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動画に視聴者が参加する「インタラクティブ動画」って何?

動画に視聴者が参加する「インタラクティブ動画」って何?

5G時代に突入し、今後ますます加速していくであろう動画消費。これまでもARやVR、360°動画といったさまざまな新しい動画コンテンツのありかたをご紹介してきましたが、動画マーケティングやYouTuberの間で今後のニューノーマルになりうる手法としていま注目を集めているのが「インタラクティブ動画」です。

ZOORELでも以前“インタラクティブ動画”が変える動画の視聴スタイルという記事を公開しました。インタラクティブ動画とは、その名前の通り、ユーザーのタップアクションによって、インタラクティブ(双方向的)な情報提供を可能とする動画です。

従来の動画は、視聴者が動画の進行に関与することはなく、一方向的にストーリーが展開していきますが、インタラクティブ動画では画面をタップすると、その選択に沿ってストーリーが分岐したり、動画内に埋め込まれた別の動画コンテンツへと誘導されたりと、「視聴者参加型の触れる動画コンテンツ」になっています。

イメージとしては、作品内の登場人物との対話やアイテム選択に合わせてストーリーが進行するシュミレーションゲーム、テーブルトークRPGゲーム、ビジュアルノベルをプレーする感覚に近いかもしれません。では、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?

海外では有名な大手企業が積極的に利用している反面、日本ではまだあまり普及していない「インタラクティブ動画」ですが、今回はその中でも国内の代事例をいくつか取り上げてみたいと思います。

採用動画

企業に採用動画にインタラクティブ機能を導入した事例がこちら。(画像タップ)

まずはじめに動画に登場する二人の先輩社員のどちらかをタップで選択。そこからさらに、平日の過ごし方/休日の過ごし方、入社前の会社の印象/入社後の会社の印象といった複数の分岐点で選択を繰り返しながらインタビューが進展していきます。

ゲーム感覚で視聴できて、ついついテンションが上がっちゃいますよね。単純にとても楽しいです。

通販でもインタラクティブ動画

Eコマースの販売促進にインタラクティブ機能を活用した革新的な事例がこちら。

香川照之さんがデザイン監修する昆虫デザインブランド「Insect Collection」の動画コマースです。動画で子供たちが着用しているアイテムにポップアップ機能を追加し、さまざまな商品情報を画面内にワイプ。

ユーザーの検索フローを省力化し、商品ページへ直接アクセスすることができる仕掛けになっています。一手間の有無がユーザーの購買意欲を大きく左右するEコマースの世界でこのショートカット機能は非常に効果的。購入機会の最大化に繋がりますよね。

観光プロモーションでもインタラクティブ動画

シティープロモーションをインタラクティブ化した動画がこちら。

沖縄県うるま市のPR動画として制作されたもので、ユーザーが観光スポットなどの行き先を選択することでストーリーが展開。アイデアとしては、リモートで旅行を模擬体験するバーチャルツーリズムに近いですかね。

インタラクティブ機能がある動画だと、自分が主人公になったような感覚で視聴することができるので、コンテンツに対する没入感もより増大します。これまでにないプロモーション動画になっていてとても面白いです。

YouTuberの活用事例

YouTubeでも「カード機能」と「終了画面機能」を使うことで簡単にインタラクティブ動画を制作することが出来ます。

おもちゃ・おかし・ゲーム・カードなど子どもたちのワクワクがあふれるチャンネルとして人気の「こんにちせいや」さんの手掛けたこちらの動画。理科の実験動画のような趣になっていますが、動画の最後にユーザーが見たい実験の続きを選択できる仕掛けが組み込まれています。

これって、YouTubeの関連動画から他の投稿者の動画へアクセスするユーザーの行動を未然に防止するのに効果的ですよね。YouTubeのインタラクティブ機能では、画面内での他の関連動画・外部サイトのリンクの表示、チャンネル登録ボタンの設置、アンケート調査の実施といった仕掛けも可能。

いずれにせよ、視聴中ないし終了後のネクストアクションを誘導し、ユーザーの持続的な動画視聴を促進することができるのは大きな魅力です。

まとめ

今回は、画面内にギミック(仕掛け)が組み込まれ、ユーザーのタップアクションに応じてコンテンツが展開する「インタラクティブ動画」についてご紹介しました。
実際に動画を視聴してみると、ゲームをプレーするような感覚で動画コンテンツに参加できてとても楽しいですよね。

提供者側としても
・コンテンツの情報量を増大させることができPR効果も抜群
・ワイプした関連動画や商品ページへユーザーを直接誘導することができる
・ユーザーのタップアクションを記憶し、動画内の視聴データを可視化させることが可能
・ゲーム性・エンターテイメント性が高く単純に楽しい

といったさまざまなメリットがあり、動画マーケティングにおいてもユーザーが自ら積極的に参加することでエンゲージメントが高まり、目標としているコンバージョン獲得を達成しやすくななります。まだ日本での認知度は低いですが、5G時代でスタンダードなものになっていくのが確実視されている大注目の手法なので、今から導入を検討されてみても絶対に損はないと思います。

次回は、インタラクティブ動画の第二弾として、いま海外で脚光を浴びている「インタラクティブドラマ」について詳しくお届けする予定です。どうぞお楽しみに!

>>“インタラクティブ動画”が変える動画の視聴スタイル
>>採用動画は採用ステージにあわせて制作しよう! 動画をつくるメリットと事例

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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