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誰でもできる「Vlog」の始め方(撮影、編集編)

誰でもできる「Vlog」の始め方(撮影、編集編)

先日、『DIGITAL TRENDS』より誰でもできる「Vlog」の作り方として、「撮影をするまでの準備編」を紹介した。今回も同様に「Fake it till you make it! How to shoot and edit amateur vlogs that look pro」(By Daven Mathies)の記事を意訳・要約したものだ。いざ「撮影」に挑もう。

撮影の注意点

撮影を始める前に、場所を確認しよう。いい照明が当たる場所を見つけたらすぐに撮影せずに準備をする必要がある。空白な壁や雑然とした背景にならないように気を配ること。個性をアピールするために、写真やポスター、撮影のテーマとなる何か小物を置くことも大事だ。

カメラの位置をほんの少しずらしたりズームしたりするだけで、劇的に変化することがある。不要なオブジェクトをカメラのフレームから切ることができる。

屋外で撮影するときは、背景に直射日光が当たらないように注意しよう。雑多な街の様子や送電線が背景に入らないように気を配ろう。ストーリーを説明するためのカットを別に撮影しよう。特に、単純な別撮りでのカットは非常に役に立つ。スライダーもプロ並みの、左右の動きを達成するための素晴らしいツールだ。

カメラを固定するにはいい三脚をおすすめするが、ない場合は本の山、高いテーブルやイスの上においてもいい。とはいえ、小型なカメラやスマホでは現在安価で優秀な三脚がたくさんある。

首にかけるカメラのストラップも煩わしいかもしれないが、動き回るときにカメラを安定させてくれる。

カメラの設定

最近のカメラはフレームレートの設定が細かくできる。毎秒24(または23.98)フレームが映画の標準、テレビやビデオでは30フレームが基準である。多くのカメラでは60fpsまでをカバーし、YouTubeでもサポートしているが、あまり役には立たないだろう。

マニュアルのモードではフレームレートに合わせてシャッターの速度を変える。例えば、24 fpsでは1/50、30 fpsでは1/60、60 fpsでは1/120である。あえてそれを外すことで我々はシャッタースピードで遊んで変化をつけることもできる。

解像度に関しては、フルHD(1,920×1,080)で全く問題ないはず。4Kはパソコンやカメラのメモリーカードの容量を大量に消費するので注意したい。

明るい光がたくさんある場合は、ISO感度を低く(100〜200)設定する必要がある。ただし、室内灯のように周囲の光を扱う場合はそれより上でもよい。あなたのカメラが非常にいいISO感度を持っていない限り、800以上にはならないだろう。

絞りで背景をぼかすかハッキリと移すかコントロールしよう。いいバランスはおよそf / 5.6-f / 8だ。これは一眼レフカメラがあるのであれば、スマホや安価なコンデジと比べての強みの一つだ。

動画編集

動画を撮影したらすぐそのまま出すのではなく動画を編集する必要がある。動画の編集というと『Adobe Premier Pro』のような高価なソフトを想像するかもしれないが、『DaVinci Resolve』でさえ優秀な無料版があるし、『iMovie』でも問題がない。Vlogでは必要以上の手間をかけた編集をするのではなく、手間のかからない編集作業、基本から始めてほしい。

どのようなソフトウェアを使うにしても「ホットキー」という機能を学んでほしい。なるべくマウスに触る回数を減らして効率的にしたい。編集に関しても“シンプル”にして。不必要な変化、効果を避けるべきだ。これらは、制作者にとっては魅力的ですが、見る側としては気を散らすからだ。しかし、シンプルとは退屈という意味ではない。適切なペース、効果的に他で撮った画を使う。

基本的には、動画は短ければ短いほどいい。なので、カットを恐れてはならない。近くに友人や家族がいるならば、作った動画をプレビューして、もし彼らが退屈だと思うならば思い切って動画を一部カットしよう。

時には学びのために、YouTubeにさっさとアップロードしてしまうのも有効な手だ。ユーザーが建設的な意見や批評を言うだろう。今、有名なYouTuberでも最初はそんなに大した動画ではなかったはずで、徐々に洗練されていったのだ。

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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