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「映像制作」の助成金・補助金一覧(2020年秋版)
街の景色は、すっかり秋模様に変わっています。
今年のサマーシーズンは、筆者も楽しみにしていた音楽フェスや地域の祭りが軒並み開催中止となり、消化不良な夏の日々を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響によって、多くの芸術・文化活動が困難な状況に直面しており、音楽、演劇、舞踏等のライブ公演を映像コンテンツ化することで資金を工面する動きが活発になっていますが、それに伴い各種自治体・業界団体から経済的なサポートを受けられる事業もいくつか始まっています。
そこで今回は、映像コンテンツの制作および発信にあたって活用可能な助成金・補助金に関する事例を三つほどご紹介いたします。
WEB映像制作・発信をサポート。兵庫県の事例
対象者: 兵庫県を拠点としてクリエイティブな活動をする個人・団体
補助額: 5万円
公募時期: 令和2年5月22日から7月31日 (終了済み)
芸術文化活動機会促進動画配信事業[概要]
兵庫県では、県内を活動拠点とする個人・団体を対象に映像・動画コンテンツをWEB上に掲載発信するための経費の一部(5万円)を支援する「芸術文化活動機会促進動画配信事業」をスタートさせています。
公募はすでに終了していますが、来年の3月31日までに実施が完了する音楽・演劇・舞踏等の公演、美術作品等の展示、メディア芸術の発表、文芸作品などのWEB映像の発信に対するサポートとなっており、自治体が個人のクリエイターを支援するモデルケースとしてこのような形の支援が今後も継続的に広範な地域で実施されることが期待されます。
デジタル配信向けブランディング映像制作をサポート
対象者: デジタル配信を目的とするブランディング映像制作を行う法人・団体
補助額: 最大で1,000万円
応募時期: 2020年3月31日〜10月30日(金)
コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金(J-LOD) [概要]
こちらは以前の記事でもご紹介したものですが、経済産業省が行っている「J-LOD(ジェイロッド)」では、ブランディング映像制作を行う個人・法人に対して補助金を支援しています。
当事業のポイントは、企業ブランディングのために制作する映像コンテンツの中でも、サポート対象をデジタル配信を念頭に置いたものに限定していることです。つまり、テレビ向けの映像コンテンツではダメです。
その背景には、コンテンツ消費の中心媒体がテレビからインターネットへ移行した現代において裾野拡大のため新しい流通市場を創出しようという「J-LOD」のねらいがあります。
今月末まで公募を行っており、応募要件や申請書記載についての詳細を前の記事でご紹介しているのでぜひそちらも併せてご確認ください。
J-LODが最大1,000万円までブランディング映像制作の経費を補助!申請時の6つのポイントとは?
ライブ公演の映像コンテンツをサポート
対象者: 新型コロナウイルスの影響によって国内外でのライブ公演の延期・中止を余儀なくされ、かつ今後に新たなライブ公演の実施を予定している事業者
補助額: 上限で5,000万円(経費の1/2)
公募時期: 2020年5月27日よりスタート。補助金の予算がなくなり次第終了(申請可能な公演日は2022年2月28日までに事業完了するもの)
[概要]
上記の経済産業省が行っている事業「J-LOD」では、新型コロナウイルスの蔓延によって延期・中止となったライブ公演の事業者をサポートする「需要創出促進事業費補助金」も支援してくれています。
当事業のポイントは、国内で行うライブ公演の収録映像を活用した動画を海外へ向けて発信する事業を対象の要件としていること。
過去の延期・中止になった公演に対して補助金を支援するのではなく、今後実施するライブ公演およびその収録映像を活用した映像・動画の制作・配信費用の一部を補助する未来志向の事業となっている点も重要です。そう、ここでも映像配信ということで肝となってきます。
補助金の上限が5,000万円とかなり大きなサポートなので、ライブコンテンツの事業者の方はぜひ下記ホームページで詳細をチェックしてみてください。