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サービス紹介動画の事例13選と作成と活用のポイント

サービス紹介動画の事例13選と作成と活用のポイント

近年、無形のサービスを視覚的に伝えるサービス紹介動画を作る企業が増えています。動画を利用することで視聴者のサービスへの理解を促し、導入のハードルを下げることができるためです。

しかし、一言でサービス紹介動画と言っても目的や形式は様々です。例えば、利用意欲の促進のために実際に利用シーンを映す方法や、他社サービスとの差別化を図るために世界観を押し出す方法などがあります。そこで本記事では、様々な業界別の事例と制作のポイントについてご紹介いたします。

なお、本記事ではWebや決済、ウェディングサービスのような形のないものを「サービス」としています。形のある「商品」に関しては「商品紹介動画」のページにてご説明しております。形のある「商品」に関しては「商品紹介動画」のページにてご説明しております。

関連記事:欲しいと思わせる商品紹介動画の作り方とは? 事例を踏まえて解説!

サービス紹介動画でできること

サービス紹介動画はサービスの内容や利用イメージ、世界観を訴求することが可能です。動画を利用すると視覚や聴覚に訴えることができるため、テキストや画像での説明で伝えきれないことについても表現可能です。動画の利用は、下記のような課題解決に役立ちます。

・サービスリリース時に分かりやすく概要を伝えたい
・既存のサイトだとサービスの魅力を説明しきれていないからリニューアルしたい
・感情に訴えたいのに文章では伝えきれない
・既存顧客に対して分かりやすくサービスを説明したい
・企業の担当者に対しての認知を拡大したい

また、サービス紹介動画を一つ作ると、サービスサイトに掲載するだけでなく、SNSで拡散したり採用シーンで再利用したりすることができるので、サービスの認知拡大や理解を深めるきっかけにもなるでしょう。

目に見えないサービスの魅力を分かりやすく伝えられる

サービス紹介動画は、無形のサービスの内容や魅力を1分程度の短い時間で分かりやすく伝えることができます。目に見えない部分をアニメーションを使って分かりやすく表現したり、音声やテロップをつけたりすることで、複雑なサービスの内容をシンプルに分かりやすく伝えることができます。

例えば、SaaSなどのクラウドサービスを提供している場合、サービス概要を簡単に表現するアニメーションにナレーションをつけると、文章だけではイメージしづらいサービス内容を顧客に分かりやすく伝えることが可能です。

他にも、企業担当者に認知を拡大したいという要望や、既存顧客へのリブランディングの認知を広げたいという要望がある際には、サービスの世界観をアニメーションで表現した動画を作ることで、より視聴者の記憶に残る施策になるでしょう。

なお、アニメーションのみで制作したアニメーション動画は実写よりも金額が安くなる傾向があるため、サービス紹介動画でアニメーションを利用されるケースは多くあります。

関連記事:アニメーション動画とは

さまざまな媒体での掲載と広告展開が可能

サービス紹介動画は、コーポレートサイトとサービスサイトのTOPページや商品紹介ページで利用されることが多いです。しかし、メッセージの部分を編集して短くしたり、再構築したりすることでSNSなど様々なプラットフォームでの投稿や広告利用が可能です。

例えば、弊社でサービス紹介動画を制作する時に掲載ニーズがある媒体には下記があります。

・コーポレートサイト
・サービスサイト
・採用サイト
・YouTube
・Facebook
・Instagram
・Twitter
・TikTok

最近は特に、YouTubeを中心としてTwitter、Facebookでも二次利用したいというクライアント様からのご要望が弊社では多いです。様々な媒体に掲載するメリットとしては、目的にあわせて最適なプラットフォームに掲載することで、今までアプローチが難しかったターゲット層への訴求が可能となることが挙げられます。

例えば、YouTubeは国内ユーザー数が6,200万人と多く、まだサービスを知らない上に、貴社商品に対して検索行動を行っていない顧客に対して認知を行うことに優れています。YouTube広告は、Google内で検索したKWと連動させて広告を配信することも可能なため、リスティングなどの獲得型の広告と連動させてみるのも良いでしょう。

