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ナレーションは使わずビジュアルイメージを大切にしているプロモーションムービー3選

ナレーションは使わずビジュアルイメージを大切にしているプロモーションムービー3選

映像コンテンツのビジネス利用がごく一般的になっている昨今。そのユースケースは多岐に亘りますが、届けたい対象や動画の目的によって柔軟にアプローチを変化させることが重要です。

とくにBtoC向けの映像コンテンツでは、一般消費者に押し付けがましくならないプロモーション上の配慮や戦略が欠かせません。そこで今回は、ナレーションを使用せずビジュアルイメージを主体とするアプローチで商品・サービスをPRしたユニークな映像事例を厳選してご紹介します!

専門的な機能を動きでアピール!「Insta360 GO2」

写真や文字ではユーザーに理解してもらうことが難しい商品の特徴やセールスポイントも、映像コンテンツならば簡単に伝えることができます。

こちらの「Insta360 GO2」の紹介動画では、ナレーションを使わずに映像と音楽、印象的なテロップを組み合わせることで、その魅力を最大限にアピールすることに成功しています。

本動画で注目したいのは、プロダクトのこだわりや強みを台詞やナレーションに頼るのではなく、あくまでビジュアルイメージにプライオリティを置いてアピールしている点です。映像を見れば、超小型で手ブレなしで高画質で自動編集付きなんだということを誰もが一目で理解できるプロモーションになっていますよね。

もし、ハンズフリー撮影、6軸手ブレ補正、水中撮影といった機能を音声メインで解説するアプローチをとっていたならば、多くのユーザーに抵抗感や認知的なストレスを与えてしまっていたことは想像に難くありません。

商品の魅力と強みをナレーションを活用せず直感的に理解させることに成功したPRのモデルケースとして参考にしたい一本です。

体験型映像で親近感アップ! NTTドコモ「embot(エンボット)」

動きと音を主体とした映像コンテンツでは、静止画やテキストを利用したカタログや画面よりユーザーに伝達する情報量が圧倒的に多くなります。少し敷居の高いイメージのあるサービスを家庭向けに分かりやすくプロモーションしたNTTドコモ「embot(エンボット)」の紹介動画がこちらです。

単語を言われてもあまりピンと来ない方も少なくないであろう「プログラミング教育サービス」。子どもたちの体験する姿にフォーカスされているので、それがいったいどのようなモノなのか手に取るようにわかる内容になっていますよね。

ナレーションを挿入せず、「embot(エンボット)」の内実を丁寧に描くことで、サービスの魅力が引き出されている点も見過ごせません。映像コンテンツを効果的に活用することで、馴染みのないサービスや商品でも視聴者に親近感を持ってもらえることがよくわかる一本です。

新卒採用を声なしで!センス光るパリミキ・メガネの三城

ハイセンスな映像とスタイリッシュなBGMだけで新卒採用を呼びかけた非常にユニークなプロモーションがこちらの一本です。

ナレーションを使用しないことで、パリミキ・メガネの三城さんの持つおしゃれな世界観や社風がよりビビッドに伝わってきますよね。社員インタビューを行ったり、企業が求める人材像を言葉できちんと説明することで新卒採用動画は成立する。そんな先入観をフレッシュな感性とアイデアで見事に覆しています。

“企業イメージの向上によって幅広い人材にアピールする”といった観点から考えると、音声なしのアプローチは理にかなっていますし、ナレーターの人件費がかからないため、ナレーションのカットにはコスト削減の効果もあります。

定番的な採用動画との併用も考慮に入れつつ、“声なし動画”の効用を検証してみるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ナレーションを使用しない商品・サービスのプロモーションには、視聴者にストレスを与えることなく、スピーディーかつ直感的にセールスポイントをアピールすることができるメリットがあります。

  • 言語情報よりビジュアルイメージにプライオリティを置く
  • テロップやテキストの使用はミニマムかつ効果的に
  • ユーザーが自分ごと化できる体験型映像を取り入れる

こうした手法は、ユースケースを問わずさまざまなプロモーションにおいて用いることができるので、ナレーションなしという選択肢も制作の際に持っておくと良いでしょう。

もちろんナレーションの使用によってプロモーションのパフォーマンスが向上するケースも数多くあるため、ターゲットや動画の目的に合わせて見せ方を柔軟に変化させることがとても大切です。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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