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お客様と一緒に作る。丁寧なコミュニケーションで安心感を与えられるディレクターに【社員インタビュー#1】

お客様と一緒に作る。丁寧なコミュニケーションで安心感を与えられるディレクターに【社員インタビュー#1】

こんにちは、エレファントストーンの渋井です!

みなさまの5月はいかがでしたか?
最近は暑くなったり雨が降ったり天気も忙しい毎日ですよね。1ヶ月間お疲れさまです。6月も頑張っていきましょう!

さて、今回ご紹介したいのは弊社の社員インタビューです。今年5月から、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画としてお届けします。その第一弾として、今回は弊社ディレクターの奥野さんにインタビューしました。
普段の制作で大切にしていることや、最近制作した映像のこだわりなどをご紹介します。

【ディレクター/奥野尚之 プロフィール】
神奈川県出身。慶應義塾大学を卒業して2週間後に、故あってロンドン芸術大学へ2年ほど映像とアートを一から学びに行く。留学中はビデオアート、短編映画や写真を中心に、作品を製作。人物とその人が生きる場所との関係性を意識したテーマ、構図、物語を考えることが好きで、どんな製作でもそれを大事にしたい。好きな映像は、『天使の涙』『めがね』『Fish Tank』『20th Century Women』。趣味はライブ写真、芸術写真などの写真製作とInstagramの猫画像、動画集め。

 

お客様との制作に対する想い

ーーまず始めに、これまでどんなジャンルの案件に携わっていましたか?

奥野「WebCMやブランディング映像、プロモーション映像など、特にビジュアルや世界観が重視される案件が多かったです。個人的にも、雰囲気やトーンに合わせたビジュアルをデザインするのが好きです。」

 

ーー奥野さんはビジュアルや世界観が大切になる映像を、論理立てて制作されているような印象がありますが、日頃の制作においてどんなところにこだわっていますか?

奥野「単に綺麗なビジュアルの映像を作るのではなく、ブランドイメージと課題感を出発点にしたターゲット/ゴール設定をかっちりと行い、ロジックをしっかり立てた上で制作することが好きですね。逆にビジュアルありきで先行して制作するのは、少ししっくりこないな〜と思います。ただ綺麗なビジュアルは凄く重要だとも思います!

なので、両者が良い具合に調和の取れたプロモーションが、結果的にクライアントの満足値を高くすると考えています。どちらも重要で、僕の場合ロジックから入るといったイメージです。」

 

ーークライアントの想いを象るために妥協をしていないのが伝わってきます!ところで、ディレクターの方は映像を制作する際にお客様と関わる機会が多いと思います。お客様との制作で意識していることはありますか?

奥野「常に“クライアントと一緒に作る”ことは意識してますね。基本的に出発点は、クライアントの中にあると思っています。ディレクターの仕事は、相談やヒアリングしたことに対して、“このアウトプットが一番素敵だと思います!”と自信をもって、クライアントをワクワクさせる回答を出すことだと思いますね。

もちろん、お任せでと言われることもありますが、それでも僕が作りたいものを作るのではなく、クライアントと一緒に制作するという点を大切にしています。作品ではなく、“仕事”なのかと。

 

ーーでは、制作スタッフとのコミュニケーションではどうでしょうか?

奥野“監督とスタッフ”というよりも、“1つのチーム”として、リスペクトし合いながら接することを意識しています。海外にいた時にアシスタントをしていたのですが、監督など関係なく、どのポジションのスタッフも分け隔てなくご飯を囲んで、和気あいあいと撮影をしていました。

僕はその時下っ端も下っ端でしたが、一スタッフとして尊重してもらっていたのが凄く嬉しくて、クレジットもそうですがフェアに働くことは本当に大切だと考えています。みんなでユーモアを持ちながら、フェアに映像を作る意識を持つことが重要だと思います。」

 

ベスト作品賞を受賞した「Begin -Brand Movie- 「きっと答えは、未来の私が知っている。」」のディレクションで大切にしていたこと

奥野さんがディレクションした映像は、毎年社内投票で選出している昨年度のベスト作品賞を受賞しました。ここからは、その受賞作品である株式会社Sheisのプロモーション映像「Begin -Brand Movie- 「きっと答えは、未来の私が知っている。」」についてお伺いしたいと思います。

ーー今回は、20代女性をターゲットとしたスキンケアアイテムのプロモーション映像ということで、どのようにコンセプトを決めていったのでしょうか?

奥野「コンセプトを決定するために、まずはターゲットにマッチしている社内メンバーとのワークショップを開きました。そもそもターゲットにとってスキンケアとはどんなものだろう、普段何を使っているのか、日常の中でどんな存在なのか、など率直な考えや意見を聞いてみたいなとプロデューサーの木村さんと話をしてワークショップの開催を決めました。

色々な切り口で話をした結果、ターゲット層はスキンケアに対して、“違う自分にしてくれる存在”というよりも、“日常の癒し”“オンとオフのスイッチ”“自分に寄り添う存在”といった印象をもっていることが分かりました。自分もスキンケアアイテムが好きなので、この考え方はなんとなくそうだよねって思いながら、“寄り添う”ということについても話し合いました。

実際、スキンケアをすることが“朝のリラックスに繋がる”“1日の楽しみになっている”などの意見がある一方で、“疲れている中でも、ちゃんとスキンケアをした自分を褒めてあげたくなるよね”など「確かにわかる!」と思うような意見もあって。

