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自称仙人の弟がYouTuberになったので、会いに行ってきた【後編】

自称仙人の弟がYouTuberになったので、会いに行ってきた【後編】

エレファントストーン プロデューサーの西牟田です。

今年の年末年始、弟に「僕、YouTuberになるよ」と報告されてから約半年。瞬く間にチャンネル登録者数1万6000人超え、事務所所属のちょい人気YouTuberになっていたので、映像の会社に勤める姉として、「人気の動画づくり」を学びに行ってきました。(チャンネルは「仙人ライフ」です)

前編ではYouTuberになった経緯やチャンネルの育て方などについて教えてもらいましたが、今回はどうやって1本の番組を作っているか、事務所所属の経緯、メリットなどを聞いていきます!


(せっかくなので幼少期の姉弟2ショットを……!)

企画をもとに構成、台本づくり

どうやって番組を作ってるのか、流れを教えてもらってもいい?

YouTuberになる前に、どんな番組を作るのかをリストアップしておいたんだよね。だから企画はすでにできていて、あとはそれをどんどん作っていく感じ。

企画はもうできてるんだ! ちゃんとしてるな。

全体の構成の感じも、前編で紹介したナオキマンを参考にして、「小話」→「内容」→「小話」にしようとは決めてた。

ざっくりとした構成と、映像のテイストは決めてたわけね。台本はどうしてるの?

ブログを書くみたいに、まず台本を書く。

基本的に自分の知識ベースだけど、台本を書いてて情報が足りない部分や忘れちゃってることは、ネットや本でリサーチして精度を上げてる。これに1時間くらいかな。

そのあと音読をして、話しやすさとか、内容が変じゃないかとか、自分の耳で聞いて確かめる。

この時点で、動画内でどこに「ボケ」や「ツッコミ」のような笑いを入れるのは考えてる。編集の感じもここでイメージできてるかな。

やー身内ながら台本がちゃんとしてると思ってたけど、やっぱりきちんと準備してるんだね。

撮影はiPhoneで。「背景」「光」も大事

次は撮影。自分の家で基本は撮ってる。撮影はiPhoneで、その三脚と、照明をセットしてる。

YouTuberって背景が大事なんだよね。HIKAKINはソファにぬいぐるみいっぱい並べてたりするんだけど、僕はミニマリストだから、何もない部屋を映すようにしてる。

あ、それドキュメンタリーでインタビュー撮る時にも大事ってよく言われてる。

背景にその人の仕事だったり、人となりだったりを演出する方が、見る人にとってイメージしやすくなるんだよね。そのことを自力で見つけたのすごいな。

あと、この部屋が北向きで光が入りにくいから、朝の8時から9時の間に撮るようにしてる。

それどうでもよくない?

光の感じが変わるんだよ。編集で加工もできるけど、画像が粗くなったり、パソコンの動作が重くなるから、極力この時間で撮ってる。

じゃあ、雨が降ったら撮影しないってこと?

そうだね。

異様にこだわるな……それも「プロ感」に繋がるのかもね。
で、撮影はどれくらいかけてやるの?

まず一回言い間違えたりしてもとりあえず一本流しで撮る。一応リハだけど、この時点でうまくいっちゃえばこのまま編集しちゃう。
でも台本修正するからもう一回は撮るかな。これに1時間

台本が出来てるからサクサク撮れちゃうんだね。
編集はどうしてるの?

編集には約10時間かかる。「Filmora」や「Pixabay」を使用

僕は「Filmora」っていう編集ソフトを使ってる。Adobeも試したけど高すぎるし、あんなに機能はいらないから、これで十分。いろんなソフトを無料体験で試してみたけど、これが操作性が一番よかった。

映像を切る作業をして、挿入する画像を「Pixabay」っていうフリー素材のサイトで探して入れ込む。ここのいいところは外国人の素材が多いこと。

なんで外国人がいいの?

「高級感」が出るじゃん。

あー確かにね。エレファントストーンでも高級感を出したいときに外国人の画像を入れることがあるよ。種類も豊富にあるしね。

そして、字幕を入れる。サイズ変えたり、位置変えたり。これで10時間くらいかな。

編集って構成、撮影に比べてめちゃめちゃ時間かかるんだね。

僕は字幕入れに異様に時間がかかってる……何かいい方法があれば教えてほしいよ。

会社の人に聞いてみるわ。

そのあと、良音質でクオリティが高いBGMをつけるかな。映画で使われるようなやつを探してる。

YouTuberの多くは無料のBGMを使ってて、「またこのBGMか」ってことがよくあるんだけど、僕は音楽も好きだしその辺はこだわるようにしてる。

それも「高級感」につながってるのかもね!

YouTuber事務所に所属した理由

そういえば、つい最近YouTuber事務所に所属したよね。

そう。Twitterで事務所から連絡が来たんだよね。事務所に入ればオフィシャル感も出るし、入りたいなって思ってたから嬉しかった。

しかも、事務所所属のスカウトだけの話じゃなくて、最初から企業案件を持ちかけてくれたんだよね。「fablic tokyo」っていうオーダースーツのお店の。

事務所の人と話をしていると、ちゃんと僕の動画を全部見てくれてるみたいだったし、ここにぜひ所属したいなって思って入った。

▼企業案件第一弾がこちら
「一見、悪徳に見えてただFABRIC TOKYOのオーダースーツを勧めているだけの仙人」

企業案件を取って来てくれるなら、事務所に所属するのもいいね!

もちろん所属するからには動画に広告をつけて、その収入の2割は事務所に支払われるんだけど、それ以上のメリットがあるかなって僕は思ってる。

フォロワーも増やして、事務所にも所属して、いい感じに前進してるみたいだね。
今後YouTuberとしてやってみたいことってある?

まずは企画してる番組をなんとか来年の夏までには作り上げたいっていうのと、企業案件だと、「VANMOOF」っていうオランダのブランドの自転車はぜひ紹介してみたい。

結構、値段は高いんだけど、「使い捨て」の社会をなくすことを目指してるから、修理対応、盗難対応が充実してて、長く使えるようにデザインされてるんだよね。その考え方が僕のミニマリストとしての価値観と合ってると思うから。

いいね! ぜひこのブログをご覧の企業の皆様、我が弟にお仕事の相談よろしくお願いします……!
(事務所通すのが必須みたいです)

初心者でも、やればできることが増えていく

といった感じで、弟は映像の勉強を学校でしたわけでもないのですが、今は編集ソフトも、撮影機材も手軽に用意できて、初心者でも扱えることと、自力でいろいろな映像を見て勉強して、「高級感」「プロ感」が感じられる映像にするために探求をしているようでした! 今回話を聞いてみて、その姿勢がとても勉強になりました。

この記事が、「YouTuberを始めてみたい」という方や、「YouTuberに仕事を頼んでみたい」という方、「YouTubeを活用したプロモーションを検討している」という方の参考になれば幸いです。

前編はもう読みましたか?
自称仙人の弟がYouTuberになったので、会いに行ってきた【前編】


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部
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