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なぜ話題?CMも公開!2023年の「月見商戦」に迫る
画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000032088.html
毎年秋に話題になるのが「月見」シリーズのファストフードです。秋の夜空に浮かぶ、美しい月を眺める「お月見(十五夜)」。2023年の十五夜は9月29日(金)の予定です。
夏が過ぎ、秋を感じるこの時期に満月の夜を見て楽しむ、日本の秋の風物詩。月にうさぎがいる、餅をついているなどといった逸話は子供のから日本人に親しまれてきました。その中で日本で今過熱しているのが、ハンバーガーチェーンにおける「月見商戦」です。気が付けば、各社が卵を月見に見立てた「月見バーガー」を出しています。
今ではハンバーガーチェーン以外のカフェチェーンも巻き込みその勢いは拡大。今回は各社の月見商戦PR手法を見て行きます。
月見〇〇のCMを見てみよう
1.マクドナルド
今では秋の風物詩として各社が展開しているお月見シリーズですが、元祖といえばマクドナルドでしょうか。マクドナルドの「月見バーガー」は1991年に誕生。
開発当時、バーガーに入っていると嬉しいと感じる人気食材を調査したところ、たまごが人気という結果に。そこから、たまごを使ったバーガーの開発が始まったそうです。
https://www.mcdonalds.co.jp/burgerlove/static/burger/376/index.htmlより
2023年は9月6日(水)より商品が展開。七味がアクセントになった新商品「七味香る 牛すき月見」のほか、定番の「月見バーガー」「チーズ月見」、朝マック®の「月見マフィン」が登場。さらに、あんことお餅が入った「月見パイ」やフルーティな味わいの新作「月見 マックシェイク® 長野県産シャインマスカット」が登場。
どうしても高くなりがちな卵商品ですが、マクドナルドのアイテムは最も安くお手軽に食べられることが魅力になっています。気が付けば卵以外の商品まで充実するようになりました。
CMでは、娘のもとを訪れる父が月見バーガーを買っていくというホームドラマになっています。娘は電話にでませんが、それでも心は通じ合っている。欲しいものがわかる、というメッセージを感じます。
2.KFC
今年先陣を切って月見シリーズの発売に乗り出したのがKFCです。8月24日に情報公開、8月30日(水)より新商品が発売されたのに乗じて、9年振りに復活したエッグタルトの販売も開始されました。
秋といったら月見! 今年もKFCから「とろ~り月見」シリーズを数量限定で発売します! 「とろ~り月見チーズフィレバーガー」「とろ~り月見チーズ和風カツバーガー」は、定番の「チキンフィレバーガー」「和風チキンカツバーガー」のおいしさをさらにアップさせる、目玉焼き風オムレツをトッピング。さらに、濃厚で風味豊かなチェダーチーズを挟んで、かぶりついた瞬間、卵黄ソースが“とろ~り”口いっぱいに広がる贅沢な味わいに。また、今年は「とろ~り月見ツイスター」が新登場! パルメザンチーズをベースに、チェダーチーズ、ベーコンを加えた旨みのあるソースと、“とろ~り”とした半熟風のたまご※を包んだ、想像しただけで頬張りたくなるツイスターになりました。「とろ~り月見」シリーズが味わえるのは、今だけ! 空気が澄み渡るこの季節に、お月様と一緒に「とろ~り月見」シリーズをお楽しみください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000032088.htmlより
2022年には「ぐでたま」をCMに起用。まさかのゆるきゃらを月見大使に任命するというゆるさでアピールをしてきました。
2023年は一転してカーネル・サンダースが月見バーガーを食べて、思わず自分もとろ〜りしてしまうという様子を描いています。去年に引き続き、ちょっとゆるさがあるのがケンタッキーの月見の特徴でしょうか。
3.ロッテリア
8月23日(水)発表と最速で情報公開をしたのがロッテリアです。9月7日(木)とKFCより1週遅れて発売を開始し、10月中旬まで発売するとしています。ロッテリアの売りは月見ではなく半熟月見。半熟卵を使ったアイテムを多く取り揃え、とろ〜り感をアピールしています。
ロッテリアでは、毎年秋の風物詩である“月見”の季節に合わせた商品を期間限定で販売し、大変ご好評をいただいております。
今年は、ロッテリアの人気定番商品をベースに、“月”に見立てた「半熟タマゴ」と相性抜群な「和風しょうが醤油ソース」を合わせた新商品『半熟月見 和風絶品チーズバーガー』、『半熟月見 和風エビバーガー』、『半熟月見 和風てりやきバーガー』を9月7日(木)から期間限定で販売いたします。
「和風しょうが醤油ソース」は、香りが高くマイルドな辛味の国産しょうがを使用し、濃厚なたまり醤油と濃い口醤油の2種類の醤油、まろやかな甘みが特長の三温糖、隠し味としてオイスターソースを加えました。
また、『絶品チーズバーガー』に「半熟タマゴ」と旨辛味がクセになる「シラチャーソース」※2を合わせた『半熟月見 旨辛絶品チーズバーガー』も同日から販売いたします。