一方でFacebookは実名制が高く、ビジネスユースしているケースも多いためBtoBのマーケティングとしてリスティングの次の施策として利用されることが多いです。特に20〜40代の男女をターゲットとしたBtoBサービスの場合におすすめです。

Twitterは10〜30代のユーザーが多く、特定アカウントの類似フォロワーに対して広告配信ができるなど、興味やコミュニティを起点としたターゲティングに優れています。特に潜在顧客へのアプローチや、競合がTwitterを行っているケースに利用すると効果的です。

利用シーンをイメージしやすくなる

サービス紹介動画は、お客様のインタビュー映像や、まるで自分が操作しているかのようにサービスを利用している映像を制作することで、視聴者の利用意欲を促進することができます。視聴者に自分がサービスを利用する姿を想像してもらうことで、サービスの導入のハードルを下げることが可能です

例えば、カーシェアリングなどの比較的業界として新しいサービスは、利用イメージがつきにくいという課題を解決するために実際の利用シーンの実写映像を入れることで、視聴者はサービスが自分の役に立つ様子をリアルにイメージすることが可能です。

サービス申し込みに近いページにサービス紹介動画を掲載することで、申し込みに対しての心理的なハードルを下げることにも繋がるでしょう。

サービス紹介動画の事例13選

サービス紹介動画には、目的やターゲットに応じた様々な演出方法があります。ターゲットへサービスの魅力を効果的に伝えるためにも、目的にあった演出を選択することが大切です。

具体的には、ストーリー形式やナレーション形式、インタビュー形式など数種類あります。表現方法は主に実写とアニメーションに分けられますが、組み合わせることもでき、3択から選ぶケースが多いです。

ここでは、色々な演出のサービス紹介動画(他社事例を含みます)をご紹介していきますので、制作したい動画のイメージを固めていきましょう。

BtoB向けのサービス紹介動画

IoTサービスプラットフォーム / RouteZ

【事例】株式会社JLabs From Anywhere 〜routeZ Demo movie〜
演出:ストーリー仕立て 表現方法:実写、アニメーション
金額:非公開

IoT機器を提供している企業の担当者をターゲットとした、プラットフォーム「RouteZ」の紹介動画です。「RouteZ」でできることを分かりやすく伝えることを目的としながら、サービスの利用シーンがイメージしやすくなるよう、遠隔からデバイスを操作できることを紹介しています。

映像の世界観を、アプリのデザインと統一性のある近未来風に表現しています。少し先の未来を舞台とした非現実的な設定でストーリーを展開し、類似サービスとの差別化を図っています。実写とアニメーションの併用は、他者への説明が難しい新たなプラットフォームなどのサービスを分かりやすく紹介したい方に適している演出、表現方法です。

ワークスペース管理プラットフォーム / WorkstyleOS

【事例】ACALL株式会社 働きやすさ、を実装する。WorkstyleOS
演出:ストーリー仕立て 表現方法:実写、アニメーション
金額:非公開

より快適な働き方の実現を検討している企業の人事総務の担当者を対象とした、SaaSツールの「WorkstyleOS」のサービス紹介映像です。WorkstyleOS導入可能性のある視聴者に向けて、サービスの全体像を掴んでもらうことを目的としています。

2人のキャストを起用し、一日の中で生活や仕事の効率化にWorkstyleOSがどのように作用しているかをストーリー仕立てで伝えています。WorkstyleOSの機能が直感的に理解できるよう、シンプルなグラフィックを意識し、パッと見ても機能が分かるようデザインの細部にまでこだわっています。

一言での説明が難しいSaaSツールなどは、実写とアニメーションを組み合わせることで、ツールの利用シーンとシーンに対応する複数の機能を分かりやすく紹介できます。

フリーアドレス用ランダム座席指定システム / ユアデスク(YourDesk)

