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推し旅からリニアまで。異彩を放つJR東海のプロモーション映像

推し旅からリニアまで。異彩を放つJR東海のプロモーション映像

こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。最近、吉高由里子さんを起用したJR東海のプロモーションが好評を博しています。JR東海はこれまでも大型キャンペーンを数多く手がけており、大衆への情報発信やコミュニケションにおいて高いパフォーマンスを発揮しています。

そこで本記事では、JR東海の過去の取り組みを振り返りながらPR動画の成功事例をご紹介していきます!

JR東海のプロモーションの特徴

地方の枠を超えたキャンペーンを実施

東海地方の主要交通インフラとして確かな地歩を固めるJR東海。地域の人々にとってなくてはならない鉄道会社でありながらも、地域や陸運業の枠を超えて様々なエリアの広告宣伝を手がけています。

とりわけ、京都市と協力してつくり上げる「そうだ 京都、行こう。」シリーズは、国内外のツーリストから熱い支持を集めており、地方プロモーションの成功モデルとして多方面から大きな関心が寄せられています。

コミュニケーションメディアとしての交通インフラ

コンテンツ力を活かして独創的なキャンペーンや企画を数多く展開しているJR東海。そのプロモーションの特徴は、「鉄道」を単なる交通手段ではなく、ヒトとヒトとの交流を活発にする“コミュニケーションメディア”として捉えていることにあります。

この価値観に基づいた企業理念やパーパスは、以下でご紹介するプロモーションにも大きく反映されているので、ぜひその点に注目しながらチェックしてみて下さい。

JR東海のプロモーション映像事例

1. 大反響の最新CM「いこう。待ってる人がいる。」

2024年2月に公開されたJR東海の最新CM「いこう。待ってる人がいる。」は、1週間で200万回再生を突破。地方の鉄道会社が手掛けたプロモーションとしては異例の人気ぶりを発揮し、大きな話題を呼んでいます。

吉高由里子さんを抜擢し、「会いに行く」をテーマに制作された本作は、静岡を舞台としており、地域に暮らす人々からも熱い支持を受けています。その最大の魅力は、30秒の枠の中でさまざまな人の「会いたい」という想いを見事に描き切っている点にあります。

関係性を繋ぐコミュニケーションメディアとして「鉄道」の社会的価値を再発見する。JR東海の企業理念が強く伺える一本と言えるでしょう。

2. コンテンツツーリズムの進化形「推し旅」を提案

JR東海では、新しい楽しさをプラスした観光キャンペーンとして「推し旅」を提供しています。

JR東海は、アニメ化され人気爆発中の小説『薬屋のひとりごと』や『モンスターハンター』のゲーム会社として世界的に名高い株式会社カプコンのキャラクター等、多種多様なコンテンツとのコラボ企画を数多く実施しています。

好きなキャラクターや作品と縁のある場所を巡りながら、長距離移動を楽しむ「推し旅」は、今もっとも熱いコンテンツツーリズムとして大きな注目を集めています。

3. アイデア光る「リニアモーターカー」のPR映像

日本の新しいインフラの柱としてリニア中央新幹線の建設を行っているJR東海。その公式YouTubeチャンネルでは、新技術の普及を目的としたプロモーションを多数発信しています。

こちらは、リニアモーターカーがもたらす革新的な変化を映像で表現したコンセプトムービーです。人々の暮らしを大きく変えた鉄道の歩みを振り返りながら、JR東海が思い描く未来像を直感的にわかりやすく伝えています。アーカイブ化された過去のフィルムとCGによるスタイリッシュなカットが交錯する構成も独創的。一度見ただけでも深く印象に残る一本に仕上げています。

4. 歴史的な名CMシリーズ「そうだ 京都、行こう。」

昨秋に30周年を迎えた「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは、春夏秋冬のシーズン単位で新作が公開され、そのたびに大きな注目を集めている大人気シリーズです。

京都市と協働でつくり上げられた本企画は、企業と自治体が一体となって取り組む地方プロモーションの理想形といえ、地方創生を考える上でも欠かす事のできない成功モデルの一つです。

今年の2月上旬には、同シリーズの最新作である2024年春篇が公開。桜をはじめ、梅や椿などといった京都の花景色を楽しめる特別な観光プラン・企画をトレンド感のある映像とともに提案しています。

こちらの三つのCMは「そうだ 京都、行こう。」の記念すべきファーストシーズンである1993年の秋に公開されたプロモーション映像です。映像の質感もさることながら、京都1,200年目の秋という節目の年にスタートしていることに思いを馳せると、とても感慨深いものがあります。

音楽とナレーション、そして美しい映像によって、京都の名所を紹介するスタイルは、30年を経た今も変わらず受け継がれています。

こちらは、今でも人気があり再生回数を伸ばし続ける2007年のCM「賀茂川の春」です。

まとめ

プロモーションが人気を博し、今もなおトップランナーとして走り続けてるJR東海の過去事例には、企業プロモーションを考える上での新しい発見やヒントがたくさん詰まっています。直近のCMも含め、過去のアーカイブ作品も公式YouTubeチャンネルで公開されているので、ぜひ他の事例もあわせてチェックしてみて下さいね!


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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