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企業PR動画の制作ポイントと活用事例

近年、PR動画に取り組んだことで話題になった企業が増えております。そのことを踏まえて「自分の会社でも、かっこいいPR動画を作って、ブランドイメージを高めたい」「面白いPR動画を公開して、多くの人に自社を認知してもらいたい」というご相談を、弊社でも伺う機会があります。
本記事では、これから企業PR動画の制作に取り組む上で、企業PR動画の特徴や、制作に失敗しないためのポイント、企業PR動画の事例、また自社制作と外部発注での費用の違いについてご紹介します。「これからどうすればPR動画を制作できるのか?」「何を参考にPR動画を企画すればいいのか?」とお考えの方はぜひご参考にしてください。
企業PR動画の特徴
企業PR動画とは「企業が持つ魅力を伝え、認知向上・好感度向上を促す動画」です。美しいビジュアルや練られた演出で視聴者を惹き込みつつ、伝えたいメッセージを訴求したり、企業や商品の存在を強く印象付ける動画が多い傾向にあります。
そんな企業PR動画には、言葉では伝えにくい多くの魅力を、短時間で伝え、記憶してもらえる特徴があります。この特徴を意識することで、ただビジュアルが美しいだけのPR動画にならず、メッセージを効果的に伝えたり、人々に強く記憶してもらえるようなPR動画になるでしょう。
短時間で、企業が持つ多くの魅力をPRできる
企業PR動画は、短時間でも、企業が持つ多くの魅力をきちんと伝えることができます。動画は、1分間でウェブページ約3,600ページ分の情報量をもっており、また、テキスト・静止画にはない動きを伴う視覚情報や聴覚情報も伝えることができます。
例えば、1分間という短めの求職者向けの企業PR動画でも、スマートでかっこいい自社サービスや、独自性のある面白い社風、目を引くような福利厚生など、様々な魅力を十分に伝えることができます。
要点や構成がまとまっていれば、視聴者にしっかりと理解や共感を得られるでしょう。
言葉では伝えにくい情報をイメージできる
モノが存在しないサービスを説明する場合、テキストや静止画では細部まで伝えることは難しいでしょう。しかし動画であれば、アニメーションやCGなどを駆使することで、言葉では表現しにくいことも、視聴者がイメージできるよう表現することができます。
例えば、画面上での動きが地味なウェブサービスでも、提供価値や内部処理をCGで視覚化して表現することで、サービスの特徴を伝えると同時に、視聴者に洗練された印象を与えることもできるでしょう。
このように、実際に目にすることができないものや言葉で伝えにくいことを、企業PR動画を通して伝えることで、理解促進につなげることもできます。
視覚・聴覚で伝える情報は、記憶に残りやすい
視覚や聴覚で伝えることは、人の記憶に定着しやすいと言われてます。これは、ラーニングピラミッドというアメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果より「記憶の定着率はテキストを読んだ場合は10%であるのに対し、動画を視聴した場合は20%である」という話があるからです。
例えば、「イナバの物置」「日立の樹(この木なんの木気になる木)」のように、印象に残るようなシーンや耳触りの良いキャッチフレーズなどをPR動画に盛り込むことで、静止画とテキストによるPRと比べると、人々の記憶に残るかもしれません。
このように、人々の記憶に残るようなワンシーンを用意できれば、他社との差別化・ブランディングにつながります。
失敗しない企業PR動画を作るためのポイント
次に、どのように制作を進めれば、PR動画を使った施策が成功に近づくのかをご紹介します。
PR動画を公開するまでの大きな流れとして、1.企画、2.撮影、3.編集、4.配信、があります。その中でも、PR動画を使った施策を成功に近づけるのに一番重要なのが「企画」です。企画で、「何を目的としたPRにするのか」「誰をターゲットにして訴求したいのか」「どこで公開するのか」「どんなイメージの映像か」といった情報を、制作に関わるすべての人が知っていないと、理想とは異なる映像ができあがってしまい、失敗につながってしまう可能性があります。
そこで、ここでは、企画のタイミングで整理すべき4つのポイントとして、「目的」「ターゲット」「配信場所」「イメージ」をそれぞれ説明します。