【事例】サイオステクノロジー株式会社 YourDeskについて
演出:ナレーション 表現方法:アニメーション
金額:非公開

フリーアドレス制を検討している企業の人事総務の担当者を対象とした、ランダム座席指定システム「ユアデスク」のサービス紹介動画です。クライアント様とのお話の中で、ランダム座席指定システムというサービスを、初めて聞く人にもわかりやすく紹介したいというご依頼をいただきました。そこで、サービス内容を訴求するために、シンプルなデザインの映像表現を採用しています。

また、「認知拡大させ、お問い合わせにつなげたい」という目的を達成できる映像にするために、映像内の椅子のデザインやBGMなどにもこだわっています。サービスリリース初期のタイミングのサービスや、イメージするのが難しい通信サービスなどは、ナレーションとアニメーションを組み合わせることで、サービスを初めて知る人にも機能を分かりやすく紹介できるでしょう。

投資用不動産AI診断サービス / VALUE AI〈バリューアイ〉

【事例】株式会社コスモスイニシア 「コスモスイニシア VALUE AI」プロモーション動画
演出:テロップ 表現方法:アニメーション
金額:非公開

一棟投資用不動産管理を行っているオーナーや企業の担当者などをメインターゲットとした、投資用不動産AI診断サービス「VALUE AI〈バリューアイ〉」の紹介動画です。新規登録に繋げることを目的として、デザインをクールなイメージで作成しています。音声を聞くことができない状態でも動画の内容が理解できるように、使用画面とテロップのみせ方にこだわっています。

スマホでの利用がメインのBtoCユーザーをターゲットにしているサービスや、単価が高く情報収集をユーザーが手厚く行う必要があるサービスを分かりやすく訴求できる演出、表現方法です。

給与即日払いサービス / Payme

【事例】株式会社ペイミー 給与即日払いサービス「Payme」サービス紹介動画
演出:ナレーション 表現方法:アニメーション
金額:他社事例のため不明

大企業から個人事業主までを対象とした給与即日払いサービス「Payme」の紹介動画です。アニメーション表現を採用し、一見理解するのが難しいサービスの内容、使い方を分かりやすく紹介しています。目を惹くイエローの背景と特徴的なイラスト、テンポ感の良いBGMとその音に合わせたカットにより、視聴者を最後まで惹きつけています。

新しい福利厚生サービスとして導入するメリットを視聴者に訴えかけています。総務部や経理部などで利用される、リードタイムが長くなりやすいサービスや、価格帯的に導入に対してハードルを感じやすいSaaSツールなどのサービスを分かりやすく紹介したい方に適している演出、表現方法です。

営業代行サービス / CEREBRIX

【事例】株式会社セレブリックス 営業の力で終わらせる童話劇場
演出:ストーリー仕立て 表現方法:アニメーション
金額:他社事例のため不明

大手企業やベンチャー企業を対象とした営業代行サービス「CEREBRIX」の紹介動画です。日本の童話「かさ地蔵」「マッチ売りの少女」「わらしべ長者」をモチーフとして、サービスの頼もしさを伝えています。テンポが良くユーモアのある動画の展開で、視聴者の興味を引いています。

認知が広がり切っておらず、価格帯的にハードルが高いと感じやすいサービスなどは、キャッチーなストーリー仕立ての演出とアニメーションを組み合わせることで、サービスの強みを訴求することができます。このような面白い企画にすると、興味をもってもらいやすくなるでしょう。

簡易社食サービス / オフィスおかん

【事例】株式会社OKAN 動画でわかる!『オフィスおかん』
演出:インタビュー 表現方法:実写
金額:他社事例のため不明

様々な規模の企業担当者を対象とした、簡易社食サービス「オフィスおかん」の紹介動画です。サービスを利用しているお客様企業の社員インタビューを中心に構成することで、導入メリットが伝わる内容となっています。

「健康的な素材がサクッと食べられる」「疲れた日などに買って夕飯で使っている」などのリアルな声を届け、視聴者に自分がサービスを利用する姿を想像させることに繋げています。実写のインタビュー形式は、BtoBやBtoCなど、利用シーンを決裁者に想像してもらいにくいサービスなどのメリットを訴求しやすいです。

