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日本のふるさと。「山」を舞台にした最新プロモーション映像

日本のふるさと。「山」を舞台にした最新プロモーション映像

夏といえば「海」と「山」を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、どちらも映像制作のロケーションとして欠かせない場所になっています。そこで本記事では、「山」を舞台にした最新のプロモーション映像を5本ご紹介していきます!

「山」を舞台にしたプロモーション映像 事例紹介

1. サントリー

「海開き・山開きの日」である7月1日から、 「サントリー天然水」の新CM「大自然を味方に」篇 が公開されています。柄本 佑さんが雄大な自然の中、父親役を演じ、ナレーションは安藤 サクラさんを起用。夫婦の共演ということもあり、大きな反響を呼んでいます。

舞台となっているのは雄大な光景が広がる日本の山々。水源であるアルプスの美しい映像と、「ずっとずっと水と生きてゆけますように」という安藤さんのナレーションを重ね、水と接する機会の増える夏に大自然への感謝を伝えています。

本プロモーションの背景には、限りある資源である水を守るため、節水や水の涵養に取り組む「ウォーター・ポジティブ」活動に尽力しているサントリーの企業パーパスがある点も見過ごせません。上記CMでも、「サントリー天然水」が考える“未来の水を、いま森からつくる”ことの大切さや、企業としての未来への約束を発信しています。

2. 住友林業

2022年から脱炭素をテーマとした新たな企業広告シリーズ「Good NeighborWood 森と人は、良き隣人になろう。」 をスタートしている住友林業。今年の2月から公開されている新CMでは、力強い木々がそびえるニュージーランドの森林を舞台にスケールの大きなプロモーションを展開しています。

「人はなぜ木を使うのか?」という素朴な問いかけから生まれ、人と森林の共生をテーマに制作された本作。俳優の小日向 文世さん、板垣 李光人さんを起用し、世界最大級の山々ならではのダイナミックな風景を前に、木材利用への思いを巡らせます。

CO2を吸うことで炭素を閉じ込め、脱炭素を助けてくれる木々の素晴らしさ。そして、サステナブルな社会の実現に向けた同社の姿勢やパーパスを嫌味なくアピールすることに成功しています。

3. 山全

徳島県三好市に本社を構え、土木工事から地すべり対策工事、建築工事など幅広い建設工事をカバーしている株式会社 山全。21世紀に相応しい総合建設業者として、今ある自然を次世代へつなぐエコロジカルな事業にも取り組んでいる同社のYouTubeチャンネルでは、今年の7月、美しい徳島の山々を舞台にした新CM『技術で想いを繋ぐ』を公開しています。

時代が変わっても想いは繋がっているをテーマに、心温まるメッセージを発信している本作。技術革新に取り組み、現場で創意工夫したアイデアを製品化している自社の強みを伝えつつ、「人と自然の共生」という大きな社会課題に邁進する同社の姿勢をエモーショナルに伝えています。

ストーリー性のあるナレーションとランドスケープ映像をうまく使うことで、費用対効果の高いプロモーションを行うことに成功しており、中小企業のブランディングを考える上でも参考になりそうです。

4. メルセデス・ベンツ

7月から公開されているメルセデス・ベンツの新CM「新型EQA / EQB 誕生」篇。ドライバーたちの冒険心を駆り立てる「山」の壮大なイメージと、観るものの心を弾ませる音楽の魅力をうまく掛け合わせたプロモーションを展開し、好評を博しています。

電気自動車であるEQAとEQBが、山道を颯爽と駆け抜ける様子が映し出されており、アグレッシブな雰囲気が感じられる作品です。BGMに起用されているのは、アイドルグループSixTONESの楽曲『SPICY』。タイトル通りの刺激的なロックナンバーと、疾走感あふれる映像が最高にマッチしています。

5. トヨタカローラ岩手

地域密着型のクルマ販売店として60年以上の歴史を持つトヨタカローラ岩手。今年の4月、公式YouTubeチャンネルでは、新車の発売と同時にブランディングムービーを公開し、注目を集めています。

山中のキャンプ場や林道などの未舗装道路をはじめ、ぬかるみや凹凸、急勾配など、過酷な環境下でも高い走破力を持つオフロード車。その中でもドライバーから高い支持を集めるランドクルーザー“250”シリーズの魅力を、美しい山々の映像と尊重なナレーションで伝えています。

タイムラプスを駆使することでさまざまな景色が楽しめる内容になっており、2分程度と長めのプロモーションであるにも関わらず視聴者を飽きさせない工夫も光ります。

まとめ

日本のふるさと、そして威厳や風格を兼ね備えた“山”。その壮大な存在を使いながら人間と自然をテーマにした作品が多いように感じました。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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