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共感が止まらない!話題の最新受験CM

共感が止まらない!話題の最新受験CM

こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社エレファントストーンです。

受験シーズンに合わせ、多くの企業や受験生を応援するCMを制作しています。受験生やその家族の不安、プレッシャーに寄り添いながら、前向きなメッセージを届ける受験シーズンのCMには、共感しやすいストーリーやメッセージを生み出すヒントが詰まっています。そこで本記事では、受験をテーマにした最新CMを厳選してご紹介していきます!

受験シーズンCMの特徴

受験をテーマにしたCMには、共通する特徴や演出の傾向を見出すことができます。

それは、受験生の心理や周囲の人々の思いを表現し、共感を生み出すことで企業や商品のブランディングをうまく結びつけている点です。以下に、受験をテーマにしたCMを視聴する上で注目すべきポイントを3つご紹介します。

1. 明確なテーマ・メッセージ

大きなライフイベントである受験をテーマにしたCMは、必ず明確なテーマやメッセ―ジを持っています。

受験生の努力や成長を描いたり、家族や友人の支えにフォーカスしたり、すべての受験生にエールを贈る内容になっていたり。そのCMが、どういった切り口から物語を紡いでいるのか?ぜひ注目してみて下さい。

2. 時間の流れを意識した演出

受験当日や合格発表といったエンディングを持つ受験CMでは、時間の流れをうまく操作した演出を数多く目にします。

めくられていくカレンダーで緊張感を表現したり、朝晩の勉強シーンを連続で見せたり、過去と現在をクロスさせてエモーショナルに表現したり。時間の流れを視聴者に強く感じさせる演出テクニックは、参考になるものばかりです。

3. 商品・サービスとの関連性

受験をテーマにしたCMでは、企業の商品やサービスをうまくストーリーに組み込むのが特徴です。受験生を支えるエネルギー源として商品が登場したり、学習アプリの広告では「効率よく学ぶ方法」を提案したり、「受験生を応援する企業」というブランドイメージを訴求したり。リアリティーを追求した演出のなかでさりげなくプロモーションを盛り込む手法はどれも必見です。

受験シーズンのCM

シチズン時計株式会社 時間は、味方だ。|シチズン時計CM

シチズン時計は受験生応援ムービー「時間は、味方だ。」を2024年11月に公開。受験に挑む高校生の1年間を追いながら、日々の努力や挫折、成長を丁寧に描いた物語は、受験を経験したことのある多くの人が共感できるリアルなシーンが詰めこまれています。

本作の見どころは、時計を軸に「時間の流れ」をキーワードにした演出です。志望校を決めて勉強をはじめた瞬間、部活の仲間との思い出、模試の結果に一喜一憂する姿など、ある高校生が経験してきたエピソードを、時計の針が進むようにわずか1分間の映像で完璧に表現しています。

「時間は、味方だ。」というタイトルの通り、これまで積み重ねてきた時間が自信となって、受験生を支えてくれるという前向きなメッセージが、シチズン時計をクローズアップしたラストカットに込められています。

 大塚製薬株式会社 カロリーメイトCM「それぞれの音色」篇

大塚製薬「カロリーメイト」の最新CM「それぞれの音色」篇は、吹奏楽部で共に過ごした親友3人が、それぞれ異なる受験方式で同じ「合格」を目指す姿を描いた作品です。「受験=孤独」ではなく「仲間と支え合うもの」という明確なメッセージを持っており、受験生だけでなく、多くの人の心に響く内容になっています。

注目したいのは、実際の受験生の部屋をイメージしたリアルな勉強シーンです。SGさんの「僕らまた」吹奏楽アレンジに乗せて描き、エモーショナルな雰囲気を演出。勉強の合間にカロリーメイトを口にするシーンを物語の中に違和感なく組み込むことで、「手軽に食べられる」「集中力をキープ」など、受験生向けのメリットをさりげなく強調しています。

「受験のときにお世話になった商品」として記憶に残る1本になっており、共感しやすい要素を取り入れつつ、企業の商品やブランドをうまく結びつけた好例と言えるでしょう。

森永製菓株式会社 その緊張をエネルギーに。Rolling Days【inゼリー】

森永製菓の人気商品「inゼリー」の最新CMでは、受験生の緊張や不安をポジティブに捉え、それをエネルギーに変えるサポートとして「inゼリー」を提案しています。

上記「受験にinゼリー2025」篇では、人気バンドWANIMAが受験生を応援するため、特別に高校を訪れてサプライズライブを開催する様子が描かれています。また、YouTubeチャンネルでは上記のTVCMだけでなく、ドキュメンタリー形式のPRムービーも公開されています。

実際の高校で行われたライブの様子が収録されており、WANIMAと受験生たちのリアルな交流が描かれています。そこに映し出されるライブの熱気や受験生の真剣な表情は、否が応でも視聴者に臨場感と感動を与えます。

本作は、音楽と映像の力を最大限に活用することで、力強いメッセージを伝えることに成功したモデルケースと言えるでしょう。

日本ハム株式会社 国産鶏肉 桜姫「ひめたる応援に。」篇

日本ハムの国産鶏肉 桜姫「ひめたる応援に。」篇では、子どもをサポートする陰ながらの応援というテーマを掲げ、CMを通じて親の見えない支えや愛情の大切さを伝えています。受験生だけでなく、その家族や周囲の人々の関係性や思いやりを再認識させる内容となっており、今年公開されると、瞬く間に多くの人々の共感を呼び起こしています。

本CMの特徴は、受験に挑む子どもを陰ながら支える親の姿にスポットライトを当てている点です。親が子どもにプレッシャーを与えないよう、気づかれないように配慮する優しい行動を「ひめたる応援」と名付け、その様子を丁寧に描いています。

CM楽曲には、Kiroroの名曲「未来へ」(シンガー・ソングライターの松本千夏さんによるカバー)が使用されており、親から子への思いを歌った歌詞と、CMのストーリーとが見事に調和しています。子どもをサポートし続ける親の愛情を音楽や映像を通じて感動的に表現しており、多くの視聴者の心に響くCMとなっています。

まとめ

毎年多くの学生が小学校から大学、専門学校まで受験に挑んでおり、受験生本人の頑張りはもちろんのこと、友達や家族と共に戦っている人も多いのではないでしょうか。映像でもそのあたりが反映されているように感じました。頑張れ、受験生!

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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