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世界に向けて発信!大企業の最新Global Brand Movieをお届け

世界に向けて発信!大企業の最新Global Brand Movieをお届け

画像参照:https://innovation.tbs.co.jp/bighat_movie/

経済のベンチマークとされる日経225が予想を上回る伸びを見せるなど、日本企業の躍進が少しずつ目に付くようになった昨今。そんな中、世界に目を向けたブランディングムービー「Global Brand Movie」を公開している大企業が増えてきました。

そこで本記事では、その目的について触れながら、国内大企業のユニークなGlobal Brand Movieを厳選してお届けしていきます!

事例紹介

①株式会社TBSテレビ(TBS)

【映像の目的】
・“東京”にあるコンテンツカンパニーであることを世界へ発信すること

株式会社TBSテレビのGlobal Brand Movieは、25年以上の歴史を持つスポーツ・エンターテインメントの特別番組「SASUKE」の世界観をうまく活用しています。

160以上の国と地域で放映されている同番組は、世界的に知名度の高いコンテンツ。グローバルな目線を強く意識し、TBSが日本の東京にあるコンテンツカンパニーであることを海外の方へ伝えるブランディングムービーになっています。ブランディングムービーを数多く制作しているTBSですが、本作はSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)などの海外イベントで必ず登場するスペシャルな一本です。

また、番組内で考案された障害物レース「SASUKE」がオリンピックの正式種目に採用されたことをきっかけに、2023年11月1日にはその競技の魅力を伝える映像も公開しています。このように、ターゲットや目的による映像の使い分けが巧みな点も、TBSのプロモーション戦略の大きな特徴の一つです。

②本田技研工業株式会社(HONDA)

【映像の目的】
・企業アイデンティティを人気ゲームの世界観を用いてグローバルに発信すること

エンジンやモーターで人々の生活を支える事業ブランド「Honda Power Products」をグローバル展開する本田技研工業株式会社。同社のGlobal Brand Movieは、世界中で人気を博すゲームプラットフォーム「ROBLOX」の独特の世界観を表現しています。

本作の大きな特徴は、動画の中に明確なメッセージが込められていること。一人ひとりの積極的なアクションによって「社会や誰かの役に立ち、喜びや笑顔であふれる世界の原動力になりたい」。そんな想いを、人気ゲームとのコラボによりボーダレスに発信。自由な発想や柔軟さを感じさせてくれるブランディングムービーです。

またHONDAでは、現在“誰かのために動かしたいもの”の「ラクガキ」を募集するグローバルキャンペーン「Honda. Improbable Mobility.」を10月26日~11月27日まで展開しています。こちらのキャンペーンにも注目です。

③京セラ株式会社(京セラ)

【映像の目的】
・企業ブランディングをしつつ、グローバルに活躍できる人材を募集すること

世界市場に向けた京セラの新ブランディングムービーは、世界の最先端技術が集まるアメリカにおいて2023年1月11日から配信をスタートさせています。「エンジニアたちの日々の努力のおかげで今日の社会がある」という想いから制作された同作は、様々な社会課題を解決に導くテクノロジーを支えるエンジニアの素晴らしさにフォーカスした内容になっています。

上記動画の特徴は「We Love Engineers」というタイトルに企業のフィロソフィーが強く表れている点にあります。京セラは創業以来、世界中のエンジニアと共に幅広い製品やソリューションを創造してきた企業です。視聴すると、常識にとらわれない発想でイノベーションを起こすグローバルな人材(エンジニア)を京セラが求めていることがよく分かりますよね。

映像の質が高く独自性が感じられる一方、採用動画の側面も持つプロモーションビデオとしても参考にしたい一本です。

④株式会社日本経済新聞社(日経新聞)

【映像の目的】
・新聞メディアとしてのパーパスを英字を活用しながら全世界にアピールすること

英字出版物である日経アジアの発刊についで、世界的なメディアブランドであるフィナンシャル・タイムズを買収するなど、国際的なプレゼンスを拡大している日本経済新聞社。公式YouTubeチャンネルでは、Global Brand Movie「Better insights for a better world」を2023年9月に公開しています。

「“より良い世界のために、より良い見識”を提供することを目的に、事実に基づいた公平で偏りのないコンテンツを提供する」活字媒体らしいローマ字のテロップを主体としながら、そんな強いメッセージを発する内容になっています。

自社サービスの特徴を具体的に伝えるタイプのブランディングムービーとは異なり、編集自体は極めてシンプルですが、世界最大級の独立系メディアグループとしての強い矜持を感じさせてくれるプロモーションです。

まとめ

企業のブランディングというと、大きな予算を投じてつくられるものが多く、そのコンセプトの選定、メッセージ性も大事になってきます。

今回とりあげた映像はもちろん、ブランディングが得意な会社はまだまだありますので、また紹介していきますね。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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