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映像プロデューサーが見たこの映像がすごい!【アイドル編】

映像プロデューサーが見たこの映像がすごい!【アイドル編】

初めまして!プロデューサーの小林です。

日々エレファントストーン・アイドル好き社員No.1を磯部さんと安田さんと争っている私ですが、今回はプロデューサー視点から私の経歴と「アイドルさんの映像のここがすごい!」を語っていこうと思います!

まず…私のアイドル愛につきまして

私は大学時代、「UNIDOL」という女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦に出場しておりました。

高校時代に部活の先輩が出場していたため知ったこの大会。
自分たちでチームコンセプトを決めて、セットリストを決めて、衣装を作って、音源を作って、フォーメーションを決めて、照明を決めて…

「大学生がこんなにも自分たちの手で素敵なステージを作れるんだ」ということに感動し、4年間(中止になった以外は)全大会出場して、リーダーとして大学生活を全て捧げていました!

サンリオピューロランドや中野サンプラザなど、憧れだったステージに立つことができたり、自分たちで単独公演をしたりと、一生の仲間と思い出が作れました。

現在は新しく6月に社会人アイドルコピーダンスグループを作り、月に2-3回ステージに立っています。

そして、今まで4年間100曲以上踊る中で、数々の素晴らしいアイドル曲に出会いました。自分で見つけることもあれば、大会で他のチームさんのステージをみて、こんな素敵な曲あったんだ、知らなかった…と悔しく思うことも…!

そんな中最近見つけた私の大好きなMVを紹介します!

AKB48「久しぶりのリップグロス」

一曲目は、AKB48さんの最新シングル「久しぶりのリップグロス」です。この曲はなんと縦型の映像を組み合わせて撮影されています。まるでメンバーを実際に自分で撮影しているように思えます…! 新しい…!

TikTokやインスタグラムのストーリー、YouTubeショートが流行る昨今、そのような媒体でバズるように、今までの「MVは横型」という概念を取っ払って制作している点が素晴らしく感じました。

「映像をつくる」ことが目的ではなく、「映像によって視聴者にさまざまな効果をもたらすこと」が映像をつくる本当の目的だと、プロデューサーになってから深く感じる毎日です。

AKB48さんのMVのように、載せる媒体によって視聴者が見やすい映像をつくることはそのような意味で大事だと思います。

また、縦型になることで人物との距離がグッと近づき、表情などもわかりやすくなっています。私どもも、企業様の採用映像を制作させていただく際に、あえて縦型やスクエアの映像にすることで社員様の表情をわかりやすくすることがあります。

アイドルさんの映像では、やっぱり推しメンの表情を見たいと感じるのがヲタクの性ですよね!(村山 彩希ちゃんかわいい。)

9年間アイドルヲタクとして生きてきてアイドルヲタク枠でエレファントストーンに入社した私(?)の目線からすると、こんなに新しい表現を使用しながらもやっぱり「AKB感」を忘れない、いやむしろ「AKB感」がこんなにも溢れている夏曲…感動でいっぱいです。

AKB48さんが何年間も活動している中で、学生の恋愛の曲から結婚を考えるような恋愛の曲を歌うようになるとは…歴史を感じます。

MVでの可愛くて元気な「AKBらしさ」と長い歴史を感じさせる大人びた歌詞、そして新センター・千葉 恵里ちゃん。新たなAKB48の時代の幕開けを感じるMVです!

でんぱ組.inc「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」

2曲目は、でんぱ組.incさんの「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」という曲です。この曲は新メンバーが加入した際に披露されました。

いつものでんぱ組とは少し違う、優雅なお屋敷のシーンから始まる曲ですが、見ていくと、実は…!?な展開です! 初めて視聴した方も、あっと驚く素敵な映像ですよね!

優雅なお屋敷のシーンにはワンカットの映像手法(=映像の最初から最後までノンストップで撮影し、画面の切り替えを行わない手法のことです。)が使われています。目を離す隙がなく、没入感を与えられるのが特徴です。

制作者の視点からすると途中で動画をスキップされる可能性が低くなり、視聴者に最後まで映像を見てもらえるという利点があります!

プロデューサーの性なのか、どのようなスタジオでどのようなカメラで、どのような企画書で映像を制作したのか気になってしまいます…幻の構成案などあれば見てみたいですね!

また、こちらの映像には”変わることは 変わらないためだから もう 恐れない”という歌詞があります。これは新体制となったでんぱ組.incさんの決意が感じられる歌詞なのではないでしょうか。

変わりゆく時代の中で、変わらないための変化…これは大きな選択だと思います。MVの中にも、いつもと変わらないでんぱ組.incさん恒例の企画が入っていますね!

個人的に、新しいメンバーでこの恒例の企画を行うところに、胸が熱くなりました…

ベイビーレイズJAPAN「夜明けBrand New Days(fallwell and beginning)」

3曲目は、ベイビーレイズJAPANさんの「夜明けBrand New Days(fallwell and beginning)」という曲です。

テレビドラマ「あまちゃん」のアイドル役で「暦の上ではディセンバー」を歌っていたグループがこちらのベイビーレイズJAPANさんです。そして、上記グループの解散後に出されたのがこちらの映像です。

メンバーがそれぞれの思いを抱えながらベビレの代表曲でもあり、アイドル界隈で伝説に残る
「夜明けBrand New Days」という曲を歌う…

(まさに「何でもない世界だってベビレがいれば Shining Days」だったわけです…私たちアイドルヲタクは…)

シンプルな録音風景をメインに撮影した映像ですが、そこには私たちファンを感動させる何か秘められた「想い」があると思うのです。

「想い」は一番シンプルで、なおかつ映像を制作する際に一番重要な部分ですよね。どんなに表現が良い映像を制作しても、伝えたい想いが一ミリも伝わっていない映像では本末転倒です。

この映像は「ベイビーレイズJAPAN」であった彼女たちの姿、ありったけの「想い」を詰め込んで歌う彼女たちの姿をありのまま描いています。

また、最後には感動のあのシーンが出てきます。あの日あの瞬間の力強い拳を見てまた涙が…今もなおアイドル好きに語り継がれるこの名曲。

皆さんもぜひMVをご覧になってこの熱い思いを感じてみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここに載せたのはほんの一部ですが、日本にはたくさんの素敵なアイドルさんのMVがあります! 今回の記事がアイドルさんに興味を持つきっかけや、MVを制作の視点で考えるきっかけになれば幸いです。

私の夢はアイドルさんに関わる映像をつくることなので、これからもいつかその夢を叶えられるように精一杯お客様に寄り添った映像を制作していきたいと思います!

ぜひ、映像をつくりたいという方はお気軽にお声がけくださいませ。

この記事を書いた人

小林真生
エレファントストーン/プロデューサー

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