さらに、9月7日(木)から9月21日(木)までの期間限定で、対象クーポンをレジにてご提示いただくと、対象商品と『ふるポテ』、『ドリンクM』の「ふるポテセット」をお得な50円引きの特別セット価格でご提供いたします。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004502.000001594.htmlより
CMは8月31日より放映開始といち早く解禁。「とろ~り」をテーマに半熟をこれでもかとアピールしています。
🍳半熟月見バーガー🍳どれ食べたい❓
💛和風絶品チーズ
🤍和風エビ
🧡和風てりやき
❤️旨辛絶品チーズ秋と言ったらやっぱり
ロッテリアの半熟月見なのです💭 pic.twitter.com/mn5bcjFUlK— ロッテリア (@lotteria_pr) September 6, 2023
4.バーガーキング
唯一、卵ではなくてパイナップルで勝負しているのが、バーガーキングです。
卵じゃなくて“パイナップル”がいいじゃない!バーガーキング® から「パイン ツキミバーガー」新発売!直火焼きビーフの旨味にパインの甘みと酸味が食欲をそそる!本格ソース『チポトレ』『テリヤキ』2種登場
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000231.000038980.htmlより
このように、パインを月見に見立てて商品を展開。フルーツとハンバーグって合うの?と思う読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、肉とパインの相性はシュラスコ(ブラジル焼肉)でも実証済み。良いアクセントになりそうです。
ただし、バーガーキングは月見商戦用のCMを用意しておらず、CM「バーガーデイトレーダー編」を7月にあげてからは新しいCMがあがっていません。それだけ他社の卵による商戦にはのらない、と差別化を図っているのかもしれません。
5.ウェンディーズ・ファーストキッチン
バーガーキングと同じく、卵ではなくハッシュポテトを月見に見立てたのがウェンディーズ・ファーストキッチンです。
食欲の秋にピッタリな3種類のアメリカン月見C.B.P.バーガーを発売します。当店自慢の丸いハッシュポテトをお月様に見立て、とろ~りチーズとカリカリベーコン、そして肉厚でジューシーなビーフ100%パティを組み合わせました。ボリューム満点なチキンフィレ肉を挟んだものや、ボリューム感を抑えたJr.サイズもご用意しました。とろ~りとしたチーズ(C)、ベーコン(B)のカリカリ感、ポテト(P)のほくほく感といった様々な食感が楽しめる、秋季限定・月見バーガーをぜひご堪能ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000059385.htmlより
さらにお餅バージョンも登場
ファーストキッチン(競馬場店を除く)で、丸餅をお月様に見立て挟んだ新作月見バーガー4種を発売します。かつおと昆布の出汁が効いたつゆに揚げ餅をくぐらせ、風味豊かなコク甘みそダレを合わせた自信作です。今年は4種すべてにおもちを挟み、さらにたまごを挟んだ豪華月見バーガーもご用意しました。おもちを挟んだ商品は今年で2年目となります。ファーストキッチンらしさを表現した秋限定·月見バーガーをぜひご堪能ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000059385.htmlより
どちらも9月7日(木)から発売を開始しています。品数多く勝負しておりますが、こちらもCMはないようです。
6.モスバーガー
昨年、あまりの人気で一度「月見フォカッチャ」の販売を取りやめたことが話題となったモスバーガー(10月上旬より再開)。最近では三越と協業し「モス越」という高級路線の展開を発表したモスバーガーですが、月見商戦でも一味違います。
第一弾、第二弾…と長い期間販売しているのがモスバーガーの特徴ですが、その間にアイテムを入れ替えることも多く、月見てりやきバーガー、月見フォカッチャなどバリエーションの豊富さも人気の理由となっています。
昨年、大好評だったモスの「月見」が再び!小麦の風味を引き立てたもちもちのフォカッチャとパリッとした歯ごたえが楽しめる天然羊腸のソーセージ。
コクと深みのあるバーベキューソースをまろやかにまとめあげるとろったま。もちっ・パリッ・とろっ、ひと口で 3度おいしいモスのこだわりがつまった秋の味覚をぜひ。
9月13日(水)から販売。
月見商品の発売も9月13日(水)からと他社よりも遅いモスバーガー。今年の販売戦略にも注目したいです。
まとめ
以上、ファーストフードチェーンの月見商戦2023をお届けしました。
ストーリー性のあるCMで視聴者に共感を促す企業、商品自体の魅力にフォーカスするCMを展開する企業、卵以外の食材を月見に見立てCMを展開しない企業など、それぞれのPR手法に各企業の特徴が現れていたように感じます。
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