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アジア映画の才能が東京に集結。「第26回 東京フィルメックス」11/21〜30開催!

アジア映画の才能が東京に集結。「第26回 東京フィルメックス」11/21〜30開催!

画像引用:https://filmex.jp/program/fc/fc2.html

こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社エレファントストーンです。

さまざまなイベントで賑わう芸術の秋。世界各国の名作が集結する映画祭は、普段目にすることのできない映像表現に触れる絶好の機会です。

そこで、本記事ではアジア映画の祭典として国際的な注目を集める第26回「東京フィルメックス」をご紹介します!

東京フィルメックスについて

2000年に設立された「東京フィルメックス」は、“For The Bright Future of CINEMA ─ 映画の未来へ”をキーワードに、個性あふれるアジアの作品を東京から世界へ発信している国際映画祭です。

東京フィルメックス 3つの見どころ

1 .最先端のアジア映画が集結

本映画祭の最大の魅力は、アジアの新興監督たちのフレッシュで創造性豊かな作品をコンペティション部門で紹介することです。今年のコンペティション部門では、中国、インド、シンガポール、イラン、パレスチナなど、アジアのいまを伝える10作品が集結。

各国の映画監督たちが、それぞれどのように現代社会の問題に向き合っているのか。要注目です。

2. インタラクティブな仕掛けが満載

東京フィルメックスは、単に映画を見るだけでなく、観客が積極的に参加できる仕掛けを数多く用意しています。ボランティアスタッフや映画祭の魅力を伝えるレポーターも公募することで、映画ファン同士のコミュニティが形成されています。

映画上映後のQ&Aやトークイベントも充実しており、監督の肉声や作品の裏側を直接聞くことができます。

3. 多彩なラインナップ

コンペティション以外にも、世界の映画祭で話題になった作品や、ここが世界初上映となる最新作やドキュメンタリーなど、そのラインナップは実に多岐に渡っています。今年はプレイベントとして香港のM+美術館が修復したクラシック作品を上映。
香港ニューウェーブの修復版上映や特別招待作品をはじめ、多彩なプログラムで新旧の映画をつなぐ機会を提供しています。

開催概要

[日程]2025年11月21日(金)~11月30日(日)

[会場]有楽町朝日ホール/ヒューマントラストシネマ有楽町

[チケット]購入方法は、現地販売とオンライン販売(11月6日正午〜)の2種類です。有楽町朝日ホールでは窓口での販売はありません。全てオンラインチケットサービス「LivePocket」を通してのご購入になります。

ヒューマントラストシネマ有楽町では、劇場オンラインまたは劇場窓口でのチケット販売を実施。詳細は下記の公式サイトをご確認ください。

 

東京フィルメックス おすすめ作品

1. 『大地に生きる』(中国)

クロージング作品に選出されたフオ・モン監督の『大地に生きる』は、急速に変化する1990年代初頭の中国農村部を10歳の少年の目から見つめた長編映画です。

本作の最大の魅力は、画面いっぱいに広がる中国田舎の広大な風景です。風景をキャラクターの一部として映しとった映像は、中国伝統的な「山水画」のような詩情を感じる唯一無二のもの。

手持ちカメラと自然光の多用から生み出された「本物の中国の田舎」の景色は必見です!

2. 『ヒューマン・リソース / Human Resource』(タイ)

タイ映画『ヒューマン・リソース / Human Resource』は、グローバルなテーマである少子化をテーマに、人事部門で働く女性の視点から個人を消耗品と見なす現代の企業文化を描いた作品です。

注目したいのは、冷酷な現実を、エキゾチックな要素を排除したリアリズムと抑制されたトーンの描写です。フレームの隅々まで気を配られた映画的な豊かさと共に、現代社会への鋭利な眼差しを持った1本です。

3. 『手に魂を込め、歩いてみれば』(パレスチナ)

『手に魂を込め、歩いてみれば』は、今年4月のガザ空爆で命を奪われた24歳のパレスチナ人ジャーナリストがイラン出身の女性監督と交わした映像書簡です。

1年にわたるビデオ通話を通じて紡がれた、比類なきドキュメンタリー。スマホ越しにガザの様子を伝えた風景描写の評価も高く、異国情緒ただよう映像は、見るものに豊かなインスピレーションを与えてくれるはず。

ぜひ、スクリーンで味わいたい作品の一つです。

まとめ

今年も数々の映画祭が開かれるシーズンになりました。その中でもアジアの作品を紹介する東京フィルメックスは、優れた映画を通じた異文化交流を目指し、アジアの創造性に溢れ、多様性豊かな作り手を応援することを目的に2000年から始まりました。

私たち日本の位置するアジアをベースにした映画祭をぜひお楽しみください。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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