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芸術の秋にオススメの映画祭をご紹介!東京国際映画祭ほか

芸術の秋にオススメの映画祭をご紹介!東京国際映画祭ほか

画像参照:https://2024.tiff-jp.net/ja/

こんにちは!映像制作会社のエレファントストーンです。
残暑が続く日々ですが、朝晩の少しの涼しさに秋の訪れを感じますね。

芸術を愉しむのにぴったりなこの時期には、ユニークな映画祭が数多く予定されています。そこで今回は、まもなく開催されるオススメの映画祭を厳選してご紹介していきます!

東京国際映画祭

【概要】
東京国際映画祭は、日本最大級の映画祭です。

1985年の創設以降、毎年秋に開催され、国内外の幅広いジャンルの映画が上映されることから、国際的にも高い評価を受けています。
映画業界の最新トレンド、そしてこれからの未来を担う気鋭の映画監督や作品に触れる場としてこれ以上ないイベントです。

【見どころ】
世界中から選ばれた作品が上映される「コンペティション部門」、アジアでつくられた新鋭監督の長編作品を対象とした「アジアの未来」など、多岐にわたる部門で構成されている東京国際映画祭。

その中でも映画祭の顔ともいえるのが、オープニングとクロージングの2作品であり、バラエティー豊かなプログラムの中でも大きな見どころの一つです。

今年のオープニング作品の選ばれた『十一人の賊軍』(11月1日一般公開)は、白石和彌監督の最新作であり、アクションや歴史映画ファンは特に注目してほしい作品です。

戊辰戦争の激しい戦いを描いた歴史映画で、山田孝之、仲野太賀、阿部サダヲといった実力派俳優たちが出演。

北米やドイツ語圏でも配給が決まっており、東京国際映画祭での公開を皮切りに、さらに注目を集めることが予想されます

クロージング作品『マルチェロ・ミオ』(監督:クリストフ・オノレ)は、カンヌ国際映画祭のコンペ部門にも選出されたフレンチ・コメディです。

マルチェロ・マストロヤンニの生誕100周年を記念する作品でもあり、実の娘であるフランスの女優キアラ・マストロヤンニが、物語の中で父親に変身するユニークな設定で、世界の映画ファンから大きな注目を集めています。

【日程】
2024年10月28日(月)~11月6日(水)[10日間]

【会場】
日比谷・有楽町・丸の内・銀座

シュルレアリスム100年映画祭

【概要】
20世紀最大の芸術運動として文学、絵画、映画、音楽、思想など広範な領域に影響を及ぼしたシュルレアリスム。

その深遠な世界にフォーカスした映画祭が、今年の10月に日本全国の映画館で開催されます。

シュルレアリスム宣言から100周年にあたるアニバーサリーイヤーを記念した本フェスティバルには、古典的なシュルレアリスム映画だけでなく、現代の映画作家による新しい作品も楽しむことが出来ます。

主流の映画とは異なるアーティスティックでユニークな映画体験を求めるシネマファンにとって魅力的なイベントとなっています。

【見どころ】
シュルレアリスム100年映画祭は、全10作品7プログラムのラインナップで構成されています。

『金で買える夢』は、シュルレアリスムやダダイズム運動を牽引した世界的なアーティストたちが競い合った伝説の作品です。

人の脳内が見える能力を得た男が、不満や不安を抱える人々に夢を売るビジネスを始めるミステリアスな物語で、マックス・エルンスト、マン・レイ、マルセル・デュシャン等が夢の世界の創作に関与しています。

当時の現代音楽界の大スターであったジョン・ケージやポール・ボウルズも音楽に参加しており、必見です。

『貝殻と僧侶』(上記動画の36秒~)は、現代演劇の礎を築いたアントナン・アルトーが脚本を担当した作品です。

詩人、劇作家として『裁かるゝジャンヌ』などにも出演したアーティストであり、シュルレアリスム研究所の所長を務めるなど、初期のシュルレアリスム運動を担った最重要人物の手による本作は、シュルレアリスムの世界を知るのにうってつけです。

【日程】
10/5(土)~

【会場】
ユーロスペースほか全国順次開催

 新・しんとく空想の森映画祭

【概要】
「新・しんとく空想の森映画祭」は、北海道の上川郡新得町で開催される映画祭で、映画を通じて地域の文化や自然とのつながりを深めることを目指しています。

本映画祭は、1996年に誕生した「Shintoku空想の森映画祭」を引き継ぐ形で、2023年に「新・しんとく空想の森映画祭」として新たにリスタートしました。

2024年は、10月の連休期間とも重なっており、自然豊かな環境の中で映画を楽しむ場として、北海道旅行の予定の一つとしてもお勧めの映画祭です。

【見どころ】
本映画祭の大きな特徴は、トークショーや音楽ライブなど、大自然の中で様々なイベントを楽しめる総合的なフェスティバルになっている点です。

映画上映は、神秘の魚といわれるイワナの生態を描いた上記作『ミルクの中のイワナ』をはじめ、地域や自然、環境に関連するテーマの映画が多く選ばれ、映画を通じて社会問題について考える場となっています。

また、当日の会場には、地元の美味しいお店が勢揃い。飲食スペースは入場無料となっており、飲食のみの方も気軽に参加することが出来ます。

廃校となった町内の小学校がホールとなっており、映画祭の舞台となっており、趣のある木造の校舎、広々とした芝生の校庭など、来場者の郷愁を誘う風情あふれるロケーションも大きな見どころです。

【日程】
2024年10月12日(土)~14日(月・祝)

【会場】
新内ホール(旧・新内小学校)

まとめ

今回はオススメの映画祭を紹介しました。芸術の秋だけに多くの映画祭が全国各地で開催されます。
映画と一緒に、さまざまな街の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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