企業PR動画を作る目的を明確にする
まずは、企業PR動画の目的、つまり「動画を通して実現したいこと」を明確にしましょう。
企業PR動画を企画・撮影・編集、そして配信する上で、なにかを判断するときの基準は「目的」になります。目的が不明確だと、どのようなメッセージを伝えたいのかが曖昧な企業PR動画になってしまうので注意しましょう。
例えば、企業PR動画を企画するとき、こんな目的が挙げられると良いかもしれません。
- 新たな企業ブランディングを行い、先進的・革新的な企業だと思ってもらいたい
- 新商品を多くの人に知ってもらい、おしゃれで素敵なものだと印象付けたい
- 求職者に、独自性があって面白い社風であることを知ってもらいたい
- 株主や投資家に向けて、自社の急速に成長する可能性を理解してもらいたい
このように、「PR動画を見ることで、どのような状態になってもらいたいか」を整理できると、PR動画のメッセージやコンセプトが、伝えたい相手にマッチした内容になるでしょう。
企業PR動画のターゲットを明確にする
次に、PR動画のターゲット、つまり「視聴してもらいたい人たち」を明確にしておきましょう。
ターゲットによって適した訴求があり、ターゲットに刺さるポイント・演出を考慮したPR動画になれば、「かっこいい」「素敵だ」「自分もこうなりたい」といった印象を与え、より強い共感が生まれるかもしれません。一方で、もしターゲットをあやふやなままPR動画を作ってしまうと、伝えたいメッセージが刺さらない場合があるので注意しましょう。
例えば、以下のように、目的によって様々なターゲットが考えられます。伝えるべきポイントや与えたい印象も合わせて整理することで、ターゲットの行動に影響を与える動画になることを期待できるでしょう。
目的が「企業PRの場合」のときのターゲット
ターゲットは、新たに自社を知ってもらいたい層や、きちんと自社を理解してもらいたい層が挙げられます。会社理念や社会貢献活動へ真摯に取り組む様子を訴求してみることで、「社会に貢献するこの会社を応援したい」という印象を与え、ターゲットは企業のファンになるかもしれません。
目的が「商品/サービスPR」のときのターゲット
ターゲットは、商品やサービスを利用しそうな層、使ってもらいたい層が挙げられます。商品の洗練されたビジュアルや使用イメージを訴求してみることで、「これを使うことで自分もおしゃれになれるのでは」といった印象を与え、ターゲットの商品購買につながるかもしれません。
目的が「採用PR」のときのターゲット
ターゲットは、自社が欲しい人材像と合致する就活生や、転職を考えている人が挙げられます。アットホームなオフィス環境・雰囲気を訴求してみることで「自分もここで働きたい」という印象を与え、ターゲットに採用エントリーを促がせるかもしれません。
目的が「株主向けPR」のときのターゲット
ターゲットは、株主や機関投資家など、自社へ出資してくれる層が挙げられます。例えば市場の将来性や、今後会社が大きくなっていくイメージを訴求することで、「数年後この企業の市場価値が高まるだろう」という印象を与え、ターゲットは投資を検討するかもしれません。
このように「具体的に誰に伝えたいか」を整理できると、そのターゲットに刺さりやすい演出や訴求、そしてPR動画を見た後の視聴者のアクションを、イメージしやすくなるでしょう。
配信場所を設定する
企業PR動画の配信場所、つまり「視聴してもらう場所」を明確にしておきましょう。
実は、配信場所によって、映像の構成が大きく変わる可能性があります。なぜかというと、配信場所によって、理想的な動画再生時間や、画面サイズ、そして想定したターゲットへのアプローチのしやすさが異なるからです。
例えば、目的やターゲットに基づいて、こんな配信場所や方法が想定できるでしょう。
- 例1:「都内在住の30代男性からの認知向上のため、Facebook広告でターゲット機能を駆使して配信」
- 例2:「就活生に自社の新卒採用に興味を持ってもらうため、自社採用ページに掲載し、YouTubeにもアップロード」
例1の場合、正方形サイズもしくは縦長サイズで、短い再生時間の動画が求められるケースがあります。このように動画のフォーマットに制約はあるものの、都内在住の30代男性という具体的なターゲットに向けてPR動画を配信できます。例2の場合であれば、横長サイズの、少し長めの再生時間の動画が最適でしょう。ターゲットとなる求職者にPR動画を見てもらいつつ、YouTubeに投稿することでより多くの人にも見てもらう機会が得られます。
