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アイドル大好きプロデューサーが語る!アイドル映像の見え方・見せ方、ここがすごい!
こんにちは!エレファントストーン アイドル大好きプロデューサーの小林です。
前回の記事から早半年…皆さんはどんな日々をお過ごしだったでしょうか。
私はというと、アイドル好きが高じて、1月に行われた社会人コピーダンス大会で準優勝しました!
※前回の記事:映像プロデューサーが見たこの映像がすごい!【アイドル編】
仕事にも推し活にも全力投球な毎日を送っています。そんな私が今回は、映像プロデューサー視点からみたアイドルの映像をご紹介!
映像ごとの見せ方の違いによる、視聴者に与える印象=見え方の違いを感じていただければと思います!
まずは、今回ご紹介するアイドルさんについて
今回はHEROINES所属の7人組アイドルグループ、iLiFE!(アイライフ)さんの映像をご紹介していきます。
iLiFE!さんは「私(i)と貴方(!)で作るアイドル(i)ライフ(LiFE)」をコンセプトとした、楽しくて可愛い楽曲が多いです。MV、ダンスプラクティス、リリックビデオ等、さまざまな角度から映像を制作されています。
楽曲のコンセプト・魅せたい世界観が伝わるMV
一つ目に紹介するのは、MV。MVは、楽曲のコンセプトや魅せたい世界観が伝わりやすいという特徴があります。
このMVは、iLiFE!さんの「アイドルライフスターターパック」という楽曲のものです。ヲタクの必修科目である実際のアイドル現場の基本的なコールがこの曲を覚えるだけで完璧になる!という、これからアイドルヲタクを目指している方必見の楽曲。
また、リップシーン(顔がアップになり、曲に合わせてアイドルが歌うシーン)などもあり、一人一人のメンバーの可愛い表情を見ることができます。所属するメンバーのビジュアルアピールにもなっているのが、MVならではです。
ちなみに、続編「アイドルライフブースターパック」も最近MVが出ました。毎日通勤途中に聴いています!
踊ってみたい需要に応えるダンスプラクティス映像
MVの次はダンスプラクティス映像。ダンスプラクティス映像では、その名の通りアイドルが踊る楽曲の振り付けを知ることができます。
アイドル現場にはアイドルの振りを真似して踊る「フリコピ」という文化があります。(私が趣味として行っているのもこの「フリコピ」です!)
現代のアイドルは、TikTokで「フリコピ」されて有名になることも多く、「自分でも踊ってみたい!」という需要に応えるのがこのダンスプラクティス映像です。MVやライブ映像を見るよりも簡単に振りを覚えることが可能です。また、レアな推しメンの練習着を見ることができるのもダンスプラクティスならでは!
会場の熱気を伝えるライブ映像
3つ目は、アイドルには欠かせない「ライブ映像」です。ライブ映像では、実際の会場の盛り上がり方、メンバーの歌声、熱気を感じることができます。
一瞬限りの表情や高揚感、コールで盛り上がる一体感…実際にアイドル現場に行きたくなるきっかけとして多いのが、このライブ映像ではないでしょうか?ライブ映像はいくつかのパターンで撮影されることがあり、実際にMVをご紹介した「アイドルライフスターターパック」という楽曲では2つの映像が上がっています。
その時々で異なるメンバーの歌声や表情を見ることができて、見ていてとても楽しいです!また、ライブ映像に付随して、iLiFE!さんはツアーメイキング映像も載せています。楽しいライブをつくり出すための努力やメンバーの緊張感。
アイドルさんたちと感情を共有して一緒に思い出をつくりたい私たちヲタクが、メンバーの成長や影の表情を見ることができるこちらの映像も必見です!
楽曲派ヲタクを生むリリックビデオ
@ilife_official 絶対ナイナイナナイ!恋なんかじゃナイ!#ナイナイ恋煩い #iLiFE #アイドル #コール ♬ オリジナル楽曲 – iLiFE!【あいらいふ】
最後はリリックビデオです。「アイドルの楽曲なのに、メンバーが出てこないんだ!」と驚いた方もいるかもしれません。リリックビデオでは、歌詞や付随する世界観を伝えることができます。
最近ではTikTokなどで楽曲がバズることも多いiLiFE!さんのものを含むアイドルの楽曲は、メンバーのビジュアルやチームコンセプトで評価を得るだけでなく、曲自体の良さでファンを魅了することも多いです。(ちなみに、楽曲を中心にファンになる人のことを「楽曲派」と言うことがあります。)
自分も楽曲派ヲタクなので、夜な夜な良い曲を探し回ってYouTubeを徘徊したり、現場(=ライブ)で実際に聴いた曲がとても良くて、そのアイドルを好きになったり…!同じアイドル好きでも、色々な楽しみ方がありますね!
まとめ
今回ご紹介させていただいたiLiFE!さんは、さまざまな映像手法を使って、私たちヲタクの心に刺さる効果的なプロモーションをされていました。
同じ楽曲・グループをプロモーションする場合でも、映像ジャンルの違い、映像による見せ方の違いによって、異なる魅力を訴求していることが分かります。この手法は商品やサービスをプロモーションする時にも有効で、「どこに注目してほしいのか、どんな課題に対して映像をつくるのか」を明確にすることで、本来の目的に対して効果的な映像になります。
今後アイドルさんの映像をみる時だけでなくテレビCMやWeb映像をみる時に、今回のような映像がつくられた背景に注目してみると、面白いかもしれません!
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