上の鈴木 優花選手が出演。好評を博しています。

上記動画では、「スポーツ応援を通じて、幸せな人生をサポートする」という企業メッセージを視聴者にアピールしています。また、同社が大切にする「つながり」をキーワードにスポーツ競技の楽しさをスタイリッシュに映像化。個人種目であるダンスやマラソン、スケボーを一体となって楽しむ姿を通して、「皆さまの一生涯のパートナー」であることを示しています。

3. iichiko

1992年に放送され大反響となったラグビー編以来、スポーツをテーマにしたプロモーションを定期的に制作しているiichiko。2024年7月公開のCMでは、自然と調和したランドスケープ映像と意外なストーリー展開で視聴者に大きなインパクトを与えています。

冒頭を飾る、大海原を遊泳するドルフィンの美しい映像に心を奪われる本動画。ラストでは、いいちこがテニスコートのラインめがけて飛んでいくオチが待ち構えています。シュールな展開に思わずあっけにとられる方も少なくないかもしれませんが、そこにはスポーツの後の最高のリフレッシュにいいちこがあるという商品メッセージが隠されています。かなり独創的と言えるでしょう。

4. スーパードライ

スポーツ観戦のシーンでおなじみのビールですが、フランスでは2023年のラグビーワールドカップ、2024年パリ五輪と会場でのアルコール飲料の販売は禁止されています。（オリンピックでのVIP席を除く）

アサヒビールはそこでラグビーワールドカップで「SUPER DRY」ならぬ「SUPER TRY」という宣伝を出すことでアピールに成功したのですが、パリ五輪のタイミングでも「最高の渇きに。」をテーマにオリンピック出場選手を多数出演するCMを公開しています。

9月5日に公開されたのはバスケットボール選手の八村 塁選手。これまで同CMに何度も出演しており、今回はよりタフなアスリートとしてのアプローチを感じさせる画面作りが特徴的。その対比でオフシーンに飲むビールの旨さが引き立っています。

それ以外にも、サーフィンの五十嵐 カノア選手を取り上げたバージョンも公開。ONE OK ROCKの『Wonder』をBGMに、サーフィンの躍動感あるプレーとビールが最高にマッチしています。

それ以外にも元プロ野球選手のイチロー、ラグビーの姫野 和樹とパリオリンピックには出場しない選手たちも登場。これらは、「自分らしく、やりたい事に夢中になって“前進”する。スーパードライは、そんな“Step Forward“な人たちを応援するビールでありたい。」というスーパードライのコンセプトを体現する人選となっています。

まとめ

パリ五輪の年ということもあって、多様なスポーツ競技で活躍するアスリートを起用したCMが多く見られました。オリンピックやパラリンピックの良いところは、メジャースポーツ以外でもたくさんの競技があり、それぞれに見る楽しみや「やってみたい」という想いを感じさせることだと思います。CMでもそうした多様な人選が見られ、さまざまな「競技」や「選手」が出演していることが印象的でした。

スポーツに関する特徴的なCMがあればまたご紹介いたします！次回もお楽しみに！