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ファストファッションの公式YouTubeチャンネル人気事例をご紹介
画像参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000066095.html
日本が誇るユニクロをはじめ「ファストファッション」はもはや単なるブランドではなく社会的インフラとなっています。ファストファッションといえば、他にも同じファーストリテイリンググループのGU、日本のしまむら、スペインのZARA、スウェーデンのH&Mなどがあります。
どの高級ブランドを扱うよりもファストファッションブランドの商品を紹介した方が再生回数を伸ばせるとして、多くのファッション系YouTuberはユニクロを筆頭としたファストファッションブランドの商品を紹介していますが、公式YouTubeチャンネルはどんな映像を公開しているのでしょうか…?
今回は公式チャンネルの活用法に注目してご紹介していきます。
ファストファッションブランドのYouTube公式チャンネル紹介
H&M
今年のデザイナーズコラボでパリの老舗ブランドであるRABANNE(ラバンヌ)とタッグを組んで、話題を呼んだH&M。
最近のYouTubeチャンネルでは、本コラボレーションの実現に伴い特別に映画監督であるグザヴィエ・ドランによるキャンペーン・ショートフィルムも公開されました。
「このコラボレーションでは、自分が今までやったことのないこと、これから先もやらないであろうことのすべてを実現したいと思いました。私にとっての新しい姿、また、非常に幾何学的で簡素化された装飾、そしてもちろん色や素材を通してパコ・ラバンヌのオリジナルな世界観と時代へのオマージュを探求したかったのです。パコ・ラバンヌの芸術的なビジョン、センスを大切にしました。このコレクションそのものにその精神が凝縮され、よりモダンかつ、より民主的で、見て、着て楽しめるものになっています」映画監督 グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
また、H&Mはディズニー創立100周年を記念してアーティストのトレバー・アンドリューとコラボレーション・コレクションを実現し、かっこいいティザームービーも公開しています。
Forever 21
日本からは一時撤退したものの、2023年になって再上陸を果たしたのがForever 21です。
YouTubeチャンネルで公開されている映像のクオリティは、いずれも確かなもの。15秒弱から30秒程度までの尺で、背景はシンプルな単色を用いながらファッションアイテムの着用感や素材感がわかるような映像が多く公開されていますね。
他のチャンネルに比べるとコラボレーション動画はあまり見受けらず、商品や着こなしを見せている動画のほうが多いのが特徴的です。ルックがとても丁寧につくられていて、過去のForever 21のイメージよりもキレイ目なアイテムが増えているような印象を受けます。
ファッションセンターしまむら
圧倒的商品数がある「ファッションセンターしまむら」。その品揃えから、お買い得商品を求めて毎日パトロールする「しまパト」という言葉も生まれたほどです。
先週アップロードされたファイバーヒートのCMは2024年1月現在、約400万回の再生回数を記録しています。
コラボもののPR映像も同じく100万回超え。
インフルエンサーを起用した企画も豊富で、こちらはママさんインフルエンサーのteraさんyumiさんがしまパトを行った時の映像です。
他ブランドと違うのは、あくまで「かっこよさ」ではなく「実用性」「機能性」といった生活に密着した映像を制作している点。ブランドに求められていることを理解して、YouTubeというプラットフォームを活用しながら上手くPRしているように感じます。
GU
ファーストリテイリンググループのGUの公式チャンネルでも、コレクションの紹介やコラボレーション動画を公開しています。100万回再生以上を記録する映像が多く、どれも10〜15秒ほどの短い尺で商品をシンプルにPRしています。
GUではユニクロ同様、世界的なブランドやデザイナーともコラボしており、今年でいえばbeautiful people(ビューティフルピープル)、過去にはUNDERCOVER(アンダーカバー)、キム・ジョーンズ(現DIORメンズデザイナー)などがあげられます。
かっこよさを訴求したGU×UNDERCOVERの映像よりも、先に紹介している有用性を映している映像のほうが、再生回数が多く人気なように思えます。この例から考えると、ファストファッションブランドに求められているのは、「かっこいい」よりも「身近」な雰囲気なのかもしれません。
まとめ
このようにファストファッションの世界ではインフルエンサーマーケティングが盛んですが、その理由は「身近」「実用性」を感じられる点にあるという傾向が見えてきました。再生回数だけでブランドや人気を語ることはできませんが、「かっこいい」に振り切っていないしまむらやGUの公式YouTubeチャンネルは、そうした意味でターゲットの需要に応えているからこそ、よく視聴されるコンテンツを制作し続けられているのかもしれませんね。
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