CX(顧客体験)プラットフォーム / KARTE

【事例】株式会社プレイド KARTE:新しい景色の会議
演出:ストーリー仕立て 表現方法:実写、アニメーション
金額:他社事例のため不明

企業のマーケティング担当者をターゲットとした、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の紹介動画です。同サービスを導入するとどんなメリットがあるのかという点を、複数のターゲットやシーンにあわせて、シリーズで展開しています。

実写とアニメーションを組み合わせることで、実際の操作方法などが伝わりやすくなり、サービスの利用イメージがしやすくなっています。実写とアニメーションの併用は、一言で説明するのが難しいプラットフォームなどのサービスを分かりやすく紹介したい方に適している演出、表現方法です。

BtoC向けのサービス紹介動画

電子書籍ストア、端末サービス / 楽天kobo

【事例】楽天グループ株式会社 「楽天kobo」プロモーションムービー
演出:ユーザー目線 表現方法:実写、アニメーション
金額:151〜300万円

一般の個人を対象とした電子書籍ストア、端末「楽天kobo」の紹介動画です。制作当時は電子書籍の認知度が低かった電子書籍へのネガティブなイメージを払拭することを目的としました。いつでもどこでもさっと読書を始めることができる点、欲しいと思った商品をすぐに購入してその場で読むことができる点など、電子書籍ならではのメリットを映像で訴求しています。

実際の体験性を表現するために、「楽天kobo」ユーザーの目線から見える世界を映像化して、日常のあらゆるシーンに組み込める読書シーンを表現しています。ユーザー目線での動画は、サービスの導入メリットを訴求しやすいため、新しい形態のサービスの浸透を目指している方に適した演出方法です。

ライフサポート型リースバック / リースバックプラス

【事例】一建設株式会社 一建設リースバックプラス「標準プラン」
演出:ストーリー仕立て 表現方法:アニメーション
金額:非公開

住み替えを考えている一般の家族や個人、法人を対象とした一建設が提供する「リースバックプラス」というサービスについての紹介動画です。サービスのメリットを分かりやすく伝えることを目的として、インフォグラフィックアニメーションを使用しています。

シナリオを組み立てた寸劇形式で、ユーザーに寄り添う姿勢を伝えるために温かみのある人物イラストを作成しました。説明が複雑になってしまう場合のある不動産サービスを分かりやすく紹介したい方に適している演出、表現方法です。

中古マンション購入+リノベーションサービス / リノべる。

【事例】リノべる株式会社 3分でわかる「リノベる。」サービス説明動画
演出:ストーリー仕立て、ナレーション 表現方法:アニメーション
金額:他社事例のため不明

中古マンションの購入とそのリノベーションを考えている個人を対象とした「リノベる。」の紹介動画です。実際にお客様に提供するサービスと、リノベーションをするお客様が理想の場所で暮らすまでの流れを3分間のアニメーションで表現しています。

ストーリー仕立てでみせることで、具体的な流れが視聴者に伝わりやすくなっています。説明フローがいくつかある複雑なサービスを分かりやすく紹介したい方に適した演出、表現方法です。

決済サービス / PayPay

【事例】PayPay株式会社 ペイペイ サービス紹介動画_レジ払い篇
演出:ユーザー目線 表現方法:実写、アニメーション
金額:他社事例のため不明

スマートフォンユーザーを対象とした、決済サービス「PayPay」の紹介動画です。キャストを起用してレジでの支払い方法を映すことで、視聴者がサービスを利用する際のイメージが想像しやすくなっています。実際の操作画面やテロップでの説明を入れることで、簡単に利用しやすいことも伝えています。

サービスを使ったことのないユーザーの利用ハードルを下げることに繋がっているでしょう。導入ハードルが高いと思われがちな新しい取引形態のサービスは、ユーザー目線で動画にすることで、実際の利用シーンをイメージしやすくなります。

