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シネマ級の演出効果!SFをテーマにした最新CM

シネマ級の演出効果!SFをテーマにした最新CM

画像引用:https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2024/240401_2.html

こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社エレファントストーンです。

近年、アニメや映画から影響を受け、超能力などのSF要素を取り入れた映像表現が注目されています。こうしたコンテンツは、視覚的なインパクトが強く他人とSNSでシェアしたくなる傾向があるため、企業プロモーション動画やブランディングCMでも増加傾向にあります。そこで今回は、SFをテーマにした注目の企業CMをご紹介します!

SFを取り入れているCM事例紹介

1. NAMING. X NAYEON | ZERO GRAVITY COVER FIT CUSHION

「すべての人が自分だけの価値を見つけられる」をコンセプトにナチュラルな美しさを引き出すアイテムが人気のNAMING.(ネーミング)。

TWICEのナヨンがブランドミューズを務める韓国のコスメブランドとしても、Z世代を中心に高い注目を集めています。2024年末に公開された最新のWebCMでは、80年代SF映画のようなダークで幻想的な世界観が話題を呼んでいます。

ワイヤーアクションやスローモーション撮影などの技術が活用することで、レトロフューチャーな雰囲気を演出しています。「ゼログラビティ(無重力)」という製品名にちなみ、不思議な力に目覚めたナヨンが物体を操るシーンがとても印象的ですよね。

ありのままの自分を受け入れ外の世界へ踏み出していくショートストーリーも素晴らしく、映像技術とストーリーテリングを融合させ、製品の特徴とブランドのメッセージを効果的に伝えています。

2. Nidec/ニデック企業CM「究極のモーター ドローン篇」

2025年5月に公開された、NidecのCMが好評です。タイトルに「究極のモーター ドローン篇」とある通り、技術の進化と未来志向をSF的な映像表現と空撮で表現しています。

同社のコア技術であるモーター開発力を、ドローンを通じて“未来を創る力”として描いたビジュアル&ストーリー重視の作品になっています。CGと実写のシームレスな融合が、性能の高さを際立たせていますよね。最新テクノロジーとSF的な演出の親和性の高さを強く感じさせてくれる1本です。

3. 伊藤忠商事「おかげさまで、幸せです」篇

2024年に公開された、伊藤忠商事「おかげさまで、幸せです」篇は、「想いは時空を超えて届く」というコンセプトで、SF的な時空間を想起させる演出が印象的です。宇多田ヒカルさんの新曲『Electricity』をメインに据えたことでも話題になりました。

魔法の望遠鏡をのぞく冒頭シーンには、意外性で一瞬にして視聴者を魅了する映像美がありますよね。宇多田さんが過去・現在・未来を覗くような演出が施されており、視覚効果によって時空を超えた物語が描かれています。

日常の感謝を、地球規模のつながりにまで広げる壮大な視点を提示することで「“おかげさまで”が、地球を回す力になればいいのに」というキャッチコピーを見事に表現しています。

『Electricity』のミュージックビデオにおいても、映像表現や演出にSF的要素が取り入れられているのでぜひチェックしてみてください!

4. 本田技研工業株式会社(Honda)TVCM「MOVE」篇

2024年に公開されたHondaのTVCM「MOVE篇」は、グローバルブランドスローガン“Power of Dreams”に沿った革新的な映像が、世界的な話題を呼んだ作品です。テクノロジーと人間性の融合を描写し、「夢」や「未来」の力を映像的に表現するSF的演出が採用されています。

モビリティを画面の中にあえて映さないことで、Hondaの製品が人間の身体性にいかにパワーを与え続けてきたかを表現。嘘のない、ノンフィクションな表現を追求しており、CGや合成技術を使用しない選択をしている点も本作の評価を高めています。

グローバルに発信された30秒バージョンは、3,000万回近い再生数を獲得し、世界的な反響を巻き起こすことに成功しています。

髪や衣類のなびき方まで計算された緻密な演出は、唯一無二の表現となっています。近未来を感じさせる「高速道路」を舞台としたロケ地の選定や、マジックアワーによる幻想的な空模様など、スケール感のある映像をつくるためのヒントが詰まった1本です。

まとめ

2025年になり、ドラえもんのような世界は少しずつ近くなってきました。それでもなお、SFの世界は常に私たちに先の近未来感を演出します。CMではジャンルを問わずSFの表現が採用されており、世界観の演出に一役買っていることが見えました。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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