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映像の力を感じさせる新しい業界での取り組み3選

映像の力を感じさせる新しい業界での取り組み3選

世の中には、悪い面があればその裏にはかならず良い面もあるようです。

私たちの生活にはかりしれないダメージを与えている新型コロナウイルスですが、それに伴いこれまで映像とあまり関わりのなかった業界でも、動画やVR、360度動画を使用した新しいサービスが次々と生まれています。

ほんとうに創意工夫に富んださまざまな取り組みがなされていて、どれも大きなエネルギーを与えてくれるのですが、今回はその中でも特に面白いと感じたものを映像とはかけ離れた意外な業界からピックアップしてご紹介します。

リアルを超えた大迫力!360度動画で動物園を訪問

自由な外出が制限され大きな打撃を受けている動物園ですが、360度動画によって非日常体験を提供するサービスが人気を集めています。

長崎バイオパーク

長崎バイオパークでは、飼育員が4kカメラを体に装着してラマを飼育する作業現場を撮影。アンデスの岩山をモチーフにしたエンターテイメント性抜群の園内には放し飼いのミーアキャットの姿も。

目の前にラマが現れた瞬間は、まるでPOV映画を見ているような大迫力。実際に動物園を訪れてるような気分をお手軽に体験できちゃいます。みなさんも指で画面をスワイプしながら動物たちの姿を探して楽しんでみてくださいね。

千葉市動物公園

360度動画をYouTubeで定期的に公開している千葉市動物公園。こちらの動画では、アメリカンビーバーの赤ちゃんが突進してくる様を目と鼻の先の距離感で味わえます。

思わず、うわっ!と声が漏れる迫力満点の映像。人の目線ではなくアメリカンビーバーと同じ目線で撮られていて、真正面でバッチリ目が合ったアメリカンビーバーの姿がとても可愛らしいです。

これは、たとえ動物園に行っても絶対に実際には味わえない「アメリカンバービーと一緒に泳ぐ体験」が出来ちゃう動画。うまくスワイプ操作できず、水中で溺れてるような錯覚を受け、本気で取り乱している自分がいました。

小さな体を目一杯しならせて泳ぐアメリカンビーバーが可愛すぎるのですが、見惚れていると、また溺れます。みなさんもご注意を。

千葉市動物公園では、この他にもテンジクネズミが怒涛の橋渡りをする動画や巨大なケヅメリクガメが牧草めがけてまっしぐらに歩く動画など様々な360度動画をYouTubeで公開中! どれも実際には経験できないようなアングルの映像を自由な目線で眺めることができる360度動画の魅力をうまく利用したいコンテンツになっています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 盲導犬をクラウドで飼育

経済的に厳しい状況になると自分自身のみで精一杯になりどうしても福祉への訴求力は落ちてしまいます。

そんなこんなで困難な状況が続いていますが、映像の力を活用することによって資金集めに成功した事例がこちら

中国の盲導犬の訓練所が、2時間にわたって日ごろの飼育の模様をインターネットでライブ配信。視聴者数は10万人を超え、その様子に共感した人たちによってまたたくまに支援の輪が広がりました。その背景には、新型コロナウイルスによる深刻な養育費、訓練士不足があります。

中国では、もとより社会的弱者の公的なサポートが立ち遅れており、1700万人いるとされる視覚障害者に対し、中国全土における盲導犬の数は約200頭前後(日本では、約31万人とされる視覚障害者に対し2020年2月時点で900頭余り)。

視覚障害者の十全な社会活動を保障するためには、多くの社会的支援が不可欠な状況にあります。

「クラウド飼育」ともいえる今回の取り組みによって、視覚障害者を取り巻く冷厳な現実や「バリアフリー」という概念をはじめて知ったという声も多く、映像コンテンツのもつ大きな力をあらためて痛感しました。

クラウドファンディングで映像を活用するケースも増えており、今後も注目していきたいと思います。

 夢のお家遊園地がついに開園!

新型コロナウイルスの影響で自由に外で遊べない状況が続いていますが、そのストレスを解消してくれる夢の企画が実現しています。としまえんやよみうりランドをはじめ全国から20以上の遊園地が結集し、2020年4月28日に「お家遊園地」がグランドオープン!

誰もが知るあの絶叫アトラクションやラドアトラクション、回転アトラクション、ショー&パフォーマンスを自宅にいながら思いっきり楽しむことができちゃいます。

大都会のど真ん中を上空で駆け抜ける東京ドームシティのサンダードルフィン!

出発のチャイムを耳にした瞬間から胸の鼓動が高まり、最大速度130km/h、最大傾斜80度で降下していくその光景は、動画だと分かっていても鳥肌がとまりません。

2019年8月に惜しまれながらも営業を終了した東武動物公園のレジーナも360度動画で復活!こういう形で過去のアトラクションを擬似体験できるのは、映像テクノロジーが進化した現代ならではのこと。素晴らしいですね。

こちらは「お家遊園地」の企画ではありませんが、富士急ハイランドも5月6日に日本でも屈指の人気を誇る絶叫アトラクション「FUJIYAMA」の主観映像を公開。

実際に目にするとこんな光景なんですね……。絶叫系が得意ではない筆者はずっと挑戦できずにいたのですが、富士山がありえない形に歪んでいくその眺めに心底身震いがしました。ちなみに、「FUJIYAMA」以上の怖さとも評判な「高飛車」「ド・ドドンパ」「ええじゃないか」の動画もあわせて公開されています。

どのアトラクションも無料で乗り放題。「お家遊園地」では、これから新設されるアトラクションも多数あるとのこと。みなさんもぜひチェックして、家族や友人、恋人とおうちで楽しんでくださいね。

お家遊園地ホームページ

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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