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自分のクリエイティブに自信が持てたから発揮できた“らしさ”。表現で魅せるディレクターの挑戦【社員インタビュー#13】

自分のクリエイティブに自信が持てたから発揮できた“らしさ”。表現で魅せるディレクターの挑戦【社員インタビュー#13】

こんにちは、エレファントストーンの大江です!

早くも9月に入り、まだまだ残暑が残る日々が続きますが体調に気をつけながら今月も頑張っていきましょう!

さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビューも第十三弾。今回はディレクターの安藤さんにインタビューしました。

ディレクターとしてクリエイティブと向き合う中での葛藤や変化、クライアントワークで大切にしていることをご紹介します。

【ディレクター/安藤興作 プロフィール】
新潟県長岡市出身/長岡造形大学大学院 絵画専攻 修士課程修了/2017年エレファントストーン入社。大学院では、絵画(油彩、ドローイング)、映像、音楽、パフォーマンスなどの複数のメディアを用いて、作品の展開や自主短編映画も制作。好きな映画「クーリンチェ少年殺人事件」「ベニーズ・ビデオ」

企画提案の段階から自分のクリエイティブをこだわり抜く

ーー映像ディレクターとして活躍されている安藤さんですが、現在の業務内容を教えてください!

安藤「クリエイティブの総責任者として、お客様が成し遂げたい目的や課題解決に合わせて会社や商品・サービスの“らしさ”が表せるよう映像全体の構成や表現のクリエイティブのディレクションを行っていますね。

具体的な業務内容としては、お客様へのヒアリングから企画提案、撮影、オフライン編集を一貫して担当しています。現在は、不動産やホテルのビジュアル映像の制作をメインにしながら、観光映像やブランディングムービーなども制作しています」

 

ーーエレファントストーンのディレクターは、映像制作をする上でお客様と関わる機会が多いかと思います。これまでディレクションをした案件の中で、特に印象的だったものはありますか?

安藤「半年ほど前に担当したラグジュアリーホテルのPR映像で、お客様と一緒に楽しみながら、より良いものを目指すことできたのが印象的でした。

以前はお客様が描くイメージの擦り合わせに苦戦することが多かったのですが、その案件では、お客様と自分が目指す方向性が一致しているという実感がありました。

具体的には、BGMのリズムやそのリズム感に合わせた画面の切り替わりなど、自分がこだわっていた細かな部分にお客様が気づいて評価してくださったり、どうすればもっと良い映像になるかをお客様も一緒に考えて逆に提案いただけたり。

同じ目線で映像をつくっているという自信を持って制作できていましたね」

ーーお客様と一緒にブラッシュアップしながら映像をつくりあげたんですね!お客様と信頼関係を築く上で意識したことはなんですか?

安藤「まずは自分のクリエイティブ力を信頼してもらうために、企画の段階からお客様が完成形をイメージできるように企画書だけではなく、映像を使って提案することを意識しました。

私自身、言葉で説明することがあまり得意ではないのですが、企画提案の段階から完成形に近いVコンテ*をつくり、表現や見せ方を伝えました。また、企画提案はお客様へのラブレターだと思い、自分がしっかりと企業理解をした上でその企業やサービス“らしさ”のある企画を、熱量もって伝えることを意識しました。

結果熱量を感じていただき、お客様から“このVコンの感じのままつくってほしい”と自分がこだわってつくったものが好評で受注に繋げることができ、映像のクリエイティブを任せていただけたと感じています」

*Vコンテ(ビデオコンテ)‥制作する動画のおおまかな流れを動画で表現したコンテ

 

ーー“企画提案はお客様へのラブレター”その考え方、素敵です!普段、映像制作をする中で心がけていることってなんですか?

安藤「先述した通り、お客様に企画提案の段階から映像の完成イメージを持っていただけるような工夫は心がけています。加えて、案件ごとに何かしら新しいクリエイティブの試みを入れています。

例えば、お客様の完成形のイメージをつくるために企画の提案段階でオリジナルソングをつくったり、ChatGPTを活用して動画イメージを制作したり、エレファントストーンでは誰もやったことのない試みにも挑戦してきました。

今後も、完成形をイメージさせることを企画提案のゴールにおきながら、新しいことにチャレンジし続けていきます」

 

“クリエイティブを発揮するための先読み力”新卒入社から6年の葛藤と変化

ーー安藤さんは2017年にエレファントストーンに新卒として入社されたと思うのですが、最初からご自身のクリエイティブを追求する・発揮することは得意だったのですか?

安藤「得意ではなかったです。入社当初は、映像に関するスキルや知識が乏しいのにも関わらず、自分を過信していた部分もあり失敗ばかりでした。

映像の完成形をイメージせずにとにかく任された目の前のことを一生懸命やることに徹していたのもあり、視野が狭まってましたね。なので新卒から入社して数年は、ディレクターとしてのクリエイティブ力をあまり発揮できていなかったです」

 

ーーそうなんですね!経験を重ねていく中で、ご自身のクリエイティブの強みや“らしさ”を確立したきっかけはあったのでしょうか?

