SPECIAL
対談:日本ストリートサッカー協会 畑中崇様×エレファントストーン 川畑直人【bacter】
第3のサッカー「ストリートサッカー」のPV映像作品『STREET FOOTBALL』。
今回は本作の制作にご協力いただいた、一般社団法人日本ストリートサッカー協会の代表理事 畑中崇様にご参加いただき、本作の監督を務めた川畑直人との対談を実施。
PVの制作過程や完成後の反響などについて振り返りました。
畑中崇 様
年齢、性別、国籍を超えて楽しめるストリートサッカーに魅せられて、永らく務めていた会社を退職。2018年8月22日に一般社団法人日本ストリートサッカー協会を設立し、現在、代表理事として、ストリートサッカーの普及と競技化に努めている。
川畑直人
1989年埼玉県出身。2017年にエレファントストーンに入社。趣味はサッカー観戦(特に高校サッカー・欧州サッカー好き)。
日本ストリートサッカー協会×bacterの経緯
川畑「今回、プロデューサーという立場からbacterの企画を提案したのは僕が初めてでした。ずっとサッカーをやってきたので、映像業界に入ったからにはプレーヤー目線の映像を制作してみたかったんです。でも、サッカーの映像は有り触れているし、フットサルも知れ渡っているな、と。
そんな時、YouTubeでストリートサッカーの世界的に有名な選手の映像を見て、『すごい』『この競技なんだろう?』というところから興味を持ちはじめ、ストリートサッカーの存在を知りました。
調べていたら協会のホームページにたどり着き、問い合わせをして、畑中さんにお会いさせていただきました」
畑中様(以下、畑中)「日本では1人対1人のストリートサッカーは、まだまだ認知が低いです。国内で普及するよう、大会開催やイベント出展はもちろん、ツールの制作や協会の仕組みづくりまで試行錯誤を重ねています。
ただ、今回のような本格的なPV制作までは中々着手できずにいたので、制作していただき本当に有難いかぎりです」
川畑「普段は営業のような仕事をしているので、bacterの映像も”今後につながるようなものを作りたい”と考えていました。
お互いがWin-Winになるような関係を望んでいたので、畑中さんのストリートサッカーに対する熱い想いを伺って、”これだ!”って思いましたね」
世界で活躍する若い選手が出演
川畑「撮影は目白にあるスタジオで行いました。あのスタジオ、あの雰囲気、そして黒いケージ。撮影をしながら、間違いなくかっこいい映像になると思いました」
畑中「なかなか国内では見ないセレクトでした」
川畑「”ストリートサッカー”なので、街中で撮影をしてストリート感を出そうかとも考えたのですが、そこまでしなくてもいい画が撮れるだろうなって」
畑中「どうしても、落書きとかの前でやるようなイメージがありますからね」
川畑「そうなんです。そうするとストリート感が強く出すぎてしまうので、屋内でもかっこよく撮れる場所を探しました。
あと、若い選手を集めていただいたので、具体的な指示は出さずに自由にプレーをしてもらいながら撮影をするスタイルにしたのも正解だったと思います」
畑中「緊張している選手もいましたが、”自分ができることを最大限にやろう”という気持ちで臨んでくれていました」
川畑「初めて生のストリートサッカーを観ましたが、選手たちの上手さには驚きました! 撮影に参加したスタッフたちもみんなサッカーが好きだったので、もう夢中になってましたね。
普段の仕事ではなかなか味わえない楽しさがありました」
畑中「みんなの想いやベクトルが同じ方向に向いていた気がしました。中には、大阪や長野など遠方から参加してくれた選手もいます。それだけの価値はあったのではないでしょうか」
”魅せる”映像が完成した
畑中「完成したPVを観て、率直にめちゃくちゃかっこいいと思いましたね。
私たちが本腰を入れてストリートサッカーをアピールしていきたい、広めていきたいという姿勢を見せるには、もってこいの映像になりました」
川畑「『ストリートサッカーって何なの?』という目線で見られてしまうと、よく分からない映像になっているかもしれません。
でも、説明的ではなくて、あくまでも
『日本の若い選手がこんなにかっこいいプレーができる』
『これがストリートサッカーだ』
ということを伝えたかったんです」
畑中「本当に人に伝えやすくなりました。
体験に来る方に『ストリートサッカーってどういうものですか?』と聞かれた時に、言葉でルールを説明するよりも、映像を観てもらうことのほうがイメージが伝わりやすいんですよ。
映像で魅せて、惹きつける。
そういう位置付けのものが今まではなかったので、非常によかったです」
夢はストリートサッカーのオリンピック競技化
畑中「ストリートサッカーをオリンピック競技にするのが夢の一つです。話と夢ばかりが大きくなっていきますね。ただ、これまですぐには不可能だと思っていたことも、実現できてきました。
オリンピック競技に必要な条件を揃えるためには、この先何十年もかかるかもしれません。ビジョンは持ち続けていいと思いますし、徐々に近づけていきたいです」
川畑「オリンピックへ向けて活動されていく中で、今回の映像も何か大会などで流していただけたら嬉しいです」
映像制作のエレファントストーンが運営する本メディアZOORELは、映像やクリエイティブにまつわるトレンドやノウハウを発信しています。最新情報は以下のメールマガジンにて更新中。お気軽にご登録ください!