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2023年 注目したい日本の広告賞まとめ
カンヌライオンズやクリオ賞など、世界中で話題となる広告賞。数々の広告賞の中でも日本独自の広告賞をまとめてみました。(情報は2023年9月19日(火)現在のものです)
2023年エントリー募集中or募集開始予定
JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール
主催者:日本アドバタイザーズ協会
授賞式:2024年2月~3月
エントリー期間:「新聞広告、雑誌広告」2023年8月1日(火)~2023年9月15日(金)、「テレビ広告、ラジオ広告、デジタル広告、屋外・交通広告」2023年8月1日(火)~2023年9月29日(金)
概要:
アドバタイザー、媒体社、広告会社、広告制作会社といった広告の発信側が応募した作品を、受け手である消費者が審査する総合広告賞です。アドバタイザー、媒体社、広告会社、制作会社のみに応募資格が与えられ、ユーザー視点で審査がされるというのが大きな特徴です。
東京TDC賞
主催者:東京タイプディレクターズクラブ(通称TDC)
授賞式:2024年4月
エントリー期間:2023年9月6日(水)~10月5日(木)
概要:
タイポグラフィカルなデザイン、タイポグラフィ、タイプディレクション、タイプデザインの領域を、広い解釈をもって審査しています。2024年度の受付が開始されており、早期受付(出品料割引):2023年8月1日(火)〜9月5日(火)/ 本受付:2023年9月6日(水)~10月5日(木)となっています。
PRアワードグランプリ
主催者:日本パブリックリレーションズ協会(通称PRSJ)
授賞式:2023年12月
エントリー期間:2023年8月21日(月)~10月16日(月)
概要:
日本のコミュニケーション技術の質的向上およびパブリックリレーションズに対する一層の理解促進を図ることが目的。毎年、9月から12月にかけてコミュニケーション活動(広報・PR活動)の事例を広く募集し、審査を通して優秀な活動を表彰、公開しています。
評価ポイントは「Strategy & Research 課題解決のための戦略性」「Idea 課題解決のための独創性」「Execution 活動内容の専門性または完成度」「Documented Results 目標に対する直接的・間接的な成果(社会またはPR業界への影響力の高さ)」の4つのようです。
宣伝会議賞
主催者:宣伝会議
授賞式:2024年3月
エントリー期間:2023年9月1日(金)~2023年11月1日(水)
概要:
月刊「宣伝会議」が主催する、広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたは絵コンテ・字コンテという形で募る公募広告賞。第61回を数えるコピーライターの登竜門です。公募なのでプロ・アマ問わず「年齢・性別・国籍」関係なく誰でも応募が可能。グランプリは100万円!
毎日広告デザイン賞
主催者:毎日新聞社
授賞式: 2024年4月
エントリー期間:2023年11月1日(水)~2024年1月9日(火)
概要:
100年近い歴史を持つ毎日広告デザイン賞。既成概念にとらわれない新鮮な発想と、すぐれた感覚の作品が期待されており、プロだけではなく学生、個人、集団でも資格を問わず応募が可能なため若手の登竜門とみる声もあります。広告主が提出した「課題」に基づき、クリエイターが「広告」を制作し、審査するのが「一般公募・広告主課題の部」です。
エントリー受付終了、授賞式予定
販促コンペ(販促会議企画コンペティション)
主催者:宣伝会議
授賞式:2023年9月上旬
概要:
同じく「宣伝会議」が主催する企画コンペティション。協賛企業から出される商品・サービスのプロモーションについての課題を受け、解決策となるアイデアを企画書形式で募集するコンテスト。選考基準は「企画書のデザインや体裁、完成度ではなく、マーケティング上の効果を見込める斬新なアイデアを審査・表彰します」とのこと。
宣伝会議の賞らしく年齢、職業、国籍は一切問わず、グループ(3名まで)での応募も可能です。
新聞広告賞
主催者:日本新聞協会
授賞式:2023年10月
概要:
1981年創設、2023年は第43回。2022年6月1日(水)から23年5月31日(水)に新聞協会会員紙に掲載された広告が対象です。加盟の新聞社に掲載された広告の「新聞広告活動の全過程」を対象に選考します。広告主部門と新聞社企画部門の2部門で構成され、新聞紙上の優れた広告活動を表彰します。
「企画力や表現力、影響力などの観点から、新聞広告の新しい可能性を切り開いた活動を発掘し、表彰します」と公式サイトでその特徴を述べています。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS
主催者:一般社団法人 ACC
授賞式:2023年11月
概要:
テレビ、ラジオCMの質的向上を目的に、1961年に「ACC CM FESTIVAL」として創設。全日本シーエム放送連盟(ACC)が主催する広告賞。2017年にリニューアルし、2023年で63回目になります。クリエイティブイノベーション部門やメディアクリエイティブ部門などCM、マーケティングだけでない部門にも拡大。
「名実ともに、日本最大級のアワードとして広く認知されており、総務大臣賞/ACCグランプリは、クリエイティブ業界で活躍する関係者の大きな目標となっています」と公式サイトでその特徴を述べています。
ADC賞
主催者:東京アートディレクターズクラブ
授賞式:2023年11月
概要:
1952年創設。東京アートディレクターズクラブ(通称ADC)が主催。同団体の会員は、トップクリエイタ―、アートディレクター、デザイナーなどで構成されています。2022年6月1日から2023年5月30日までに日本国内にて発表、使用、掲載された「アートディレクション作品」を募集。2023年度よりCI部門をより現在のアートディレクション事情を反映させた複合的な部門として審査することになりました。審査は全会員が行います。
アートディレクションの幅は広く新聞広告からCI、環境空間、オンスクリーンメディアまで幅が広く色んなアートディレクションの受け皿になっている賞と言えるでしょう。
日本雑誌広告賞
主催者:日本雑誌広告協会
授賞式:2023年11月5日
概要:
経済産業省後援のもと、雑誌広告に関する優秀な作品を表彰しています。雑誌広告の質的向上を図るとともに、社会生活情報としての機能を高め、もって我が国の産業、 経済、社会、文化の発展に寄与することを目的に創設されたといいます。
2023年大会は月号表記で2022年7月1日から2023年6月末日までの1年以内に会員社発行の雑誌に掲載されたものが対象。
まとめ
日本で注目を集める広告賞をご紹介しました。
こうしてみると、日本国内だけでも広告賞のジャンルの幅が広いことが分かります。クリエイターの卵、若手クリエイターの発掘の場ともなる広告賞、今後も注目していきたいです。
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