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新しい可能性が拡大中「リモートワーク」で生み出された映像作品

新しい可能性が拡大中「リモートワーク」で生み出された映像作品

こんにちは。ディレクターの安田です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業やブランドが映像制作を断念せざるを得ないという状況にあると思います。感染リスクを伴うという理由で撮影の延期や中止などを余儀されており、企画自体がストップしてしまう事案も少なくありません。

映像制作者を取り巻く状況は悪くなるばかりですが、そんな逆境に負けじと、クリエーターたちは日々アイデアを振り絞って映像作品を生み出しています。そこで今回は、感染リスクを乗り越え「リモートワーク」によって映像制作を実現した作品たちを紹介していきたいと思います。

企画からわずか8日間で完成!全工程をテレワークで作り上げたMV

6人組のアイドルグループ「でんぱ組.inc」の新曲「なんと!世界公認 引きこもり!」のMV。企画からわずか8日間、メンバー、クリエイター陣、ファンが一丸となりテレワークで作り上げた作品となっています。

このMVの凄いところは、企画から8日で完成させてしまったというスピードはもちろん、特筆すべきは、なんとスタッフ全員が一度も集まることなく、すべてリモートで完結させ制作を実現したという点。さらに、ちゃんと(?)オタクも巻き込んで作ってしまっているのが本当にすごい。(※ファンから寄せられた大量のコーラス音源やイラストも使用されている)楽曲自体もオンライン上で制作されています。

かつてマイナス要素として「引きこもり」を歌にしていたでんぱ組が、「引きこもり」を武器にした作品を作ってしまうという・・・涙腺が緩みますね。

作品の制作過程がnoteにまとめられていますので是非ご覧ください。:でんぱ組.inc伝説を作った人たち

みんながリモートでフリーライブ配信

5人組ヒップホップアイドルユニット「lyrical school (リリカルスクール)」によるリモートライブ配信の映像。メンバーそれぞれが撮影したものを編集して音と画面を合わせており、リアルタイムで繋ぐのではなく、別撮りしたものを組み合わせたものです。

ライブができないのはバンドもアイドルも一緒。これは新しいライブ活動の形の一つではないでしょうか。構図も綺麗なのでMVとしても成立できる完成度となっています。

Vol.2も配信されているのでそちらもどうぞ!

続いて紹介するのは、個人的にいま一番推しているアイドルグループ、ハロー!プロジェクトの末っ子グループ「BEYOOOOONDS」のメジャーデビューシングル『眼鏡の男の子』の在宅バージョン

メンバーが多いグループならではの画面構成と、PVやライブでは見ることのできない在宅時のリラックスした姿や表情など見ることができるので最高です。本当に多芸多才なアイドルグループですね。ボイスパーカッションを披露するメンバーがいることに驚きます。今まで気づくことができなかった推しメンの新たな魅力を見つけられるでしょう。

オリジナルのMVも是非ご覧ください。こちらも各メンバーの魅力に溢れた名作MVとなっています。

▼BEYOOOOONDS『眼鏡の男の子』

「完全リモート」で制作決定!短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦』

最後に紹介するのは新たな映画製作の企画です。インディーズ映画でありながら口コミで国内外の映画賞を獲るまでになった大ヒット作『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が新しい企画をスタートさせました。

この企画はコロナの影響で撮影ができないということで、スタッフやキャストが一度も会わずに、完全リモートで短編映画を作るというプロジェクト。4月末~5月初旬の完成を目指し、完成次第YouTubeにて無料配信を予定している模様です。

Twitterでは随時製作状況が更新されています。ここ最近暗い話題ばかりの映画界にはこのような前向きな動きが必要ですね。

そして、完成した本編がこちらです!

制約があるからこそイノベーションは生まれる

このフレーズを何処かで耳にしたことがあると思います。

今の状況を乗り越えてこそ新たな映像の可能性が広がっているのではないでしょうか。いつまでも下を向いてちゃいけないですね。みなさんもアイデアとスピードで逆境を乗り越えた映像作品を見つけてみてください!

この記事を書いた人

安田瑛己
エレファントストーンのディレクター。1987年生まれ、東京都出身。

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