MARKETING
ショート動画でも多彩!ビジネスアカウントのReels成功事例をお届け
ここのところ、10秒〜60秒程度とごく短い時間の動画コンテンツ人気が加速しています。
「暇つぶしとしては良いけれど、ビジネスシーンでショート動画を活用するのは難しいのでは?」そう疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、一般企業のマーケティング・ブランディングにおいてもショート動画の効果はてき面です。
そこで今回は、InstagramのReels動画を活用してイメージ向上や注目度アップに成功した事例をピックアップしてご紹介します。
商品紹介のモデルケースに。IENAのアイテム紹介動画
最大で60秒の短尺動画をシェアすることができるInstagramのReels。
ビジネスシーンでショート動画を上手に使いこなすためには、視覚情報だけでも完結できるようなコンテンツ作りを意識することが大切です。写真やテキストでは特徴を伝えるのが難しいアパレル商品やコーディネート紹介とReels動画の相性は抜群。
この投稿をInstagramで見る
IENAは、20〜30代の女性を中心に人気が高いブランドですが、大人気レザーバッグの美点を短尺でわかりやすく伝えています。わずか10秒程度の映像ですが、その商品を実際に使用している生活の一コマを具体的に想像できる内容になっていますよね。
徹底してユーザー目線を意識した商品紹介のモデルケースのような一本です。こうしたアイテムのHowTo動画としてのReels利用は、日用品、生活雑貨、コスメなど幅広いアイテムにも応用可能です。
Reelsの歩みを学べる。DELISH KITCHENのクッキング動画
ここ最近、飲食業界でもReelsの活用がごく一般的なものになっています。
ショート動画をいちはやくビジネスアカウントで利用することで大きな成功を収めたのが、料理レシピサービスの大手DELISH KITCHENです。
この投稿をInstagramで見る
Instagramのフォロワー数はなんと430万人を突破(2022年2月時)。100万回再生を超える動画をコンスタントに制作し続けています。
この投稿をInstagramで見る
ほぼ1日一本のペースで動画コンテンツを継続してアップしていることも不動の人気の秘訣。
この投稿をInstagramで見る
実は、Reelsの最大再生時間は2020年の9月に15秒から30秒に、2021年の7月からはさらにアップデートされ現行の60秒に拡大されたのですが、DELISH KITCHENが初めてReelsを活用したのが2020年の7月。
この投稿をInstagramで見る
15秒時代の初期では切り方の指南や小皿料理の紹介コンテンツが多く、その後の30秒時代では上のようなお手軽レシピの紹介にシフトし、60秒時代の現在では本格的なレシピの紹介まで幅広くReelsを活用しています。
Reelsの歴史とともコンテンツを進化させている稀少なアカウントですので、ぜひ実際に視聴してみてくださいね。
エンタメ性で勝負!スコッティ
イラスト漫画としてReelsを活用したユニークな事例が、日本製紙が販売するスコッティのInstagramアカウントです。
この投稿をInstagramで見る
エンタメ性重視のコンテンツは、新規の視聴者を獲得しやすく、SNSを継続的にチェックしてもらえるきっかけ作りとして最適です。
またReelsは、複数の動画クリップを編集作業によって一つに繋ぎ合わせていくスタイルの映像コンテンツであるため、こうしたコマ送り漫画やストップモーションのような映像表現を簡単に取りこむことができます。
この投稿をInstagramで見る
上の動画では、アンケートを元にイラスト漫画を制作。自社アイテムの紹介がさりげなく盛り込まれているのですが、インタラクティブな企画でしかもエンタメ性も高いため、まったく嫌味がないですよね。
この投稿をInstagramで見る
イラスト漫画だけでなく、写真を繋いだReelsも投稿していますが、だいたい3秒程度でワンシーンを構成するテンポの良さは両者に共通しています。
この投稿をInstagramで見る
こちらは、CMにおけるReels利用例。寄りと引きの両方のショットを用意して映像にメリハリをつけることで、短い時間でも大きなインパクトを与えることに成功している点も見過ごせない注目ポイントになっています。
まとめ
今回は、Instagramで人気のReelsを活用したビジネスアカウントの成功事例をお届けしました。ショート動画には、わずかな時間で人の心を掴むポテンシャルがあり、有効活用することで新しい顧客やファン獲得の布石や第一歩として非常に効果的なプロモーションツールです。
・ワンシーンの時間単位を明確にし、テンポをよくする
・音楽をメインにした動画を意識する
・最初の1秒でインパクトを出す
・入念に企画をつめる
Reels制作の際に意識すべき上の4つのポイントは、ミドル〜長尺の動画作りにおいても有効です。
本記事では、アパレルブランド、レシピ投稿、生活暮らしといった分野でのユースケースを中心に取り上げましたが、Reelsはサービスがスタートして日が浅く、まだまだ発展途上のジャンルでもあるので、今後も面白い事例を見つけたらご紹介していくつもりです。
お楽しみに!
映像制作のエレファントストーンが運営する本メディアZOORELは、映像やクリエイティブにまつわるトレンドやノウハウを発信しています。最新情報は以下のメールマガジンにて更新中。お気軽にご登録ください!