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「月」をテーマにした最新の映像コンテンツ
こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。
すっかり秋を感じさせる気温になってきました。月を眺めるのにぴったりの季節ですね。今回は、ミュージックビデオやPRムービーなど「月」をモチーフに制作された最新の映像コンテンツをご紹介していきます!
月をモチーフにした映像コンテンツ 事例紹介
マクドナルド
毎年、お月見の時期に合わせて販売されるマクドナルドの人気商品「月見バーガー」。最新CMでは、かぐや姫を題材にしたプロモーションを展開し、大きな反響を呼んでいます。
上記動画「帰ってきたかぐや姫」では、日本の古典的な物語『竹取物語』をモチーフに、現代風にアレンジしたかぐや姫が登場します。原作では月に帰還してしまったかぐや姫が、「月見バーガー」の季節に再び地上に戻ってくるというユーモラスな設定が特徴です。
宮崎あおいさん扮するかぐや姫が現代風の生活を楽しむ姿がユーモラスに描かれていますよね。かぐや姫の帰還を通じて「月見バーガーが帰ってきた」というメッセージを巧みに伝えており、秋の風物詩として親しまれている月見バーガーの特別感をうまくアピールしています。
古典的な日本の物語と現代のファストフードを組み合わせたユニークなコンセプトで季節限定商品の販売を盛り上げるアプローチは、プロモーションを考える上で非常に参考になるのではないでしょうか。
モスバーガー
1972年に創業され、「Mountain(山)」「Ocean(海)」「Sun(太陽)」の頭文字から「MOS」と名付けられたモスバーガー。毎年、夏を過ぎた頃、秋の風物詩として月をテーマにした季節のメニューを販売しています。
9月に公開された最新CM「月見と裏月見」では、限定商品の「月見フォカッチャ」と「メンチカツフォカッチャ」を紹介。冒頭の印象的な満月のカットを用意することで、視聴者に秋の訪れをうまく実感させる工夫が目をひく1本です。
また、商品の美味しさや食材の新鮮さを際立たせるために、調理シーンや具材のクローズアップが効果的に使われています。多彩な演出や表現で季節限定商品としての特別感や、商品の美味しさを視覚的、感覚的に伝えるテクニックは、映像制作を考える上で非常に参考になるのではないでしょうか。
日産エクストレイル
日産自動車株式会社が公開した「MOON-TRAIL PROJECT」と題したドキュメンタリー風の映像では、月を題材に日産の技術力をアピールしています。日産の最新制御技術であるe-4ORCEを搭載したX-TRAIL。このe-4ORCEをさらに進化させた技術は、月面ローバ研究モデルにも採用されているそうです。
月面を思わせる過酷な環境下での「日産エクストレイル e-4ORCE」の有効性を実証する走行プロジェクトを実施し、雄大な三宅島を「新型日産エクストレイル」が走破する様子が本ムービーに収められています。日産の高い技術力、そして月の壮大さ・過酷さがうかがえます。
マカロニえんぴつ『月へ行こう』
映画『FLY!/フライ!』の日本版主題歌として、2024年3月にリリースされたマカロニえんぴつの楽曲『月へ行こう』。MVでは、バンドメンバーが演奏するシーンと、物語的な映像を重層的に交錯。そのミステリアスな演出と夢のような映像美が、話題を呼んでいます。
注目したいのは、映像全体としては枯れた野畑と竹林を舞台にしつつ、夜空や月など幻想的なビジュアルを要所で挿入している点です。MVの中で描かれるストーリーやシンボル的な映像は、月に向かう象徴的な旅を示唆しつつ、現実の困難や不安も描写しています。
そこには、楽曲のテーマである「遠くへの旅」や「夢に向かう」ポジティブなメッセージが込められており、楽曲の世界観と映像が強くリンクした作品に仕上げられています。
Homecomings『Moon Shaped』
浮遊感のあるギターサウンドが特徴的な京都発のインディーロックバンド「Homecomings」。音楽だけでなくビジュアル面にもこだわっており、『Moon Shaped』のミュージックビデオは、静かで幻想的な雰囲気が光る作品です。
楽曲タイトルにもなっている「月」や「夜空」といったテーマが中心に据えられ、バンドの大きな武器であるドリーミーでノスタルジックなサウンドを映像でうまく表現しています。
ミュージックビデオ自体はシンプルながらも、夜の街のランドスケープや月の美しさを強調する映像が特徴的。こうしたカットは、楽曲の持つ繊細でメランコリックな感覚を際立たせ、リスナーを心地よい音楽の世界に誘います。
また、全体のトーンは淡いブルーやシルバーなどの冷たい色調で統一。巨大な円形照明でフルムーンの静けさと神秘性を視覚的に表現した演出もユニークです。
まとめ
以上、月をモチーフにした映像を紹介しました。古代の竹取物語(かぐや姫)から始まり、人間は月に何かしらの偉大さと大きな感情を抱いてきました。映像では美しさ・壮大さからコミカルなものまでさまざまでモチーフとしての月の懐の深さを感じさせてくれます。