スキンケアとは、日々の気分のアップダウンによっても、使う時間帯によってもイメージが変化する、日常と隣り合わせのものなんだなと感じました。疲れた時は本当に面倒くさくなって、朝自分に失望することありますもんね。こういったことから、見る人にどこか身近に感じてもらえるような“日常の中のクリエイティブ”をベースにすることを軸としてコンセプトを考えていきました。」

 

ーーワークショップ、参加してみたかったです!コンセプト考案の段階から社内メンバーを巻き込んでいたことに驚きました。そのワークショップから、最終的に今回のコンセプト「きっと答えは、未来の私が知っている」となったんですね。

奥野「そうですね。そこからBeginのブランドコンセプトである“きっかけやはじまりを与えられる存在”を、どうしたら日常のクリエイティブの中で共感、理解してもらえるのかを考えながらプロモーションコンセプトを検討していきました。

また、“日常を描いたもので、今の20代はどこに共感するのか”についてもワークショップの中で話していました。過去の自分と重ねることができるようなものや、些細な日常をあえて言葉にしてくれる歌や映画のようなものに共感するという意見が出て、特に歌については僕もわかるなあって思っていました。当たり前のこと過ぎて誰も歌ってこなかったことをあえて声を大きく高らかに歌ってくれるバンドやアーティストって、本当に支えになってくれて、沁みますよね。

あとは、“青春映画などを観るとなぜあんなに感動するのか?”という話も出てきましたね。“今の自分からすると小さい些細な悩みだなって思えるかもしれないけれど、高校生の自分たちにとっては、学校が世界で、どんな悩みでも本気で悩んで、全力で生きていたから、そこに情熱や込み上げるものを感じるからかも”という意見にまとまって、過去の自分をみて今の自分を考えるみたいな今回のコンセプトのきっかけをもらいました。

“今を生きる自分からみたら、未熟な過去でも、当時の自分はきっと本気だった。”そして今自分が生きている現在も、この先も続く未来からみたら過去になるとしたら、昔の自分ができたのなら今の自分も本気になれるはずで、未来の自分にバトンを繋げるというイメージを考えました。今の自分が過去の自分の頑張りを知っているように、未来の自分がきっと現在の自分の頑張りの答えを知っているというような。」

 

ーーコンセプトからすごく作り込まれているんですね!このコンセプトを実際にご提案された時のお客様の反応はいかがでしたか?

奥野「良い感じでした。時間軸が込み入ったコンセプトだったので、企画書も細かく段階ごとにご説明しました。少し難解なコンセプトでも、決めた経緯や意図を伝えることができて良かったです。」

 

ーーたしかに。一見複雑なコンセプトですが、全てに意図があるのがとても素敵だなと感じます。コンセプトが決定し、いざクライアントや制作スタッフと映像を作る中で心がけていたことはありますか?

奥野「安心感をもってもらえる存在になることを大切にしてました。どの案件でも言えることなのですが、企画の段階から撮影現場などでも、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作ることを心がけています。直接意見を言ってもらいやすい存在、頼ってもらえるような存在になれるように意識してます。

今回は特に、クライアントにとって初めての映像制作だったこともあり、キックオフの段階で“一緒に作っていきましょう”ということを伝えていましたね。実際に、受注後も提案した企画通りに進めるのではなく、意見を伺ったりアイデアを構成に入れてみたり、対話しながら進めていきました。

制作スタッフについても、安心して作業してもらえるように丁寧に説明して、クライアントについてやストーリーの主人公の特性、コンセプトの背景まで、案件の概要としての一言では分かりにくい部分まで密に伝えるようにしていましたね。」

 

ーーすごく安心感がありますね。コンセプト考案の段階から制作段階まで、クライアントや制作スタッフとの対話を繰り返しているのがとても印象的です。最終的に完成した映像について、特にこだわったところはどこですか?

奥野「今回の制作では、クライアントから“Begin、始まりであるということ”を捉えた映像にしたいという点についてご要望をいただいていたので、そのメッセージを伝えられるストーリーにすることにこだわっています。」

 

ーー完成した作品について、クライアントの声はいかがでしたか?

奥野「とても喜んでくれました。“ブランドの想いを理解して、実現していただき感動した”という言葉をいただくことができました。対話を続けながら制作を進めることができたので、良い映像を作ることができたのではないかなと感じます。」

 

これからエレファントストーンで挑戦したいこと

ーー最後に、奥野さんがこれから挑戦したいことについてお伺いしたいです。

奥野「具体的に“こんな案件がやりたい!”というものは無いのですが、より大きな形で“残る”プロモーションに携わっていきたいです。例えば、映像だけでなくWebも用いたものなどです。作って終わりではなく、形としても観る人の心にも“残る”プロモーションをしていきたいと考えています。

 

最後に

今回のインタビューでは、奥野さんのクライアントに対して向き合う姿勢や相手を思いやる気持ちをお伝えすることができたかなと思います。奥野さんの「クライアントや制作スタッフと“一緒に”映像を作りたい」という言葉が印象的でした。

“社員の想いを象る”シリーズ第二弾も楽しみにしていただけますと嬉しいです!

この記事を書いた人

渋井美香
エレファントストーンの経営戦略室 企画課に所属。

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