ウェディングサービス(イベントシーン) / CITTA’ WEDDING

【事例】株式会社 チッタ エンタテイメント チッタ ウェディング | 川崎で挙げる結婚式
演出:ユーザー目線、ナレーション 表現方法:実写、アニメーション
金額:非公開

結婚式場を探している個人を対象とした、ウェディングサービスの紹介動画です。結婚式場としてだけではなく、その他の充実したサービスが揃っていることを伝えています。実際のイベントシーンに合わせてキャストを起用し、映画のように魅力的な瞬間を過ごすことができるということ捉えています。

また、ウェディングブック(パンフレット)に吸い込まれてイベントシーンに入る演出を採用することで、視聴者自身がそのイベントを体験しているかのような気分を促し、より共感しやすい映像に仕上げています。

このようなユーザー目線の動画は、遊園地や水族館など、場所そのものをサービスとして体験してもらえるようなサービスの魅力を分かりやすく紹介したい方に適しています。

サービス紹介動画を制作するときのポイント

ここまで、サービス紹介動画の特徴や事例の紹介をしてきました。この項では、実際に動画を制作する際に押さえておくべきポイントをいくつかご紹介します。「思っていたイメージと完成品が違う」ということを防ぐためにも、しっかりと以下のポイントを押さえておきましょう。

解決したい課題や、動画の活用目的を明確にする

まず、サービス紹介動画を作ろうと考えたきっかけや背景、抱えている課題について整理すると良いでしょう。なぜなら、制作の目的によって制作する表現の方向性が変わるためです。

例えば、新サービスの利用方法を分かりやすく紹介したいなら、実際にサービスを利用している際の実写映像が良いでしょう。また、サービス導入のハードルを下げたいなら、導入後のメリットをアニメーションで分かりやすく紹介する方法などがあります。

目的によって動画の企画や方向性は変化するため、抱えている課題と、その課題に対して動画を活用して何を目指すのかを考えましょう。

ターゲットになる層を明確にする

次に、ターゲットの解像度をあげましょう。ペルソナを設定することで、より絞った訴求をすることが可能になります。

例えばBtoB向けのサービスの場合は、「IT業界、制度導入の権限をもっている人事総務の担当者またはその部下、40〜50歳、より快適な働き方を推進するためフリーアドレス制を導入したいがサービスを取り入れるのが難しそうだと感じている」などのように「業界、ペルソナの年齢、悩み」を既存の顧客に照らし合わせながら設定してみましょう。

また、「会社のサービスをまだ知らない人に訴求したいから、キャッチーでテンポの良い動画して最後まで見てもらいやすくしよう」と考えたり、「サービス導入を迷っている人に訴求したいから、第三者視点のインタビュー動画にして検討の後押しにしよう」など検討状況を追加で考えたりしておくのも良いでしょう。

その対象に対してサービスが抱えている課題や、アプローチ方法が見えてきます。もちろん、ターゲットを考える段階から相談したいと制作会社に問い合わせるのも手です。実際に私たちは以下のようなことをお客さまにヒアリングさせていただいています。

・動画を作る目的(ゴール)は何ですか?
・最も伝えたいメッセージは何ですか?
・サービスの強み・弱みは何ですか?
・動画をどう活用したいですか?
・動画活用後にどんな変化を期待していますか?

ターゲットに対して自社のサービスの強みを言語化しておく

ターゲットに対しての自社サービスの特徴や強み、競合サービスとの違い、業界の立ち位置などを具体的にしておきましょう。押し出すポイントが明確になることで、意図や目的に沿った映像に近づきます。

例えば、業務効率化を叶えるプラットフォームサービスの場合は、「手作業で行うよりも、作業効率がアップ。作業時間を1時間も短縮可能です。」程度でも問題無いので強みの言語化を行いましょう。セールストークを営業担当の方から聞いておくのも一つの手です。強みの言語化を行っておくと良いでしょう。

