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オンラインの映像プラットフォーム「OVP」って知ってる?
『Market Watch』は3日、2026年までオンラインの映像プラットフォームはより伸びていくだろうとするレポートを紹介しました。
オンラインの映像プラットフォーム(通称:OVP)は『360marketupdates』によってこう定義づけられています。コンテンツ管理システム(CMS)があり、ユーザーはログインしてコンテンツを追加したり、ビデオをアップロードしたり、収益化計画を設定したり、ビデオ分析を表示したり、ビデオの総再生時間、ビデオの総数などのビデオパフォーマンスの詳細な分析を表示したりできます。
そして多くのOVPが、エンドユーザーがビデオを視聴できるカスタマイズされたビデオプレーヤー、Webサイトに埋め込むことができるサードパーティのビデオプレーヤーを提供しています。
多くの企業がOVPに依存する
つまりは、YouTubeのようなプラットフォームです。例えば、Brightcove、Piksel、IBM Cloud Videoなどがあります。『Market Watch』は企業、メディア、およびエンターテインメント企業は、スケーラブルな方法でビデオコンテンツを管理、公開、および収益化するためにOVPソリューションにますます依存していくだろう、と述べています。
とうに、2019年のグローバルオンラインビデオプラットフォームの市場規模は1億6,520万ドルですが、この勢いはとどまることを知らず、2026年末までに3億6,220万ドルに達し、2021〜2026年のCAGR(年平均成長率)は16.1%になると予測されています。
SaaSが主流に
次に、オンラインの映像プラットフォームはいくつかの分類に分けられることができます。SaaSモデル、DIYモデル、UGC(ユーザーが動画を作成する)モデルなどです。例えば、UGCモデルでいえばYouTubeのようなものと想像すればいいでしょうか。
今回取り上げるのがSaaSというタイプです。有料のサービスとしてのソフトウェア『Software as a Service』の略で日本語ではサースと読みます。かつてソフトウェアはパッケージを購入してインストールして……というものでしたが、現在はクラウド上でそれを実行することができます。
例えば、Adobeは『Photoshop』などのソフトウェアをかつては高い価格で売っていましたが、現在はクラウドにすることで毎月いくらという価格を取ることに変更しています。ユーザーにとっては一見安く、そして常に最新版を使えるメリットがあります。簡単にいうと毎月の課金であるサブスクリプションです。
例えば、YouTubeにしてもNetflixにしても、映像・動画を誰がアップロードするのかの違いはありますが、ユーザーに毎月課金するプランを提供しています。形は違いますが、多くのOVPは同じように毎月の課金スタイルをおこなっています。
ライブストリーミングが主流
『dacast』は指摘しています。YouTubeやInstagramはライブストリーミングの機能を提供していますが、ビジネスや真面目な放送局が必要とする多くの主要な機能はありません。どちらにも重要な制限があります。さらに、学校や企業では組織内のPCでYouTubeや各種SNSが閲覧できないように設定されていたりもします。そのために独自のプラットフォームを用意する必要があります。
主要地域
このレポートでは「北米、ヨーロッパ、中国、日本、東南アジア、インド、中南米」の7つの地域または国について調査がされています。つまり、この7つのエリアがもっとも動画・映像のプラットフォームが盛んな国ということになります。意外だと思われるのはインドですが急速に伸びていて、ヒンドゥー語のコンテンツも盛んだそうです。
では、実際に有名なサービスに何があるか次回見て行きましょう。