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入社4年目でナショナルクライアントのPR映像の監督に大抜擢。プレッシャーを力に変換できるからこそ生まれた信頼【社員インタビュー#19】

入社4年目でナショナルクライアントのPR映像の監督に大抜擢。プレッシャーを力に変換できるからこそ生まれた信頼【社員インタビュー#19】

こんにちは!エレファントストーンの大江です。

7月に入り猛暑が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。7月も暑さに負けず体調に気をつけながら、頑張っていきましょう!

さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビューも第19弾。今回は、映像ディレクターの深津さんにインタビューしました。

内側から滲み出る落ち着きっぷりに、2021年に新卒で入社した当初は社内外からよく「新卒に見えない」と言われていたという深津さん。今回はそんな深津さんにスポットを当て、入社4年目ながらナショナルクライアントのPR映像の監督として大抜擢された理由、そこにはこれまでどのように社内外からの信頼を獲得してきたのかをご紹介します。

【映像プロデューサー/深津 大貴 プロフィール】
大学在学中はドキュメンタリーや短編映画の制作を通して撮影について学ぶ。2021年にエレファントストーンに新卒入社。

ナショナルクライアントの映像監督に抜擢された理由

ーー映像ディレクターとして活躍されている深津さんですが、現在はどのような業務をしているのか教えてください!

深津「お客様が成し遂げたい目的や課題に合わせて、会社や商品・サービスの“らしさ”が表せるよう、映像全体の構成や表現のディレクションを行っていますね。

具体的な業務内容としては、お客様へのヒアリングから企画提案、撮影、オフライン編集を一貫して担当しています。学生時代に撮影技術を学んでいたこともあり、密着系の撮影やドキュメンタリーテイストなものに関しては、自らカメラを回して撮影することも多いです。

これまで携わってきたのは不動産関連のプロジェクトが多かったのですが、その他には観光PRの映像を担当することもありました」

ーーカメラもご自身で回されるんですね!入社4年目でナショナルクライアントのプロジェクトでメインディレクターに抜擢されたとお伺いしたのですが、どのような依頼だったのでしょうか。

深津「海外の展示会でプレスリリースする製品の上映用と、認知獲得に向けたYouTube掲載用の映像制作のご依頼でした。

お客様からは、『製品が使用できるシチュエーションを視覚的にわかりやすく、かつキャッチーに表現にしたい』とご要望をいただきました。視覚的に見えづらい製品の内部を映像でどう表現していくか、限られた制作期間の中でどこまで最大限に実現できるかが、自分にとって新しい挑戦でした」

ーーご自身がメインディレクターに指名された時、どんな心境だったのか気になります!

深津「素直に嬉しかったです。自分が好きな製品のプロモーションに携れる嬉しさと、『メインディレクターとして任せてもらえるんだ!』という驚きもありました。

通常、予算や規模が大きいプロジェクトはベテランのディレクターが担当するのですが、不安な気持ちよりも会社の行動指針にもある『気張ろう!』という気持ちの方が遥かに勝っていましたね」

エレファントストーンの行動指針/創造指針

 

ーーまさに行動指針05を大きく体現する機会だったんですね!新しく挑戦することも多かったと思うのですが、どうお客様に寄り添うことを意識されていたのですか?

深津「制作期間が限られていたこともあり、お客様に求められていることを汲み取れるように、少しでも悩むことがあれば都度お客様に確認するようにしていましたね。

通常、企画を提出した時や撮影中はプロデューサーを経由してディレクターに指示がくるケースがほとんどです。ですが、本プロジェクトではクリエイティブに直結する部分に関して全て自分の判断に任せていただいていたので、お客様と直接やりとりをするようにしていました」

 

ーー窓口であるプロデューサーを介さず、お客様と直接やりとりするようにした理由はあったのでしょうか?

深津「これは私の予想なのですが、通常お客様が制作会社の窓口を挟んで意図を伝えるフローだと、つくりたい映像に辿り着くのに時間がかかってしまうんですよね。

なので、今回のプロジェクトでは自分が窓口となって柔軟に修正や制作を進める方が、スムーズかつスピーディにお客様のイメージ像に近づけられるんじゃないかと思ったんです。例えばロケ地一つとっても、複数の候補の中でどれがお客様のイメージ通りの映像に近づけられるか、自分の提案を交えながら直接電話でやりとりをして擦り合わせていきました。

そういったコミュニケーションの図り方を喜んでいただけたようで、お客様からも『深津さんのセンスにお任せします!』と撮影現場で言葉をいただくなど、信頼をしていただくことができたと感じました。結果的に、柔軟な制作の進め方が合っているとお客様に感じていただけたのか、撮影中に次のプロジェクトのお話までいただけたんですよね」

 

ーーそんな言葉をいただけるくらいの関係性が築けたんですね。当初はプレッシャーや責任もとても大きかったのではと想像します。

深津「もちろんナショナルクライアントの大きい看板を背負った映像のクオリティを出す、絶対に失敗ができないプレッシャーはあったのですが、これを実現できたら自分も得られるものが大きいと考えていました。

会社としても、実績の少ないジャンルだったからこそ一つの新たな事例にもなり、自分の及第点を上げていくのはもちろん、次のレベルにアップするのにいい機会だなと」

 

ーー会社としても深津さんにとってもさらにレベルアップする機会だったのですね!今まで以上のパフォーマンスを発揮するために、どんな意識/行動をしていましたか?

