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音楽プラス踊りの力!ミュージカルCMの傑作3選
劇場版アニメ『竜とそばかすの姫』がヒットしています。先週には興行収入50億円を突破したことがニュースになり、昨年末から鬼滅の刃、閃光のハサウェイ、エヴァンゲリオンとアニメ映画が続々と興行記録で話題になっています。
さて、『竜とそばかすの姫』はミュージカル調の特徴があることを紹介しました。そして、2021年の今ミュージカル調がまた見直されそうな雰囲気があります。ここでは2021年に話題となったミュージカル調CMの傑作3選をお届けします。
スーシャルディスタンス
JTが今年3月に発表したのは「ソーシャルディスタンス」ならぬ「スーシャルディスタンス」。“たばこを吸わない人と望まない煙の間に距離をとろう”というメッセージを届けるために作られました。
確かにこのご時世でも喫煙所は大流行り。マスクを外してタバコを吸っているのは気になる人もいますよね。かもすれば喧嘩や論争になりそうな話題を白に統一した雰囲気とミュージカル調でソフトに伝えているのが魅力かなと思います。
登場している女優がかわいい、誰?と話題になりました。「吸わない人代表」の今田美桜さんですね。
歌うCMの横綱「タマホーム」
歌うCMとして毎回話題なのがタマホームですね。俳優の城田優を起用して毎月音楽をテーマにしたCMを作っていますが、昨年末からミュージカル調のものが何度も登場しました。
現在は公式チャンネルではもう城田優さんのものは削除されていますので紹介はできませんが、今月に入りシンガーAdoさんをフューチャーしたCMを発表して世間を驚かせました。
「ハッピーライフ、ハッピーホーム、タマホーム」誰もが口ずさめて、誰もが知っている。そんな効果はミュージカルならではの力なのかもしれません。
CM音楽祭を企画「エステー」
今月、「勝手にCM音楽祭」を開くと発表したのがエステーです。2011年から10年間「歌うCM」として消臭芳香剤「消臭力」は話題になりましたが、その10年分のCMで音楽祭を開こうというものです。
セットリストまですでに公開され、メインボーカルは西川貴教さんが務めることも決まっています。といっても本当にフェスをやるのではありません。番組のCMの枠ごとに過去のCMを流して我々が何となくでも楽しめるようになっています。
エステー会長の鈴木喬氏は「エステーの心意気を込めたCMでほんの少しでも日本の、社会の空気を元気に変えられたら」とコメントしています。
まとめ
このように音楽、引いてはそこにダンスが加わるミュージカルの力は人々に強い印象を与えます。暗くなりがちな世の中だからこそエステー会長の言葉ではないですが、少しでも明るく、少しでも元気にするというのも効果なのかもしれませんね。