また、競合の動画をリサーチし、どのような訴求をしているか確認するのもおすすめです。リサーチした上でどのような文言を入れるか整理し、動画内で打ち出したい文句などを言語化しておくと、動画の方向性もスムーズに決まるでしょう。

掲載媒体を決めて動画を調整する

弊社では、サービス紹介動画はサービスサイトに掲載する用途でご相談いただくケースが多いです。その際、作ったサービス紹介動画はYouTubeやTwitterなどの他のSNS媒体でも使用できることをご紹介すると、サービスサイトだけでなく、その他媒体での活用を前提とした制作にシフトされるクライアント様が多くいらっしゃいます。

サービス紹介動画を色々な媒体に載せる場合は、サイズや尺、BGMなどを調整する必要がある場合があります。例えば、WebサイトのトップではBGMが必要ないケースが多いですが、広告用にBGMを追加する必要があり、制作に進んでからのご依頼になると追加料金がかかってしまうことが多く存在します。

そのため、各プラットフォームの特徴を把握しながら必要に応じてサービスサイト以外の掲載先も想定して制作に入るのが良いでしょう。ここからは各プラットフォームの特徴について簡単にご紹介します。

コーポレートサイト/サービスサイト

サービス紹介動画は、コーポレートサイト/サービスサイトのトップページで掲載されることが多いです。文章だけではなく動画も使用して紹介することで、事業方針やサービス概要を分かりやすく伝えることができます。

例えば、口頭で伝わりにくいサービスの概要を直感的に理解してもらいたい時には、サービスのビジュアルイメージを映像化してサイトのトップに掲載すると良いでしょう。Webサイトのトップに掲載すれば、写真と文章のみのサイトページと比較して訪問者の目を引くことに繋がり、より強い興味・関心を引くことも可能です。

採用サイト

採用サイトでサービス紹介動画を掲載すれば、多くの求職者に、どのようなサービス/事業を提供している会社なのか、サービスにどんな魅力があるのか、を伝えることができます。

短時間で多くの情報を届けられる動画を利用することで、BtoB向けのサービスなど、実際にサービスを使ったことがない求職者にも、どんな事業を誰のために行っているかを理解してもらいやすくなります。

実際にサービスを利用しているお客様の声を集めたインタビュー形式の動画などを掲載すると、世間にどんな形で貢献をしているのかを届けることができます。会社の社会的価値の理解に繋がるでしょう。

自社SNS

自社SNSとして利用できる配信プラットフォームには主にYouTube、Facebook、Twitterが挙げられます。それぞれの特性に合った企画で映像を掲載することで、フォロワーにサービスの認知を促したり、より広い層へアプローチしたりすることができます。

例えば、サービスサイト用に制作した映像の中のインパクトのある部分を30秒程度に短くカットしてTwitterアカウントに掲載すると、潜在的なニーズの発見に繋がるでしょう。

各媒体に掲載する動画の長さとしては、動画の視聴が前提とされているYouTubeでは長めの10分程度、多くの情報を気軽に取得しやすいTwitterやInstagramでは15〜45秒程度が推奨されています。Facebookでは1分程度が最適と言われていますが、多くのユーザーがミュートで動画を視聴しているという調査結果が出ているため、音がなくても投稿した動画の情報が伝わるような内容にすることが大切です。

関連記事:YouTube、Instagram、Twitter、Facebook、それぞれ最適な動画の長さとは?

また、サイズ感については、YouTubeやTwitterに掲載する場合は動画をアスペクト比16:9の横長にFacebookやInstagramのストーリーズに掲載するのであれば動画をアスペクト比9:16の縦長にフィードに掲載するのであれば1:1に調整すると画面にぴったりと収まるでしょう。

動画を掲載する媒体を一つに絞らず、再利用して認知拡大を図るのもおすすめです。

見積もり依頼や打ち合わせの段階で制作会社に確認すべきこと

この記事の読者の方には、自社での制作だけでなく映像制作会社での制作を考えている方もいると思います。そこでこの項では、映像制作会社に見積もりを出してもらいたい場合に確認しておきたいポイントをご紹介します。

