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広告のコンバージョン率を上げるには?ポイントはユーザー目線
動画広告をはじめとするWeb広告の出稿や、SEO対策をしていても、実際のところどれくらいクロージングしているのかと疑問に感じることはありませんか。
そうした疑問を解決する指標が「コンバージョン率(CV率)」です。コンバージョン率とは、サイトの訪問者数のうち成果に結びついた割合を表します。例えばECサイトでは、「ある商品を実際に購入したユーザーの数」を「その商品の紹介ページを見たユーザーの数」で割れば、その紹介ページのコンバージョン率がわかります。つまり、コンバージョン率を上げる=商品の成約率がアップするということ。今回はこのコンバージョン率アップに向けた方法を考えましょう。
コンバージョン率アップに必要なポイントは?
コンバージョン率を上げるために最も留意すべきなのは、ユーザー目線に立つことです。
ユーザーがサイトを訪問した時に何がしたいのか? もしくは何がしたくないのか? そこを考えたサイト作りが大切になってきます。ユーザーに起こしてもらいたい行動までの最適な道筋をあらかじめ提示することで、コンバージョン率はぐっと上がってきます。具体的に気を付けるポイントは次の通りです。
コンバージョン率がアップするポイント
1.ユーザーがわかりやすい表現をする
業界や社内での特有な言葉づかいや表現、用語、その他、過剰なカタカナ言葉などを使っていませんか。Webサイト上では誰でも理解できるように、できるだけ平易な表現や用語を使うことが大切です。
また、文字だけでなく画像や動画を埋め込むことで、提供している商品やサービス内容への理解度がアップします。ランディングページに動画を組み込んだところコンバージョン率が80%上がった、Eメールに動画を組み込んだところクリック率が96.3%上昇した、という例もあるようです。ただ、動画はむやみに長すぎないもののほうがいいでしょう。
2. ユーザーの行動パターンに合わせる
ユーザーがサイトを訪れたとき、まず何をしたいでしょうか。販売側としては、すぐにでも商品やサービスを購入してもらいたいと期待してしまいますが、ユーザーは必ずしもそうとは限りません。
例えばホテルなどの宿泊サイトに「宿泊施設検索」と「宿泊施設の予約」と書かれたボタンがあるとして、どちらがクリックしやすいと思いますか? 大半のユーザーはまず「どういった宿泊施設があるか」を知りたいのであって、直接予約をしたいわけではないのです。こうしたユーザー心理に基づいたサイト作りを心がける必要があります。
3. 「面倒」「不安」などのマイナス感情を取り除く
例えば入力フォーム。入力する項目が多いと、購入するまでの道のりが長すぎて途中で面倒になり、やっぱりやめたとなってしまいます。また、アンケートに答えなければならなかったり、メルマガの登録をさせられたりすると、「余計なものまで売りつけられるのでは……」とユーザーは不安感を抱き、購入意欲が減退してしまうもの。
自分がユーザーの立場だったらどう感じるかを考えながら、マイナス感情が生まると想定される内容は避けるようにしましょう。
コンバージョン率アップにはA/Bテストが有効
自社サイトがほんとうにユーザーにとって使いやすくなっているかどうかを判断するためには、A/Bテストが有効です。
ボタンの配置、色、大きさ、文言などを変えた「A」と「B」2つのサイトを用意。どちらがよりアクセスしたいか、使いやすいか、購入に結び付くかなどをユーザーにテストしてもらいます。
Googleが提供しているサービスのひとつ「ウェブテスト」では、ランダムに抽出されたユーザーを対象に、ウェブページやアプリ画面の複数のパターンを表示して、成果を比較するA/Bテストを無料で実施できます。
動画であれば、あらかじめ複数動画を用意してA/Bテストを運用し、よりコンバージョン率の高い動画を使うという方法もあります。広告を出稿する際にA/Bテストをして効果のある動画に予算を投下することもできるでしょう。
まとめ
有象無象のWebサイトが乱立する昨今。Webからの売り上げをアップさせたいときには、予算を新たに投下して広告出稿したり、SEO対策をしたりするだけでなく、コンバージョン率のアップにも注力してみてはいかがでしょうか。今回挙げたポイントをふまえ、ユーザー目線に立ったサイト作りをしてみてください。
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