安藤「元々自分の世界観やクリエイティブに自信を持っていたわけではなかったのですが、所属チームや制作のプロジェクトで周囲の人たちと関わる中で自分の特徴が見えてくるようになりました。

例えば、チームミーティングの際に納品した映像作品をみんなで一緒に見ながら担当ディレクターが制作ポイントについて話す機会があるんですよね。その際に、他のメンバーの良さを吸収しながら“自分だったらこう表現するな”と思考を巡らせています。また自分が発表する際には、他のメンバーがコメントやフィードバックをくれます。

そうやって他の人の映像をみたり、発言する中で自分が無意識にやっていたクリエイティブの部分に気がついて認識することが多いです」

ーーそうした周囲との関わりの中で自覚した、ご自身の強みはなんだと思いますか?

安藤「細かな映像のカット構成やBGMを駆使しながら、ラグジュアリーな表現やエモーショナルな表現など多様な演出をつくりだせる部分だと思います。

例えば、先述したホテルの案件でお客様の求めるラグジュアリーな表現にするために、エレファンストーンの映像制作の中でも依頼すること自体が珍しいカラーグレーディング専門の会社に依頼してカットごとに色の編集を加えたりしていました。

そうした細かなカット部分のこだわりをチームミーティングで他のメンバーに共有した際に、“安藤らしくていいね”と褒めていただき、自分の強みなのだと気づきました」

 

ーーそうして見つけた自分の良さを、クライアントワークの中で発揮していくことはまた別の難しさがありそうです。

安藤「そうですね。以前はお客様から映像の修正がきた時に、その意図を汲み取らずに言われた通りに修正してしまい、お互いが納得する映像ができるまでに時間がかかってしまった経験がありました。

ただ、経験を積み重ねていくうちに視野が広がり、そうしたリスクの先読みをすることができるようになりましたね」

 

ーー“先読み”ですか?

安藤「はい!完成した映像をイメージしながら逆算して、構成の段階から撮っておくべき素材や機材の選定など事前に先読みすることができるようになりました。

入社当初は、映像の撮影をする中で企画書の構成通りに撮影して、いざ編集する際につなぎの部分や素材が足りないことに後々気がついて苦戦してしまうことが度々あったんです。

ただ、そうした経験を通じて先読みする力が身についてきたことで、映像表現の幅が広がったり、完成した映像を頭の中でイメージしながら問題なく進められたりしたことで自信に繋がりましたね」

ーー最終的な完成形をイメージするための先読み、とても大事ですね。先程、以前はお客様の意図は上手く汲み取れず…というお話がありましたが、意図を汲み取ることやそれを制作の中で反映する際に心がけていることはあるんですか?

安藤「映像のプロとして、打ち合わせからクリエイティブのイニシアチブ(主導権)を握るように意識しています。

例えば、お客様から完成した映像のフィードバックで“BGMが合っていない”とご指摘いただいた時に、お互いの解像度を上げるために“どういう部分が合っていないと感じたのか”その意図を必ず聞くようにしていますね。また、修正内容を元に自分の中で想像して、解釈したものをいくつかのパターンで提案をしてみたり、イメージを擦り合わせるコミュニケーションをとることは意識しています。

お客様の意見をそのまま反映させるのではなく、意向は汲み取りつつ、しっかりとプロとしての自覚をもってクリエイティブの部分で表現できる・できないの一線を引く、そのための納得感のある根拠を伝えることを大切にしています」

ーー納得感のある根拠があると、お客様に安心していただけそうです!最初にお話いただいたホテルの映像制作では、安藤さんがそうしたアプローチを実施したことできっとお客様からの信頼が獲得できたのだと感じます。

 

企業映像のクリエイティブの幅を広げていくディレクターに

ーーこれから安藤さんはどんなディレクターを目指していきたいですか?

安藤「文字やナレーションで情報を伝える映像だけでなく、演出で魅せる映像をつくるディレクターになりたいです。

日本の企業映像などは、文字やナレーションで印象に残る手法や情報を多く伝える手法が主流ですが、海外の企業映像のようにビジュアルでPRするクリエイティブも取り入れていきたいなと思っています。

そのためにもまずは、お客様と一緒に楽しみながら映像をつくることを一番大切にしながら、自分も納得できるようなクリエイティブをつくり続けたいです」

 

ーー新たなクリエイティブを生み出すディレクター像を実現するためにこれからどんなことを意識していきたいですか?

安藤「見た人が引き込まれるような映像にするためにも、細かなカメラアングルやBGMのタイミング、映像の切り替えなどより一層、クリエイティブの細部まで突き詰めていきたいです。

そのために新しい試みやこだわりを取り入れながら、お客様から信頼してもらえるようにコミュニケーションでイニシアチブ(主導権)を握れるように精進していきたいです」

 

まとめ

今回のインタビューでは、ディレクターとしてクリエイティブと向き合う中での葛藤や変化、クライアントワークで大切にしていることをお伝えしました。

安藤さんの「制作ごとに新しいクリエイティブに挑戦し続ける」という言葉が印象的でした。

“社員の想いを象る”シリーズはこちらからご覧ください!

社員インタビューシリーズはこちらから


 

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この記事を書いた人

大江美羽
エレファントストーンの経営戦略室ブランドマネジメント課所属

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