費用について

映像制作会社でサービス紹介動画を作る際には、事前に予算の上限を決めておきましょう。制作にこだわればこだわるほど、かかる費用が大きくなっていくためです。先に払える金額を提示しておくことで、その金額に合わせたプランを提案してくれるでしょう。例えば、弊社の場合は予算やご要望に応じて4つのサービスから最適なプランと見積もりをご提案しています。

弊社制作事例の価格レンジ:映像・動画制作の価格

映像制作会社で制作する際の費用の内訳について詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。

参考:映像・動画制作の見積もりの見方

進行スケジュール

エレファントストーンでサービス紹介動画を制作する際のスケジュールの目安は約3ヶ月です。映像制作会社では、大きく分けて「問い合わせ〜見積もり」「企画・シナリオ作成」「撮影」「編集」「納品」の順に制作が進行していきます。

依頼内容によっては3ヶ月以内で納品まで完了することも可能ですが、クライアント様ご自身の確認時間や修正時間に余裕がなくなる可能性があります。映像制作にかかる工数をご自身で削減できない場合は、納品まで3ヶ月ほどの猶予をもっていると良いでしょう。

会社内で映像のストーリーの企画構成案を提出できる場合や、制作に必要な映像素材を支給できる場合は、制作にかかる時間を短縮することが可能です。ロケーションやキャスト選び、CG制作などにもこだわりたいという場合は、3ヶ月以上の余裕をもって問い合わせするのがおすすめです。

さらにスケジュールの内訳が気になる方は以下をご確認ください。

関連記事:動画制作の流れとスケジュールについて

動画の完成イメージの共有

他社の気になる動画の事例などを用意しておきましょう。完成イメージを共有することで、実現したい映像の方向性を明確にすることが可能です。例えば、サービス説明を分かりやすく訴求する映像を作りたい場合は、アニメーションによるサービス紹介動画などを探してみると良いでしょう。

「サービス紹介動画 事例」や「〇〇サービス 紹介動画」などで検索してみるのもおすすめです。お持ちのサービスがSaasツールの場合は、「Saas サービス紹介動画」と検索すると、色々な制作事例が見つかるでしょう。完成イメージと演出方法や雰囲気が近い事例を制作会社や社内に共有することで、動画の方向性を決めることに繋がります。

参考までに、弊社の制作事例は以下です。

参考:映像・動画の制作実績

映像制作会社の選び方

映像制作会社を選ぶ際は、制作したい映像イメージに近い実績を持っている会社をチェックすると良いでしょう。また、依頼後の完成イメージとクオリティの差をなくすためにも、価格帯と映像のクオリティ、制作にかかる期間を合わせてみておくことが大切です。

「どのような業種、分野の映像実績があるか(BtoB、BtoCに対応する映像実績があるか)」「どんな映像技法を扱えるのか(実写は?アニメーションは?)」「どのぐらいのクオリティの映像がどのくらいの期間で作れるのか」などのポイントを押さえると良いでしょう。

映像制作会社によって、制作において何を大切にしているのかが異なるため、制作ポリシーについても調べておくことで、納得のいく動画制作に繋がります。まずは制作会社に相談してみましょう。相談自体は無料なので、方向性を考える上で参考にすると良いでしょう。

まとめ

今回は、具体的な事例と制作のポイントをご紹介しました。漠然とサービス紹介動画を制作しようと思っても、その種類の多さや表現方法は企業によって様々です。そのため、制作前に目的を明確にしておき、動画で達成したい目的をしっかり整理しておきましょう。そうすれば自ずと「他社サービスと差別化したいから、世界観を押し出した映像にしよう」などと方向性が見えてきます。

とはいえ、「映像の打ち出し方がいまいちピンとこないから一緒に考えたい」「打ち出し方から相談したい」というご要望があれば、弊社にお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡をお待ちしております。

この記事を書いた人

渋井美香
エレファントストーンの経営戦略室 企画課に所属。

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