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プロの映像クリエイターがおすすめする書籍15選

プロの映像クリエイターがおすすめする書籍15選

こんにちは! エレファントストーンの秋山です。

エレファントストーンで働く映像クリエイターにおすすめの書籍を聞いてみたところ、映像技術や表現・デザイン、ビジネス、小説、漫画といったさまざまなジャンルから回答があがってきました。年末年始のまとまった時間を読書に充てようと考えている皆さん、参考にご覧ください。

映像技術関連の書籍

SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 (ブレイク・スナイダー)

ディレクター 飯田惟央希
ストーリーをしっかり作りたいという方におすすめです。

著者の皮肉や例えが面白く、楽しみながら読めます。また、ヒットしている脚本を著者が分析して書いているので論理的で納得がいきます。

Filmmaker’s Eye -映画のシーンに学ぶ構図と撮影術:原則とその破り方- (グスタボ・メルカード)

ディレクター 真木千鶴
カットの名称ごとに映画のワンシーンを使い解説してくれる一冊です。

名称だけでなく画面の作り方も理論的に分解・解説してくれるので、画面を作る時どこに注視すればいいのか、意図的に作ればいいのかを高度な実例から学ぶことができます。これで画面の見方が変わりました。

映像制作モダンベーシック教本 (鈴木佑介)

ディレクター 嶺隼樹
実は同じ逗子在住なのですが、著名な映像作家でイベントでの登壇も多い鈴木さんの初の著書となる教本です。

非常に網羅的かつ本当に現場目線での知識に基づいてまとめられており、一冊読むと映像制作の工程の上流から下流まで学べ、自分から見ても非常に良い本だと思いました。これから映像を勉強しようと思っている人はもちろん、いまプロとして仕事をしている人にもおすすめしたいです。

一人でもできる映画の撮り方 (西村雄一郎)

ディレクター 山口明宏
最近ではないのですが、かなり昔、自分が映像を始めるときに本屋でかなりの書籍を立ち読みして吟味した末に購入した本。

一言でいうと映像(映画)制作の基本を「網羅」。

全然映像について知らなかったとき、ディレクターとして、映像全体の知識をつけるのにかなり役立ちました(映画やPR系の映像向きかと思います)。ただ概要だけでなく、すぐに実践するための情報も考えて書かれていてよかったです。

Amazonのレビューにもある通り、今読むと機材など古い情報はあると思いますが、そもそもの原理や、映像を作る上での必要なこと、スタッフの重要性などは変わらない部分はまだまだ多いと思います。

表現・デザイン関連の書籍

失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック (新聞労連ジェンダー表現ガイドブック編集チーム)

エディター 坂内七菜
広告やSNSなどで表現・発信をする人たちに向けた、ジェンダー表現の手引き書的な一冊。

男女問わず、表現の仕事をしているなら(していなくても、誰でも発信者になれる時代なので)、 基礎知識として読んでおきたい本です。
現役新聞記者が有志で集まって自発的に制作したそうで、しっかりとした内容ながらも読みやすいです。おすすめです!

誰のためのデザイン? (D.A.ノーマン)

アジアパートナー事業担当 辰巳貴廣
デザイナーではなく誰かに何かを提供するすべての人のための本。一言で言うなら「使いやすさ」のマニュアル。

もようのゆらい (野瀬奈津子)

エディター 飯田詩織
名前の通り模様の由来と模様がたくさん載っているものです。デザインを組む際に読むと頭がリセットされます。

普段よく見る模様にこんな物語があったのかと思うとわくわくして楽しいです! おすすめです!

絵本作家のアトリエ (福音館書店母の友編集部)

エディター 西堀菜々子
ジャンルは違うけど、ものを作る人の作業環境を見て、自分の机のレイアウトを変えてみたりするのは楽しいです!

ビジネス書

漫画でわかるWebマーケティング (村上佳代)

プロデューサー 小林真生
KPIってなんぞや……?という状況から読み始めたのですが、漫画でわかりやすく学ぶことができました!

実際に「認知度アップの施策をやったら申し込み数アップの成果はなかった……」など普段の業務でもありそうな失敗も書いてあるのが本格的だな〜と思いました。

自分の仕事をつくる (西村佳哲)

プロデューサー 美谷島諒
仕事とは何かを、パタゴニア社やデザイン会社など仕事に打ち込まれている人たちのインタビューから明らかにしていく本です。

自分が生み出す仕事。パッショナブルブックです。

エフォートレス思考 (グレッグ・マキューン)

エディター 楠美雄平
映像クリエイターに限らずなのですが、仕事をする上で大事なことがたくさん学べる本だと思いました!

アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方 (仲山進也)

ディレクター 山部哲也
「アオアシ」というサッカー漫画がベースになったビジネス本ってところが最高です。

「思考力」や「自律」がテーマになっている内容なのでビジネスシーンに役立つという点と、「アオアシ」の名シーンを振り返りながら展開されるので漫画ファンであれば楽しみながら読み進められる点がおすすめです!

自分が普段からぼんやりと考えていたことがはっきりと言語化されていた内容だったのでとても共感しまくりました。ちなみにどのくらいハマったかというと、3回くらい読み返した後、内容をほとんど書き起こして頭にインストールしたくらいハマりました(笑)

漫画

ファイアパンチ (藤本タツキ)

エディター 松田夏紀
チェンソーマンで有名な漫画家の藤本タツキさんの漫画です。
読むと「天才っているんだなぁ」という気分になれます。

うる星やつら 復刻版 (高橋 留美子)

エディター 横山勇樹
アニメと楽しみながら読んでます笑

小説

此の世の果ての殺人 (荒木あかね)

エディター 横山勇樹
何かしらの受賞作か漫画しか読まないので参考にはなりませんが、とりあえず今年読んだ本のなかでマックス楽しかったのがこのミステリー小説でした。江戸川乱歩賞受賞。ゲームクリエイターの小島秀夫も勧めてました。

 

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1年の締めくくり、あるいは新年の幕開けのお供にできそうな本はありましたか?個人的には、クリエイターの皆さんの推しコメントも相まってどの本も気になっちゃいました。

次回の「プロのクリエイターがおすすめする○○シリーズ」も楽しみにしていてください!

この記事を書いた人

秋山真衣
エレファントストーンの経営戦略室 ブランドマネジメント課 マネージャー

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