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ボジョレー・ヌーヴォー解禁!ワインの最新プロモーション動画はコレ
画像参照:https://www.nlwine.com/news/2023081801.html
11月は、中旬(今年は16日)にフランス産ワインの新酒「ボジョレー・ヌーヴォー」が解禁されるなど、ワインの需用が一段と高まる季節です。
日本のワインメーカーは、大手企業から小さなワイナリーまで実に多種多様ですが、ここ最近では業態を問わず映像を活用するプロモーションがごく一般的になっています。そこで本記事では、ワインを紹介する最新プロモーション動画を厳選してご紹介していきます。
ワインのPR映像の見どころ
①見た目の美しさにフォーカス
ぶどうの果実の鮮やかな色合いは、ワインの大きな魅力の一つです。プロモーション動画でもその見た目の美しさフォーカスしたカットが数多く使われています。ワイングラスに注ぐ瞬間を撮影したものやボトル製品としてパッケージ化されたもの等、その切り取り方にも注目すると、様々な気づきが得られるかもしれません。
②生産者やワイナリーの想いを伝える
フランス語で「風土の、土地の個性」という意味を成す言葉「テロワール」を味わうことこそが、ワインの醍醐味と言っても過言ではないでしょう。そのため、商品PRにとどまらず、ワイン造りの現場やワイナリーの歴史にフォーカスしたプロモーション動画も人気が高くなっています。
生産者の仕事への情熱を描きつつ、その背景にある文化や歴史に着目するという点で、ワインのプロモーション動画は企業ブランディングと重なる部分があると言えるでしょう。
③食べ物とセットでアピール
高級嗜好品としてのイメージも薄れ、現在はおうちご飯の時間にワインを愛飲する習慣が広く浸透しています。WebサイトやSNSでワインとのペアリングを楽しむフードレシピを公開しているワイナリーや企業も珍しくありません。そのため、プロモーション動画でも食べ物とセットでワインを訴求するアプローチがごく一般的になっています。
ワインのプロモーション動画事例紹介
①サントリーホールディングス株式会社
ビールの印象が強いサントリーホールディングス株式会社ですが、ワインについても様々な種類を手がけています。今年の9月に公開された最新プロモーション動画では、珍しい缶タイプのワインを「酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。」として30秒と15秒の2バージョンで紹介。
オダギリ ジョーさん、松田 翔太さんの豪華キャストを起用したこちらの動画『スパ缶とサバ缶』 篇は、「それ、ビール?」というセリフで商品の特徴を分かりやすく伝えています。たった一言の疑問符が視聴者の共感をつくり出し、ワインなのに缶ビールのように気軽に飲める商品であることを直感的に把握できる内容になっています。
こちらの『スパ缶とサバ缶』15秒篇は、スパ缶とサバ缶という飲み物と食べ物の組み合わせに着目しています。晩酌にスパークリングワインという新しい楽しみ方を提案した「酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。」は、国内でも人気を誇る商品です。
CMを見ていると、いつもの食卓にすぐにでもスパ缶を取り入れてたくなってきますよね。15秒の短い動画で消費意欲を向上させるプロモーションの好例と言えるでしょう。
②アサヒビール株式会社
2023年9月から公開されているアサヒビール株式会社のワインプロモーションが、大きな評判を呼んでいます。チリのプレミアムワイン「9LIVES」のスペシャルムービーなのですが、ユニークな演出とキャスティングで、創意工夫に富んだプロモーションの好例と言えるでしょう。
“挑戦者に捧ぐワイン”という個性的な商品コンセプトと“未知なる自分を探求する”という動画のコンセプトがぴったりと噛み合っています。メインキャストに抜擢されている庭師・村雨辰剛さんの高貴でミステリアスなルックスも「9LIVES」ワインのイメージと絶妙にマッチ。情報の密度がきわめて高い1本です。
③メルシャン株式会社
キリンホールディングス株式会社のグループ企業であり、国内ワインの大手メーカーとして確固たる地位を築いているメルシャン株式会社。最近、世界140ヵ国に輸出され、英国サッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドのオフィシャルスポンサーも務めている世界屈指のワインブランド「ディアブロ」のプロモーションに力を入れています。
実際に、メルシャン公式YouTubeチャンネルでは、ハリウッド俳優ペドロ・パスカルをアンバサダーに迎え入れた豪華なプロモーション動画を一般公開。
紹介されているカッシェロ・デル・ディアブロは、「悪魔の蔵」の異名を持つ伝説のチリワイン。その昔、あまりの美味しさから盗みが絶えず、創立者が「この蔵には悪魔が棲んでいる」という噂を流し、その美酒を守ったそうです。ワイン好きの間ではよく知られる逸話を踏まえたこちらの動画は、映画の予告編かのようなストーリー性の高いものになっています。
また、こちらはキリンビールのYouTubeチャンネルで公開されているメルシャンのブランディングムービーです。生産者の強い信念や長い歴史を持つブランドのならではの揺るぎないアイデンティティを伝えるプロモーション動画としても機能しています。
④ペンフォールズ
南オーストラリア州の歴史的文化遺産として知られ、オーストラリアワイン最高峰との呼び声高いペンフォールズ。同社の公式YouTubeチャンネルでは、2023年7月に新商品となる「ワン・バイ・ペンフォールズ」のプロモーション動画を公開。
ライフスタイルブランド・HUMAN MADE(ヒューマンメイド)の創設者であり裏原宿系ブランド「A BATHING APE®」の生みの親でもあるNIGO®さんを起用し話題を呼んでいます。
動画では、ペンフォールズのクリエイティブ・パートナーに就任したNIGO®さんがデザインを手がけた、動物モチーフのワインラベルが初お披露目。街中の看板や信号にも同じモチーフが映し出された、遊び心あふれる動画になっています。
ペンフォールズは創業から約180年の間、好奇心、革新性、パイオニア精神を大切にしてきたブランドです。世界中のファッション、アート、音楽の愛好家とワインを共有できることを目指したイベントを定期的に開催し、上記動画のような新しい形のプロモーションも精力的に展開しています。
異なるカルチャーとの融合を図ることでブランドイメージを刷新し、ファンの裾野を広げていく。ペンフォールズのそうした意思を強く感じる動画です。
まとめ
ワインという飲み物の枠を超え、その世界観・ストーリー性を示すようなプロモーション動画が多かったように感じます。今後も映像を通じたワインの魅力をお届けしていきたいと思います。
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