なお、他にはこのような配信場所が考えられます。目的やターゲットに合わせて「どこで視聴してもらいたいか」を整理し、最も適切にアプローチできる配信場所を選びましょう。
【オンライン】
- ウェブサイト(コーポレートサイト / サービスサイト / 採用サイト / ブログサイト)
- SNS(Twitter / Facebook / Instagram / Tiktok / Line)
- 動画配信プラットフォーム(YouTube / Vimeo / ニコニコ動画)
【オフライン】
- 企業説明会 / セミナー
- 展示会 / イベント / 見本市
- 商業施設のデジタルサイネージ / 電車広告 / タクシー広告
- 受付のモニター / 接客時のタブレット型デバイス / 商談時のPC
作りたいPR動画のイメージを共有する
もし、作ろうとしている企業PR動画のイメージ、つまり「映像の雰囲気や演出」があれば、明確にして、動画制作に関わる人に共有しておきましょう。
「かっこいい動画にしたい」という要望を、動画を制作する人に伝えても、その「かっこいい」の定義やイメージは人それぞれです。そのため、完成した動画が想定とは異なるイメージになってしまう可能性があります。
そのため、次のような手順で、作りたいPR動画のイメージを整理すると良いでしょう
- イメージに近い、または参考になるような動画や画像を用意する
- 「なぜ、この動画や画像を選んだのか」を、そのきっかけや動機を言葉にまとめる
- PR動画に盛り込みたい要素をまとめる
例えば、都内在住の30代男性をターゲットとする新自動車のPR動画を制作するのであれば、
- 過去に世の中で公開された自動車CMや、自動車の登場する映画のワンシーンで、気になるものを用意する
- そのCMやワンシーンの中にある「疾走感」「スピーディ」な印象を出したいと、言語化する
- PR動画に盛り込みたい要素として「運転する30代男性」「道路を走る新自動車」「都内を走る様子」「企業ロゴ」と列挙する。
また、どのような色味やフォントにしたいのかを伝えるのも良いでしょう。そうすることで、制作に関わるすべての人が共通の動画のイメージを持てるようになります。
企業PR動画の制作事例
ここで、「企業」「商品/サービス」「採用」「株主向け」の切り口で、4つのPR動画の活用事例をご紹介します。それぞれのPR動画には以下のポイントがあるので、このポイントを押さえながら、解説いたします。
【各PR動画のポイント】
- 企業のPR動画:
業務や社会の課題に真摯に取り組む姿を伝え、誠実さを訴求する - 商品/サービスのPR動画:
使うことで「自分もこうなりたい」と思えるようなスタイリッシュな印象を訴求する - 採用のPR動画:
常識にとらわれない構成・映像表現を取り入れ、ユニークな印象を訴求する - 株主向けのPR動画:
会社の未来での活躍を伝え、ポテンシャルの高い印象を訴求する
企業のPR動画
企業PR動画においては、企業理念やビジョンだけでなく、社員が仕事や社会の課題に取り組む姿などを動画で伝えるのがポイントです。
例えば、食品会社において、工場内で職員の人たちが品質に気配りをしながら業務に真摯に取り組む姿を映すことで、誠実な印象を与えることができます。
また、会社がどのような業務をして社会に役立っている様子を伝えることで、視聴者から共感を得ることができるかもしれません。
株式会社マクニカ – 再生時間:49秒
上記の動画は、株式会社マクニカのPR動画です。ホームページリニューアルに伴い、多くの人に、”人がつくり上げているマクニカという企業や企業文化”を伝えるべくPR動画を取り入れています。
撮影出演者には実際にマクニカで働く若手社員や海外在住のメンバーを起用することで、生き生きしたエネルギッシュさや、グローバルな規模感を伝えています。またマクニカの「パッション」や「ホスピタリティ」「人」を大事にする考えをもとに、映像のテーマを「セッション」と掲げて、JAZZのオリジナル楽曲を織り交ぜた演出をしています。
このPR動画は、コーポレートサイトトップに掲載されています(現在は公開終了)。また多くの社員が集まる会議などでも公開され、会社の魅力を社員が再認識することにも活用されています。
商品/サービスのPR動画