深津「お客様がこれまで公開してきているような高クオリティな映像にするために、画の質感やカメラワークなどをカメラマンや制作チームのメンバーと念入りに擦り合わせました。

例えば、他の製品動画を見ながら『絶対この映像をベンチマーク*として押さえておきたいです』『このグラデーション、質感のレベルを出していきたいです』と明確な指示を出すよう意識していましたね。

結果的に、撮影現場でスムーズにイメージ通りのカットを撮ることができ、お客様にも満足いただけるクオリティを出すことができました」

* ベンチマーク:自社を分析する上で比較対象として選定した競合他社やベストプラクティスのこと

撮影現場イメージ

 

ーー実際にこのプロジェクトを通じて、深津さんはどんなことを得られましたか?

深津「さまざまなプロの人たちに対して怯まずに指揮をとる経験です。自分が担当してきたプロジェクトの中で、規模が一番大きかったこともあり、改めてディレクターとしての立ち回り方を見直す機会になりました。

撮影スタジオは経験したことのない大きさでしたし、扱ったことのない特殊機材も採用していて。さらには、自分よりも年上の経験豊富な各方面のプロの人たちを取りまとめなければならない環境下でした。

それでも、プロジェクトのクリエイティブの責任者は自分ですし、すべてのプロジェクトメンバーに指示を出し、良し悪しの判断をしなければなりません。なので、絶対に信頼をしてもらえるように、不信感や不安感をあたえないような言葉の伝え方、振る舞いをずっと意識して制作に臨んでいました。

その経験から、他の現場でも先輩ディレクターの統率の仕方や立ち振る舞い方を参考にするようになりましたね」

入社4年目で社内外から直指名をもらい続ける理由

ーーここまでのお話を踏まえ、お客様だけではなく、社内から大型プロジェクトの指名をもらい続ける理由はどんなところにあると思いますか?

深津「プロジェクトの大小関わらず、実直にお客様と向き合ってるのが大きいと思います。

一、二年目の頃は、先輩ディレクターやプロデューサーのサポートとしてお客様への訪問や撮影現場についていってるという認識が強かったのですが、三、四年目になり自分がメインでプロジェクトを任されることが多くなってきました。自分が会社の窓口として、お客様や制作パートナーの方々と一歩踏み込んだコミュニケーションをとれるようになり、良い関係を構築できるようになりました。

どんなプロジェクトでも、ただお任せいただいた内容に応じるだけではなく、『こうやったらもっといいかもしれないですよね』と提案するようにしています。そのような一歩すり寄ってみるアプローチは、三、四年目ぐらいでやっと芽生えてきたのかもしれないです。

そういったお客様との関係構築の姿勢が、社内のメンバーからの『深津に任せても大丈夫!』という信頼獲得に繋がったのかもしれないです」

ーー入社〜現在に至るまで壁にぶつかった経験はありましたか?

深津「大学でカメラの技術については学んでいたのですが、一、二年目くらいまではカメラ技術以外の企画やディレクション、編集の壁にとにかくぶつかりましたね。カメラの技術以外、編集ソフトも触ったこともなければナレーションも考えたこともなく、お客様に提案する企画書をつくるのにも自分がイメージしていることを言葉に上手く落とし込めないことがありました。

これまで感覚的にやってきたことが、お客様に納得してもらうための言葉選びや文章力、提案の仕方や所作など、今では考えられないくらいできませんでした」

 

ーー深津さんも最初の頃はたくさんの壁にぶつかったんですね。その挫折経験をどう乗り越えてご自身の力に変えていったのでしょうか。

深津「同期や先輩の手を借りながら、少しずつできることを増やしました。また、一緒に制作をするメンバーとも面と向かってぶつかりながら粘り強く最後までやり続けるようにしていました。

そこから力を蓄え続けたことで、二、三年目には今まで参考にしていた先輩の資料や編集を自分なりにアレンジしてみたり、型にハマった映像に新しい表現を加えたり、挑戦するようになりましたね。

それをひたすら実直にコツコツと地道にやり続けてたことで、撮影以外の力が身につき、社内からの信頼も得られたのかなと思います」

これから目指すディレクター像

ーー最後に、これから深津さんが目指したいディレクター像を教えてください!

深津「まず一つは社内外から『深津に頼んだらいい作品ができる』『次も深津に任せたい』と指名していただける自分だけのオリジナリティがあるディレクターになりたいです。社内だと安藤さんがすでに確立していると思います!

あとは、自分の得意なジャンルをもっと見極めて突き詰めたいと思っています。カメラを回せるのが自分の強みでもあるので、ドキュメンタリー系の映像などヒトや物、場所にフォーカスをして、側だけではなく本質がある映像をクライアントワークで制作していきたいです。

そのために、何事も丁寧に最後まで向き合っていきたい。どんな単純作業であってもそこは心がけていきます」

まとめ

今回のインタビューでは、深津さんが入社4年目ながらナショナルクライアントのPR映像の監督として大抜擢された理由、そこに至るまでにどう社内外からの信頼を獲得してきたのかをお伝えしました。

深津さんの「プレッシャーや責任が大きいことを任された時こそ、気張っていくという言葉が印象的でした。

“社員の想いを象る”シリーズはこちらからご覧ください!

この記事を書いた人

大江美羽
エレファントストーンの経営戦略室ブランドマネジメント課所属

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