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観たいけど怖い!怖いけど観たい!何度も観たくなるホラーチャンネル!

観たいけど怖い!怖いけど観たい!何度も観たくなるホラーチャンネル!

最近、何とかYouTubeチャンネルをバズらせる面白いコンテンツがないか、古今東西さまざまな人に教えを乞うている中で、代官山の美容師さんに「マッチョな男性が出演しているぷろたん日記が面白い。登録者数増やすなら筋肉はマスト」と言われ、筋トレに勤しみ始めた美谷島です。

突然ですが、皆さんは怖い話を持っていますか?

この間の夜、仕事の合間に休憩をしていると、数名で怖い話を各々し始めるという場面がありました。私は高校時代、サッカー部の合宿所で、1回しかお金を入れていないのに、夜ボタンを押せば押すだけ何回もジュースが出てくる曰く付き無限自動販売機(実は1,000円札を入れていた)の話を披露し、どんずべりしていました。

そこでふと、10数年前にテレビで、「本当にあった怖い話」や「奇跡体験アンビリバボー」など、心霊コンテンツを夜な夜な楽しんでいたことを思い出したんですよ。

これはもしやYouTubeのコンテンツになるのでは? と発見したことに興奮し、そしてこれは誰もやったことないのでは! と世紀の発見的淡い期待を抱きつつ調べてみると……出るわ出るわ、パイオニアは数多たくさんいらっしゃる。くぅう、そりゃそうだなと落胆しながら、漁っていると、あるチャンネルに最高にハマってしまいました。

その名も、「ゾゾゾ」!!!

このチャンネルタイトルからして、恐怖で血の気がズルズル引いてしまう塩梅を感じられる「ゾゾゾ」とは、心霊現象が多発する廃トンネルや廃ホテルといった、日本全国各地の有名な心霊スポットを、数名の探検隊で突撃体当たり取材していく、ホラーエンタテインメント動画を提供するチャンネル。初回は2018年6月1日より始まり、現在ではYouTube登録者数45.5万人も誇り、今心霊ホラー業界を最も熱くさせているチャンネルと言われている!

このゾゾゾ、試しに1話を観てふと気づくと数話、何十話と連続して観ており、あっという間に休日を消化してしまう、恐ろしい中毒性があるコンテンツです。

ただ怖いだけのコンテンツであれば、ただ夜トイレに行けなくなるだけなので、私もここまでハマることはありませんでした。
怖さだけではない、病みつきになるポイント、この面白さの根源は何か。3つありました。

編集技術の高さがゾゾゾ

おどろおどろしいキャプション、怖さを煽るBGMと効果音、時折スローになったり、無音になったりする演出が怖さを増幅させつつもシンプルに見やすい設計になっており、映像のクオリティがハチャメチャに高いです。

映像を見る限りスタッフは数名しかおらず、また番組のディレクターの本業はデザイナーであり、動画編集はしたことがなかったらしいですが、初めてと思えない非常に見やすい映像で、ストレスなく何本も無限に観れます。

そして基本的に出演者全員に一人一台カメラを持たせており、いつ誰に何が起こってもそれを360度逃さず撮り切る全天候型ドキュメンタリースタイル。撮影アングルに隙がなく、かつ手ぶれ感により観ている自分自身が現場にいるが如くの臨場感を与え、恐怖ポイントを余すことなく視聴者に提供しており、ワンカットも見逃せない!

出演者の個性がゾゾゾ

このシリーズ、出演者は全員20〜30半ばの男性です。また基本的にわーきゃーはなく、丑三つ時が如くの落ち着き様。なのに継続して観れてしまう。これは恐ろしく出演者の個性が際立っているからです。

雛壇芸人並みのテンションおよびリアクション芸を放つメインパーソナリティの落合氏、起こった霊的現象について、凄まじい読みで的確な考察を行う瞬発分析力を持っている番組ゲスト長尾氏、心霊現場で羽目を外したり、敏感に感じ取ってしまいお祓いに何度も足を運んでいるスタッフや、危険な現場にためらいなく出演者を30分1人孤独に撮影敢行させるディレクター等、遭遇する心霊現象に全く引けをとらないバラエティに富んだメンバーが番組を全く飽きさせません。

オープニングや心霊現象の合間合間に出演者のリアクションや発言で怖さに緩急が付き、ただ怖いだけではなく明るかったりひたすら笑えたりと構成のバランスがとれ、非常に魅力的なポイントとなっています。

コメント欄でゾゾゾ

正直、私的にこれが一番のポイント。映像を一通り観た後、私はYouTubeのコメント欄を必ず見ます。これはなぜか。自分以外の他の視聴者が、気づいたポイントを細かく記載しています。これが破茶滅茶死ぬほど怖い。

「◯◯秒で、右上人の顔が見えない?」とか「◯◯分で声がお経を読む声が聞こえてる」とか、もうそれよう気づくな自分! と、もはや気づかず指摘なかったほうが平和だったのにと思えるくらい、隅から隅まで観ているかのようなコメントがわんさか。深夜2時にコメントを観て、見直し全然知らない顔がはっきり映っているカットを観てしまった時の物恐ろしたるや。(冒頭URLの第一話の後半、よろしけばご参照ください)

このように自分が1回目の視聴では気づかなかったポイントを改めて再生し、2度楽しめる。YouTuber的な観点からすると、始めから視聴して再生回数を稼ぐことも狙えるコンテンツとなっています。

心霊現象も番組では深く言及されていない箇所が多く、視聴者が想像を膨らまし、これは演出なのかはたまた本当に超常現象なのかを考えるのも、楽しみの一つになっています。

ちなみに私の一番のおすすめはサイレン回です。今話題の「TENET」にもなっている驚愕の回。時空歪んでいます。コメントの考察も鋭すぎ。

夏は過ぎてしまいましたが、秋の夜長にぜひYouTubeでゾゾゾっと怖さを感じてみるのはいかがでしょうか。

最後に……僕も会社のYouTubeチャンネルの運営にチャレンジしています! 最近はかの有名なアメリカで1960年に公開されたアルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」シャワーシーンをセルフリメイクしました。(ぜひ本家と比べてみてください!)

この動画がいいなと思ったら、チャンネル登録と高評価もぜひお願いします!

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この記事を書いた人

美谷島諒
エレファントストーンのプロデューサー

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