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デリバリーバイクにデジタルサイネージ。街を走りながら宣伝を!

デリバリーバイクにデジタルサイネージ。街を走りながら宣伝を!

画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000117485.html

近年、おうち時間を快適に過ごすために“デリバリー”の活用頻度が増えたという方は多いのではないでしょうか?

Uber Eatsは2020年8月には180万人/月だった利用者が、2021年8月には400万人/月と2倍以上ユーザー数が増加しています。さらに、自宅での食事が増えたことで、デリバリー単体で見ても市場規模は2019年は4,183億円だったのに対し、2020年には6,264億円へと躍進しています。

既存の出前館Uber Eatsをはじめ、menuなど複数の新規サービスが参入。今では日用品を届けるサービスも誕生し、デリバリーサービスは戦国時代を迎えています。

さて、出前に使うデリバリーバイクには、料理などの荷物を入れるための大きい荷台があります。そのデリバリーバイクの「食事」を入れる部分にデジタルサイネージを設置サービスが登場しました。IKCS株式会社の「キューブォ(Q-buho)」といいます。

新時代のモビリティデジタルサイネージを掲げる「キューブォ」とは一体何でしょうか。紹介します。


引用:PR TIMES

デリバリーバイクにもデジタルサイネージを。キューブォとは?

近年、トラックやタクシーなど乗り物でサイネージが活用される場面が増えてきましたが、小型のバイクにデジタルサイネージを搭載するキューブォが登場しました。

サービスを展開するIKCS株式会社が配信したプレスリリースでは下記のような説明があります。

昨今、ECサイトによるオンライン購入活動が増加している中、広告宣伝活動においてターゲット(ユーザー層)に的確にアプローチし購入に繋げるインターネット広告が急伸しています。従来の設置型デジタルサイネージや看板は、不特定多数のユーザー層への認知戦略としては効果的ですが、顧客ターゲティングおよび実売効果という面ではインターネット広告に劣っていると考えます。

その中で、「インターネット広告に勝つ実売効果の高い広告筐体」をコンセプトにした新時代のモビリティデジタルサイネージキューブォを開発したといいます。

では、デリバリーバイクにデジタルサイネージを掲載することはどんなメリットがあるのでしょうか?詳しく見て行きましょう。

デリバリーバイクにデジタルサイネージを掲載するメリット

①数が多いため、拡散力がある

デリバリーバイクは台数が多く、1店舗で複数の配達バイクを所持していることが多いです。

従来のデジタルサイネージは大型のビジョンを使ってインパクトを与えることができる一方で、「大きなビジョンじゃなくていいから数を打ちたい」「拡散させたい」というものには不向きでした。

デリバリーバイクを活用すれば複数のサイネージに広告を掲載することができ、「さっきも見たな」「最近よく見るな」といった認知をじわじわと獲得していくことに繋がるでしょう。

②機動性が高く、サイネージを設置できない場所でも宣伝できる

バイクは小さいので、バスやタクシーが入れないような小道にも入っていける機動性があります。そのため、サイネージが設置されていない大通りから外れた小道にも「宣伝媒体」を通らせることができます。

小道は人通りが多くないかもしれませんが、競争相手となるようなサイネージがなく、ユーザーにとって鮮烈な印象を残すことができるでしょう。

③ターゲットの生活圏内に出稿できる

デリバリーサービスは人が集まるような観光地や都心ではなく、人々が生活する地域に多く展開されています。そのため、食品や消耗品のような日頃の生活の中で購入・利用する商材であれば、広告を見てすぐに購入を誘導することが可能です。

例えば、ファミリー層がターゲットの商材は幼稚園や小学校が近くにある住宅地のデリバリーサイネージを活用したり、大学生がターゲットであれば大学周辺のデリバリーサイネージを活用したりと、その地域の住民の属性を理解して広告を出稿することで、高い効果的な宣伝広告が期待できます。

まとめ

ここまでデリバリーサイネージ「キューブォ」を紹介いたしました。

単にタクシーの車内やトラックの外装にあるデジタルサイネージの延長ではありません。縦長でモビリティに優れた配達バイク内のデジタルサイネージは無限の可能性を秘めています。

今後どう活用されていくのか楽しみですね。


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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