商品/サービスPR動画は、その商品やサービスを使うことで、自分もそれを再現できる・その状態になれると思えるようなかっこよさやおしゃれさを印象付けることがポイントです。
例えば、ファッション商品を単体で映すだけでなく、実際にターゲット層が商品を使用するシーンを映しておしゃれな印象を訴求することで、「自分もこの商品を使うことで、おしゃれなイメージを再現できるのか」と思わせることが挙げられます。
このような訴求ができれば、ターゲットへ商品/サービスの購入検討を効果的に促せるかもしれません。
UPWARD株式会社 – 再生時間:1分23秒
上記の動画は、UPWARD株式会社の営業管理支援ツール「AGENT」のPR動画です。アプリを用いることで、セールスパーソンの日報作成などの煩わしさを解消し、効率的でスマートに営業活動ができる世界観を訴求しています。
短いワンカットを次々に映す演出で、日々の訪問営業をスピーディーにこなすセールスパーソンを表現しています。また、アプリの機能面を、CGアニメーションで視覚化して描写することで、アプリによるスマートな世界の実現をビジュアライズしています。
このPR動画は特設サイトにて公開されています。また、より多くの人にも見てもらえるようにYouTubeでも公開されています。
採用のPR動画
採用PR動画は、常識にとらわれない構成・映像表現を取り入れ、ユニークな印象を訴求することがポイントです。
例えば、「どんな人が働いているのかを伝えたい」と考えたときに、よく見かけるような社員ひとりひとりへのインタビューではなく、複数の社員が居酒屋に集まってフリートーク形式で話してもらう構成にすることで、「この会社は他とは少し違うね」という印象を与えることができるでしょう。
また、職場施設を紹介するのであれば、固定カメラで撮影した主要施設をたんたんと映し出すのでなく、ドローンでダイナミックに施設を撮影したり、CGを使って補足情報を重ねる表現も考えられるでしょう。
このような構成や表現を取り入れてみることで、求職者は目を引きやすくなり、採用エントリーにもつながるでしょう。
アネスト岩田株式会社 – 再生時間:4分21秒
上記の動画は、アネスト岩田株式会社の2020年度新卒採用活動のためのPR動画です。
アネスト岩田は、理系学部の就活生に「安定ではなく挑戦的な風土がある」「自分のスキルを存分に活かす多様なフィールドがある」ことをイメージしてもらうため、PR動画を作成しております。
動画では、本社の入口から、会社内の会議室や執務室、社長・人事担当者のインタビューに至るまで、全てワンカットに見えるよう撮影し、他社にはないユニークな採用PR動画の印象を与えています。また、アネスト岩田社内で社員の働く様子を映すことで、見ている求職者自身が実際に働いたときのことを強くイメージできるような表現を取り入れています。
このPR動画は新卒採用サイトにて、アネスト岩田の仕事に興味を持つ人に向けて公開されています。また、より多くの人にも見てもらえるようにYouTubeや外部リクルートサイトでも公開されています。
株主向けのPR動画
株主向けのPR動画は、会社の数年後、そしてもっと先の未来において活躍していることを伝え、ポテンシャルの高い印象を与えることがポイントです。
投資家は、将来的に成長する企業へ投資するでしょう。そのため、現在の会社の実績だけでなく、将来的にどの分野でどのくらいの規模感で成長しているのかを伝える必要があります。
例えば、新規上場した企業は「これまで市場にどのような影響を与えるのか」「数年後利用ユーザーがどのくらい増えているのか」について、その予想を伝え、将来的に市場のリーダーになっている印象を訴求できると良いでしょう。このような訴求であれば、投資家は企業の数年後の市場価値をイメージでき、出資判断をしやすくなります。
Chatwork株式会社 – 再生時間:2分20秒
上記の動画は、Chatwork株式会社の投資家向けのPR動画です。
Chatworkのマザーズ上場日と同じ日に公開されていることから、多くの投資家に向けて、「新たに上場したChatworkが、どんなサービスを提供している会社なのか」「将来性はあるのか」をわかりやすく説明することで、出資の検討を促しているのではないかと考えられます。
アニメーションを活用してテンポ良く説明することで、堅苦しくなく柔和なイメージを与えつつ、わかりやすく事業内容や業績のポイントを伝えております。
