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AIと人物の融合!AIを人物に活用したCMをご紹介
画像参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000060703.html
こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。
AIの進化は止まりません。今やAIで作られた何かを広告と融合することは珍しくなく、最近はAIを活用することは話題づくりのきっかけとしても機能しています。2024年の夏時点でAIを活用したCMにはどのようなものがあるのでしょうか?
今回はその中でもAIを人物に活用した事例を紹介していきます。
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AIを人物に活用したCMまとめ
1. 伊藤園
出演するタレントをAIにしたのが伊藤園です。こちらは日本初の試みとして話題になりました。2023年秋冬に第一弾が公開され、AIタレントがデビュー。2024年春にこちらの第二弾のお~いお茶 カテキン緑茶「食事の脂肪をスルー!」編が公開されました。
「脂肪をスルー」というテーマをもとに、AIタレントの未来(高齢)の姿と今(若い)姿を描いており、AIタレントを起用するからこその魅せ方が特徴的です。伊藤園はプレスリリースにてAIタレントを起用した背景を「現在の人物と約30年後の未来の自分が別人に見えないように、かつ素敵な年齢の重ね方を表現する手法」として説明しています。
特殊メイクや別人起用よりも年齢が重なっていることを示すスムーズなアイデアかもしれません。伊藤園は現在、全てのCMにAIタレントを起用しているわけでなくあくまで「お~いお茶 カテキン緑茶」のCMに限定して制作されています。
2. サテライトオフィス
タレントの篠崎愛さんをAI化したのがサテライトオフィスです。2023年に公開され、今でもタクシー広告で流れる率が高いので見たことがあるという人も多いかもしれません。
メイキング映像でどこまでがAIでどこまでが実在かのネタ明かしも。背景がAI、またラストカットのCGっぽいアニメーションの篠崎愛さんはAIのようです。
ラストカットだけがAIと言うのはなんとも新しいですね。本人が実際にとったポーズを元にAIを作成しており、モーションキャプチャーの応用のようにもみえます。
3. KATE
カネボウ化粧品のメイクアップブランドKATEでは、アイシャドウ「ポッピングシルエットシャドウ」のCMで中条あやみさんとそのアニメーションが映し出されています。このアニメーションがAIによるものと言われています。
篠崎愛さんと同じく、本人の動きを模したCG風のアニメーションになっています。生成AIによるアニメーションと実写をミックスする手法は、昨今人気のアイデアの一つと言って良いでしょう。
ちなみに、7月19日にKATEは渋谷に旗艦店を初めて出すことを発表しました。ここでは、ユーザーにAI体験を提供。AIが顔を分析をしてその人に似合うアイシャドウを提案するといいます。
CMに活用するサービス「AIキャスティ」
このようにAIタレントやAIと人物を活用するサービスはすでに登場しています。ホープリヴス株式会社は、ディープフェイクを施さない完全AIによるCM制作サービスをAIキャスティの新サービス「AIキャスティCM」として提供を開始いたしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000060703.html
プレスリリースによると、最新のAI技術を駆使することで、人物やロケーション撮影無しでAIでCMを制作できるとのことです。台本作成から映像生成まで全工程をAIが担当。ナレーションやBGMなども結合させ、従来のCM制作と比較して制作期間を最大90%短縮、コストを最大70%削減することが可能になったといいます。
AIキャスティCMが他のAI CM制作技術と一線を画す最大の特徴は、ディープフェイク技術を使用せず、完全にAIで生成された映像を使用する点です。この革新的なAI CM制作には、以下のような大きな利点があるそうです。
1. 無限の創造性
実在の人物に依存しないため、理想的な外見や特徴を持つモデルを自由に創造できます。年齢、体型、性別など、多様性を反映したキャスティングが容易に。
2. 柔軟な修正と更新
撮影後の修正が困難なディープフェイクと異なり、AIキャスティCMでは容易に調整可能。市場の反応に応じて、CMを迅速かつ低コストで更新可能に。
3. 実際の商品も反映可能
有形商品を取り込んで制作したい場合も、実物の商品画像から色、形などの特徴を抽出。これらの要素をAIで組み込み、商品の魅力を視覚と聴覚の両面から効果的に伝えることが可能に。
AIキャスティCMにより、中小企業や新興企業もCMを手軽に制作することができるようになりそうです。
まとめ
タレントとしての起用もされ始めたAI。不気味の谷減現象とも呼ばれる、実物とそうでないものの間にある境界線も、乗り越えてきているように思えます。
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