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ラスベガスの新名所「Sphere(スフィア)」がオープン

ラスベガスの新名所「Sphere(スフィア)」がオープン

ラスベガスに新たな「Sphere(スフィア)」というコンサートホールが誕生したのをご存じでしょうか?

9月29日にはU2が1991年のアルバム『Achtung Baby』の記念公演『U2:UV Achtung Baby Live At Sphere』を実施。17,000人のファンを相手に魅了しました。

さてこのスフィアは一体何がすごいかというと、日本円にして約3,400億円という総工費もさながら、外側がLEDパネルで覆われていて、その120万個のLEDスクリーンの解像度は地上最大の解像度16Kとなっているそうなんです。そこで今回は、そんなスフィアを「映像」の側面から紹介していきますね。

Sphere(スフィア)とは?

ラスベガスに登場したスフィアは、表面がLEDパネルに覆われた銀色の球体をしたコンサートホール、ライブ会場です。

一言でいえば、SFアニメの世界で描かれているライブ会場!といった趣でしょうか。2018年に構想が発表され、感染症禍で一度建設は中断されましたが、無事2023年9月にオープンへこぎつけました。総工費は最終的に23億ドル(約3,400億円)とのことです。

収容人数は20,000人(17,600席、スタンディングスペース2,400席)で、10,000席に4D機能を搭載しており、VRの特別な装備無しにVR体験ができるというのが売りです。

スフィアの魅力

外側がPRディスプレイになる

 

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まず、何と言ってもインパクト抜群なのが外側です。丸い球状の建物全てがLEDによる映像ディスプレイとなっています。こちらは『Trolls』の映像が流れておりますが、インパクト絶大です。

最高のライブ体験

 

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こちらは実際のU2のライブ映像です。アーティストの後方だけでなく、天井を覆うように映像が流れています。音と映像の相乗効果によりインパクトが増大し、没入できそうなのがPCの前からでも伝わってきます。

 

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同じくU2のライブ映像から。SNSでは「We’re falling from the sky.」と一文がそえられています。映像スクリーンの高さは約76m(250フィート)にも及び、16,000個のスピーカーによる音響体験が可能です。U2のジ・エッジ氏は「何光年も先をいっているようだ」とスフィアを賞賛しています。

アート特化の施設

U2のボノ氏は、「ほとんどの音楽会場はスポーツ用に作られており、アートのためのものではありません。そんな中、この建物は映画やパフォーマンスで没入体験をするために建てられています」とインタビューで語っています。

日本でも東京ドーム、神宮球場、日本武道館、陸上競技場併設といったスポーツ系の施設で大型の音楽ライブが開かれることが多いですが、このスフィアではその発想が反転し、アートのための施設がスポーツに使われるというこれまでと違った体験ができるようになります。

スフィアの席の中には、画面上で起こっていること(地震など)に合わせて振動するシートや、風、温度​​、さらには香りの効果を生み出すことができる4Dマシンといった高級映画館にありそうな機能まで搭載しているとのことで、IMAXデジタルシアターやドルビーシネマといった映画館との競争がスタートしそうです。

映像美を求めるだけでなく、それを超えた「映像を通した没入体験」ができる施設といえるでしょう。

まとめ

今回はラスベガスにできた新たな施設のスフィアをご紹介しました。全てが規格外で、好きなアーティストのライブがこのスフィアで行われたら最高だろうなと想像してしまいます。今後、どんな取り組みが行われるのか必見です。


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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