このPR動画はChatworkのIRサイトにて、投資を検討する人に向けて公開されています。また、より多くの人にも見てもらえるようにYouTubeでも公開されています。
企業PR動画の費用は、自社制作と外部発注で何が違うのか
企業PR動画の目的などを整理する過程で、制作費用についても考えましょう。
企業PR動画を作る際の費用は、「人件費と諸経費」と考えることができます。
人件費は、制作に必要なスタッフの人数・技術力、そして稼働時間によって変動します。そして諸経費は、機材のスペックや台数、撮影日数、スタジオ、出演者の有無などで変動します。いずれも、費用を増減することで、映像のクオリティや表現できることに大きな影響を与える、重要な指標です。
では、自社で制作する場合と外部へ制作依頼する場合の2パターンでは、どのような違いがあるのかをご説明します。
自社で制作する場合
人件費は、自社社員に業務時間内で作業してもらうことで、外部発注と比べて費用を抑えることができます。ただし、これは撮影・編集スキルがあることが前提です。慣れない人・未経験の人が作業する場合、稼働時間が予定よりも伸びてしまい、結果的にコストが増える可能性があるためご注意ください。
諸経費については、自社制作と外部制作で大きく変わる部分として、機材費が挙げられます。もし、これから撮影・編集機材を新たに一から揃える必要がある場合は、その分だけの費用が発生するでしょう。また直接的な費用ではありませんが、スタジオや出演者の手配に作業が発生するため、その稼働コストも見積もる必要があります。
そのため、自社で企業PR動画を制作しようとする場合は、人件費・諸経費はもちろんですが、自社社員の稼働コストについても意識しましょう。自社のリソースでどこまで可能なのか、よく見積った上で判断すると良いでしょう。もし稼働コストの面で制作が厳しい場合は、外部へ制作依頼することを検討するとよいかもしれません。
外部へ制作依頼した場合
人件費は、自社社員に作業を依頼するよりは高単価ですが、原則的には決まった納品日までに撮影・編集を作業をしてくれるため、当初より費用や稼働時間が大幅に増えるリスクは少ないです。
諸経費については、撮影・編集機材を自分たちで新たに一から揃えるよりも、低コストで用意することができるでしょう。また、スタジオや出演者の手配の作業も、制作会社が請け負ってくれるため、自社社員が稼働するよりもスムーズかつ低コストで済むでしょう。
このように、費用がかかるようにも思えますが、稼働コストという面では自社の負担が大きく減るメリットもあります。なお、企業PR動画を外部へ制作依頼をした場合、費用相場は安価なもので50万円からとなります。大規模な撮影やCG合成を行うことでビジュアル・演出の作りこむのであれば300万円以上は必要だと見積もっておきましょう。また制作期間は内容にもよって変わりますが、問い合わせをしてから3ヶ月での納品が相場です。
制作において具体的にどのような費用が発生するのか、より詳細な説明は、以下のページからご覧いただけます。どの部分で予算を抑えることができるのか、どこに予算を使うべきなのか、その判断のご参考にしてみてください。
まとめ
今回は、企業PR動画について、特徴や制作時におけるポイント、活用事例、そして費用感についてご紹介しました。
企業PR動画は、企業ブランディングや商品の認知向上に役立てることができます。しかし、その効果をきちんと発揮させるには、制作時に「目的」「ターゲット」「配信場所」「イメージ」の整理が欠かせません。「PR映像をいち早く作りたい」と、はやる気持ちもわかりますが、まずは落ち着いて、目的からしっかり整理してみましょう。
企業PR動画制作の「目的」の整理から対応いたします
私たちエレファントストーンは、「伝えたい想いや抱えている課題をまっさきに理解し、応えてくれる」という存在であることを目指しております。その目指すべき姿に向かって、私たちはこれまで、様々なお客様の目的の整理からしっかりと向き合って、お客様の想いを形にする映像づくりをしてきました。
「企業PR動画を作りたいけど、目的やターゲットの整理ができない」「PRしたいけど、そもそも伝えるべき魅力がわからない」と思ったときは、まずは弊社にお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡をお待ちしております。