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葛藤しながらのチーム運営。人数が増えたからこそ大事にしている、チーム全体での成長をつくるための工夫【社員インタビュー#12】

葛藤しながらのチーム運営。人数が増えたからこそ大事にしている、チーム全体での成長をつくるための工夫【社員インタビュー#12】

こんにちは、エレファントストーンの大江です!

早くも7月も終わりに差し掛かり、猛烈に暑い日々が続きますが体調に気をつけながら頑張っていきましょう!

さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビューも第十二弾。今回はエディターチームマネージャーの横山さんにインタビューしました。
チームのマネージャーとしてメンバーとの向き合い方、チームとしての在り方・今後のビジョンをご紹介します。

【エディターチームマネージャー/横山勇樹 プロフィール】
御殿場出身。4歳からシカゴへ。ミネソタ大学へ進学し、映画学と比較文学をダブルメジャーで卒業。日本へ帰国しゲーム会社へ就職しようとするも、ディレクターの嶺に誘われエレファントストーンへ入社。モーショングラフィックやアニメーションを得意とし、語学力を活かし多角的な視野で映像を制作する。諸星大二郎のファン。

“楽しむ”ことが共通価値観のエディターチームとは

ーーまず始めに横山さんはチームのマネージャーとして、具体的には現在どんな業務に携わっていますか?

横山「エディターチームのマネージャーとして、チーム全体の仕事や案件の進捗状況を管理しています。

例えば、アニメーション案件の相談や依頼がチームにきた際にお客様の求めている用途やジャンル、表現などのご要望とチームメンバーの業務状況を考慮しながら、仕事の割り振りをしています。アニメーションやイラスト・CG案件など、社内で内製化することでお客様のご要望をスピーディーかつ柔軟に対応させていただいています。

また、3DCGなどの専門的な技術や、シリーズ化として何本も映像をつくる案件、予算が限られているけどクオリティの高い動画を制作したい案件などは、エディターチーム内のアジアパートナー事業を担当しているメンバーに仕事の依頼をしています。

彼らはタイを中心としたアジアの制作パートナーと連携しています。アジアパートナーは、日本と比べて原価が安いうえに、休日が異なるからこそ短期間の納期に対応できるので、そういった案件に対応できるんですよね。」

 

ーー組織の規模が拡大するにつれて、チーム体制にも変化があったかと思います。横山さんからみた現在のエディターチームはどんなチームですか?

横山「お互いに相談や助け合いがしやすいチームだと思います。

それがなぜだろうと考えた時に、仕事が忙しい中でもピリピリせずに楽しさを見出しながら働くメンバーが多く、気軽に話しかけやすい雰囲気があるからだと感じています。業務で行き詰まる時やアイデアがほしい時など、みんなで声をかけ合っていますね。」

ーー確かに、エディターチームのみなさんは雰囲気が似ている印象です!

チームとして成長する難しさとグループの垣根を超えたコミュニケーション

ーーマネージャー視点から感じるエディターチームとしての課題はありますか?

横山「チームとしてどう成長していくのか、そのために何をすべきかをメンバー1人ひとりが今よりも、もっと考えられるようなチームにしていきたいなと考えています。チームの人数が急拡大したこともあり、ノウハウが属人化したりグループごとに持っている情報に偏りがあったりして。それによる弊害を感じる機会も増えてきたので、改善を試みています。

リーダー2人を交えた3人で定期的にリーダー会議を行っていて、チームの課題や状況、今後のチームの方向性について話し合っていますね。ゆくゆくは、こういった話をより多くのメンバーとできるのが理想です。

一人ひとりが個人の業務だけでなく、チームでお互いにサポートや連携を強化するために何ができるかを考え、実行できるようにしていきたいです。そうすれば、チームとしてのスキルの底上げやクリエイティブの幅の拡大につながっていくのではないかと考えます。」

 

ーーそういった課題を感じられている中で、現在取り組んでいることはあるのでしょうか?

横山「メンバー全員で情報共有をする機会をつくりました。具体的には、チーム全員でチーム目標の進捗などを報告・共有する【チーム大会議】と、映像に限らず幅広いジャンルのトレンドを共有する【トレンド共有会】を行っています。

チーム大会議は隔週で、チームとして数値目標に対する進捗の共有を行う場です。また、メンバーの多くがNotion委員会*や納品管理委員会*など会社全体の取り組みをする委員会に所属しています。そのため、それらの活動の報告や情報共有をしてもらっています。

また、トレンド共有会では、週に一度終礼後に映像に限らず、ゲームやイラストレーターなど各メンバーが仕入れてきたトレンドを共有し合っています!」

*Notion委員会:会社のNotion内で、社内情報を整理・改善、ノウハウの共有を行う委員会
*納品管理委員会:納品した案件を整理して管理する委員会

ーーチーム目標の進捗共有の他に、チーム大会議で各委員会からの情報共有を行う目的はなんでしょうか?

横山「まずチーム大会議は、メンバーに数値目標に対する意識を高めてもらうために行っています。やはり、チームとして課されている数値目標を達成するためには、メンバー1人ひとりの数値目標に対する意識、業務の効率性を高める必要があると思っています。

また、エディターチーム内のグループ間に情報交換の差が発生しないように、チーム全体で共有する時間を大切にしたいという部分もあります。

この機会をつくる以前は、あるグループでは仕事を効率化する方法を共有し合い、効率的に仕事しているのに対して、別のグループではその有益な情報が全く得られていないということがありました。チーム全体でスキルの底上げをはかっていきたいので、グループの垣根を超えて情報交換をすることが、結果としてチームの成長にも繋がると思っています。」

 

ーーもう1つの【トレンド共有会】は社内でもエディターチームならではの取り組みだと思いますが、始めた理由はなんでしょうか?

横山「トレンド共有会は、メンバー同士の話題づくりのきっかけになるように、映像に限らず各メンバーの趣味や好みを共有するために今年から始めました。また、常に映像やデザインに活かせるようなトレンド、知識を習得することで自分の強みを増やしていくことを目的としています。

エディターチームは、プロデューサーやディレクターと一緒に仕事をする機会が多いため、日頃からコミュニケーションが大切になってきます。私自身、社内でコミュニケーションを取りやすい人ほど、仕事の依頼や相談が多いなと感じています。なので、映像に活かせる幅広いトレンドや知識を持って、それを社内メンバーとの関係構築や仕事のスムーズな進行に役立ててほしいと考えています。

また、チームの数値目標を達成していくためにも、チーム内だけでなく社内にアピールできるようなコミュニケーションを活発にさせたいと思っています。」

ーーチーム内だけでなく、社内に向けて情報を発信していくことを大切にされているのですね!

 

あえてアドバイスをするのではなく“見守る”ことでチームを成長させる

ーーところで、メンバーが多い中で1人ひとりに対してどうキャッチアップしているのですか?

横山「先程のお話しであったリーダー2人とのリーダー会議で、各グループの状況やメンバーについて情報共有を行い、キャッチアップしています。

エディターチームは、2つのグループとアジアパートナー事業のメンバーがいるので私自身が全員のことをみるというよりも、基本的にリーダー2人にメンバーの教育や指導を任せつつ、各グループの状況を把握するようにしています。」

 

ーーメンバーの“強み”や“らしさ”を引き出すために、どのようなコミュニケーションを心がけていますか?

横山「私からアドバイスをすることもありますが、メンバー自身で強みなどを見つけて磨いてもらうために、あえて“見守る”ことも大切にしています。私自身、とにかく自分と向き合いながら試行錯誤を繰り返してきた結果、振り返った時に自分の強みや改善点に気づいたり、次にどう活かすのかを考えたりしてきました。

なので、私のやり方や乗り越え方を参考にするのではなく、メンバー自身が効率のいい仕事の進め方や乗り越える中での休息方法を、自分のやり方で見つけてほしいと思っています。私もメンバーがどう乗り越えようとしているのか、その人なりの乗り越え方を見ようと心がけています。」

 

ーー“あえて見守る”スタイルになったきっかけはあったのですか?

横山「はい。それまでは、業務の中でメンバーに自分のやり方や知識を伝えたり、改善点を伝えていました。ですが、コミュニケーションをとる中で自分のやり方がその人の強みになるわけではない、壁を乗り越える中で自分の強みや改善点を見つける方がその人なりのスタイルが見つけやすいと気づきました。

なので、メンバー自身が仕事をする中で強みや効率的な仕事のやり方を見つけていってもらうためにあえて見守ることもあります。」

チームとして思い描いている未来

ーー今後、どんなエディターチームを目指していきたいですか?

横山「横山チームとはこれ!という強みを社内でもチームでも確立していきたいです。

チーム内だけではなく、他のポジションの方とも一緒に楽しんで映像をつくることでコミュニケーションがスムーズに取れたり、より良い映像を作り出せるサイクルが生まれたりすると思っています。なので、より【楽しんで仕事する人たち】と認められるように私自身も日頃からメンバーに楽しんで働いてもらえるようにコミュニケーションを大切にしていきたいです。」

 

ーーそのためにチームメンバーに求めることはなんですか?

横山「チームとして楽しみながら、チームとして成長していくために何ができるのかを自らどんどん行動に移してエディターチームとして一緒にステップアップしていって欲しいです。

そのためにも、チーム内の連携を強化するために日頃のコミュニケーションの部分やチームとしての意識を高められるような時間をつくるなど、マネージャーとして考えていきたいです。

まとめ

今回のインタビューでは、チームを束ねるマネージャーとしての横山さんのコミュニケーションでの難しさや意識の変化をお伝えしました。

横山さんの【楽しい】を共有しながら仕事をしていくという言葉が印象的でした。

“社員の想いを象る”シリーズはこちらからご覧ください!
社員インタビューはこちら


 

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この記事を書いた人

大江美羽
エレファントストーンの経営戦略室ブランドマネジメント課所属

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