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今話題沸騰中!なぜ今、カンロの広告は静かに響くのか。
画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000643.000041274.html
こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社・エレファントストーンです。
近年、ガムの売り上げが減少する一方で、グミキャンディをはじめとした「あめ」市場が静かに存在感を高めています。コロナ禍をきっかけに広がった健康志向も追い風となり、市場は今後も堅調な成長が見込まれています。
そんな中、1955年の「カンロ飴」発売以来、時代とともに進化しながらあめ市場を支えてきたカンロ。2025年に発表された同社のCMは、商品の枠を超え、見る人の感情に寄り添う表現で大きな注目を集めました。
カンロ企業CM
1. カンロ企業CM「あなたへとどく、ひとつぶを。はじまる」篇
カンロの企業CMは、「あなたへとどく、ひとつぶを。はじまる」をテーマに、桑田佳祐さんの楽曲「明日へのマーチ」をBGMとして使用。ナレーションも桑田さん自身が務めることで、ブランドの想いをやさしく包み込むような温かみのある映像に仕上げられています。
映像では、カンロが生産・販売する飴やグミキャンディを一粒ずつ丁寧に並べ、その色や形の多様さを印象的に表現。小さく、ビジュアル的に主役になりにくいと思われがちな飴やグミを、あえて「ビジュアル」で魅せる構成が特徴です。
これまで多くのCMで工夫が重ねられてきたジャンルでありながら、本作ではストーリー性のある演出と美しい映像表現を掛け合わせることで、素材そのものの魅力をあらためて浮かび上がらせています。11月公開にもかかわらず、すでに再生回数は914万回を突破。飴やグミは小さくても、一粒一粒が個性的で美しい――そんな気づきを与えてくれる、非常に完成度の高いCMと言えるでしょう。
2. カンロ飴 70周年記念ムービー「やさしくありたい」
1955年に発売され、2025年に70周年を迎えたカンロ飴。その節目に公開されたのが、今回のカンロ飴のCMです。カンロ飴は、醤油をベースにした和風の甘じょっぱい味わいが特徴で、当時としては製造が難しかった「醤油入りキャンディ」を技術革新によって実現した、まさにパイオニア的な存在。長く愛され続けてきた背景には、そうした挑戦の歴史があります。
CMでは、オレンジ色の風景を基調としたアニメーション映像が展開され、ブランドカラーであるオレンジや、丸い飴のフォルムとの高い親和性が印象的に表現されています。夕暮れ時にふと思い出してもらえる存在を目指し、「やさしい夕暮れに、素朴な甘じょっぱさがちょうどいい。」というテーマが据えられました。
映像のなかでは、日常の夕暮れにカンロ飴を一粒口にすることで、気持ちが少し明るくなり自分自身や周囲に対してやさしくなれる、そんなささやかな変化が丁寧に描かれています。
3. ピュレグミ おまもり梅 受験生応援ムービー
2025年11月に公開された「ピュレグミ おまもり梅」のCMは、来年の受験シーズンを見据えた受験生応援企画として制作されました。
映像では、受験勉強に励む学生の日常が描かれるなかで、「おまもり梅」がまるで神社やお寺のお守りのように、バッグにそっと忍ばせられています。自宅での勉強中、口さみしさを感じたときや、気持ちを落ち着けたい瞬間にピュレグミを一粒口にする——そんな何気ない行動が、自然なかたちで物語に溶け込んでいます。
派手な演出は控えめながら、シーンの随所にさりげなく登場させることで、ピュレグミの存在感や「寄り添うお菓子」という立ち位置がしっかりと伝わる映像に仕上げられています。
4. カンロ飴×adieu「元気?」70th Anniversary Special movie
2025年12月第一週に公開されたのが、カンロ飴の70周年を記念したスペシャルムービーです。
本作は、アーティスト・adieuとのコラボレーションによる映像作品で、柴田聡子による書き下ろし楽曲「元気?」のライブ映像と、美しい夕暮れの情景を重ね合わせた構成が印象的です。
夕暮れという時間帯が選ばれた背景には、カンロ飴の特徴である「甘じょっぱさ」があります。今回のコラボレーションでは、「やさしい夕暮れに、素朴な甘じょっぱさがちょうどいい。」というテーマのもと、ブランドの味わいや世界観を音楽と映像で丁寧に表現しています。
30秒バージョンはこちら。
まとめ
近年のカンロは、動画映像に限らず、さまざまなプロモーションにおいて存在感を放っています。グミッツェルをはじめとする高付加価値なグミ・飴商品の好調に加え、山口県で展開された「カンロ飴食堂のまち ひかり」や、ファンイベント「カンロが贈る とっておきの1日!カンロ祭2025」など、多彩な取り組みが注目を集めています。
そうした姿勢はCMにも通底しており、表現の自由度が高く、商品ごとに世界観や雰囲気を丁寧に描き分けている点が印象的です。単なる広告にとどまらず、ブランドと生活者との関係性を築いていく——カンロのクリエイティブには、そんな一貫したスタンスが感じられます。