ヘイyo、ラップでプロモーション映像作るのはどうyo

それは3年前、エレファントストーンに入社して数ヶ月が経った頃でした。平日夜に仕事を終え帰り支度をしていると、「イェー、イェー、イェー、美谷島さん、美谷島さん、調子はどうですか、美谷島さん」とリズミカルな口調が聞こえてきました。

隣を見ると、同じプロデューサーのガーフィーこと比嘉さんが話しかけてきたようです。

これが僕とラップとの初めての出会いでした。レペゼン長野、ラッププロデューサーの美谷島です。

ラップって怖くないぜインザハウス

出会いは突然にとよく言ったものですが、本当に突然過ぎて困惑でした。正直面倒臭い。だって、まだ入社半年も経っておらず、ましてほとんど話したことない人からいきなり話しかけられたと思ったら、ラップバトル？　いやいや一足、二足飛びもいいとこだぜ！

でもそこは社会人、先輩のお話はどんな事があってもニコニコ聴くのが流儀。

怒涛の勢いでフロー（ラップ用語。韻を言葉尻で踏みながら歌い回す歌唱法）をかます比嘉さん。

心の声
（やべえ展開だわ、しかもラップって、ヤダ入社したてのことをディスられるの？まだまだ出来ないこと多いけど、そりゃないぜ）

あれ、でも調子はどう？　美谷島さんここから頑張ろうぜ的なポジティブワードしか言ってない……？

多分ちらっと知っている人でも、ラップバトルってなんかお互い罵り合うイメージがありませんか？　そういうラップやバトルもあるんですが、それだけじゃない、相手のことを認めた上で自分のスタンスを伝え高めあっていくラップもあるんですコレが。

比嘉さんは毎回2人っきりになるとバトルを仕掛けて、言いたい方言いやがってコンチクショウとなんやかんや見様見真似で言い返しているうちにあれよあれよと興味が湧いて、入社1年経った頃には夜な夜な呂布カルマのフリースタイルバトルや呂布カルマの音源や呂布カルマのライブ動画を貪る始末。呂布カルマかっけえええええええ！！

ラッププロモーション映像のご紹介

聞き馴染みが良いんですね、ラップって。キャッチーで耳に残るし、言葉の例え方も優れていてむちゃ面白い。ということで、プロモーションビデオやCMにも結構使われています。

そしてぶっちゃけ自分がやるときなんて音程関係ねえ！　バックで流れる音楽に好き勝手合わせて言葉を紡いでいったらそれがラップなんだぜインダハウス！

Hey、yo、紹介かましていくぜ、まず福岡、築上町、ハンドメイドでほっこりするビデオだぜ！

築上町役場「CHIKUJO RAP」

シカにイノシシどんどん増えるが、ホントは人口増やしたい。人口減少超問題。最高のパンチライン（ヒップホップ用語。印象的、衝撃的、自分に響いて刺さる言葉やフレーズのこと）です。

全編結構、自分たちの弱みもボロンとさらけ出しちゃってます。でもそれが聞いているこっちとしたら親近感が湧いてくるポジティブ要素に。

ラップを通せば、恥ずかしがらずに自分たちの町の弱みや強み、全部さらけ出しやすくなる

んですねこれが。

また齢60歳前後のおばあちゃんたちの、間違いなく自分たちの世代はチークダンスを踊っていたはずなのに、弾けるエクザイルチックなダンスを踊っているのも微笑ましくて最高。

町民総出手作り感満載のトータルフットボール。そしてこの音源、韻がほとんどないんです。ラップは、伝えたい熱い想いがあれば韻なんて踏まなくて良いってことが分かります。

続いてこちらはバチバチにラッパーが作詞作曲したクールなビデオ！

『くわなにさくはな』（三重県桑名市）

日本のヒップホップグループRHYMESTERのメンバーMummy-Dが桑名市をグルービーに紹介。桑名っていう地名を「I wanna know」「咲く花の」と意味が通しつつ韻を踏んでいる職人芸がさすが！

軽快なサウンドの中で、歴史情緒や滝などの自然、商店街を練り歩くMummy-Dが観光意欲を刺激

させるぜ。そして2:43〜の美味そうな謎の田楽ちっくな茶色い棒……無茶気になるぜ！

まとめ

そして実はエレファントストーンでも、秋田県横手市の「いぶりがっこ」のにまつわるラップミュージックビデオを制作しています！

意外と身近にプロモーションとして使われているラップ。ラッププロモーションが必要な場合は、ぜひエレファントストーンのラッププロデューサーこと美谷島までお問い合わせください。