MARKETING
見るだけで終わらない
“インタラクティブ動画”が変える動画の視聴スタイル
右肩上がりに拡大している動画広告市場。2018年11月30日にサイバーエージェントが発表した「動画広告市場推計・予測」によると、動画広告市場は2020年には2,900億円、2022年には4,187億円、そして2024年には4,957億円に達する見込みとされています。
そうした中で、インタラクティブ性を持たせた動画、いわゆる「インタラクティブ動画」に注目が集まっています。
インタラクティブ動画って何?
少しずつ広まりをみせているインタラクティブ動画ですが、まだまだ知らない、見たことがない、という方も多いのではないでしょうか。
一般的な動画は、情報の送り手から受け手へ一方的に情報が配信されているため、受け手が「見る」だけで完結してしまうことがほとんどです。
インタラクティブ動画は、インタラクティブという言葉に「相互に作用する」「双方向」という意味がある通り、「見る」だけではなく、「タップする」「クリックする」など動画に対してアクションできる仕組みを持っているものを指します。
視聴スタイルが受動的から能動的になることで、より高いエンゲージメントが期待できるのがインタラクティブ動画の大きな魅力といえるでしょう。
次世代型インタラクティブ動画技術[TIG/ティグ]を導入
エレファントストーンでも、「TWO DAY TRIP IN SAWARA BY HOSTEL Co-EDO」というインバウンド向けPR動画に[TIG/ティグ]という次世代型インタラクティブ動画技術を導入しました。
実際に映像をご覧いただくと、どういう仕組みなのか理解しやすいと思います。
[TIG/ティグ]は、パロニム株式会社が独自開発した、利便性の高いインタラクティブ動画技術です。操作自体は驚くほどに簡単で、気になる情報があったら画面内の対象物をタップするだけ。
地域の名産や、場所情報など、視聴者にとって入手したい情報が、面倒な検索作業なく、タップするだけで一瞬にして入手、ストックできます。そして、ストックしたアイテムをタップすることで遷移先のウェブページにて商品情報や場所、人物、音楽などさまざまな情報が入手可能です。
動画だけでは伝えきれない地域の魅力を余すことなく、確実に簡単に伝えることが可能となるので、インバウンドPR動画に、一歩先を行く新しい体験価値を生み出しています。
その他にも[TIG/ティグ]には以下のような7つの特徴があります。
1.映像を限りなく汚さないオーガニックなデザイン性
2.ユーザの視聴スタイルに併せた優れた機能性
3.前後に重なっている物体への奥行メタデータ管理(特許取得済)
4.動画視聴時の詳細な行動データの取得(一部特許取得済み)
5.映像にメタデータを付与する際の高精度トラッキング技術(開発中)
6.独自の配信プラットフォーム(アプリ&ブラウザ)及びソリューション提供
7.SNSでの視聴や拡散に対応(Facebook、Twitter、LINE など)
視聴者の接触情報から、視聴者の興味について収集と分析ができるので、動画マーケティング施策としても活用できる点でも優れています。
今後より身近なものへ
あらゆるジャンルの中でも、ファッションや観光の分野と親和性が高いとされているインタラクティブ動画。今回ご紹介した[TIG/ティグ]以外にも、多彩なサービスが登場してきています。
すべての動画にインタラクティブ性が必要かというとそうではありませんが、これから5G(第5世代移動通信システム)で動画視聴がスムーズになると考えると、今までよりも勢いを増して世の中に浸透していくかもしれません。
※文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
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