MARKETING
観光、文化、イベント、復興など多様なテーマ!
石川県の注目プロモーション映像
こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社・エレファントストーンです。
震災から2年。北陸地方は今、少しずつ復興への歩みを進めています。そんな中、「日本プロモーション大賞2025」(日本販売促進協会主催)では「『輝・輝姫・煌』石川県産水産物のトップブランド戦略」がグランプリを受賞。地域の魅力を伝えるプロモーションも、再び活気を帯び始めています。
そこで今回は、石川県の観光・文化・イベント・復興をテーマにしたCMやプロモーション動画をルックバック形式でご紹介します。
石川県のCM・プロモーション動画の事例紹介
1. 2025年石川ふるさとCM大賞
石川県内の全市町(19市町)が、わがまちの魅力を詰め込んだCM作品を制作し、その出来栄えを競う「石川ふるさとCM大賞」。
24回目となる2025年の審査会は、初めて能登地区にある「コスモアイル羽咋」で開催。銀シャリ・橋本さんが司会を、テツandトモさんが審査員を務め、全国的な注目を集めることに成功しています。
地元への想いが詰まった力作が並ぶ中、グランプリに輝いたのは、輪島市のプロモーション動画『わじま すきねんちゃ。。。』です。
本作は「復興とふるさと愛」をテーマに、朝市や輪島塗、祭りといった輪島の伝統文化と、震災を経て育まれた人と人との絆を丁寧に描いています。ナレーションで繰り返される「わじま、すきねんちゃ」という言葉が印象的で、地元住民の日常や、互いに支え合う姿をユーモアを交えながら表現。
輪島という土地の温度や、人のあたたかさが自然と伝わり、多くの視聴者の共感を呼ぶ作品となっています。
準グランプリには、七尾市のプロモーション動画『七尾のおじいちゃんテレパシー使ってくる説』が選出されました。
本作の見どころは、「おじいちゃんがテレパシーを使って、孫や家族とコミュニケーションを取る」という、思わずクスッと笑ってしまうユーモラスな物語設定。おじいちゃんの不思議な力を通して描かれる家族のやりとりは、どこか懐かしく、あたたかい印象を与えます。
コミカルな演出で物語を楽しませながら、ファミリー層をメインターゲットに、七尾市の食文化の豊かさを自然にアピールしている点も印象的です。
2. いしかわ舞台芸術祭2025年
昨秋、石川県内で開催された舞台芸術祭のプロモーションCM『いしかわ舞台芸術祭2025 CM動画』は、約30秒の短編プロモーション作品です。
本作では、石川を「多様な伝統と先端芸術に根ざした“芸術の大陸”」と位置づけ、能や伝統芸能から現代演劇・パフォーマンスまで、新旧さまざまな舞台芸術をテンポよく紹介。限られた尺の中で、石川県が持つ文化的な厚みと広がりを端的に伝える構成となっており、舞台芸術祭そのものの世界観を直感的に印象づけるCMに仕上がっています。
本作品の最大の見どころは、伝統芸能の要素と、ダンスや演劇による現代的で革新的なパフォーマンスを、視覚的に融合させたダイナミックなカットの数々です。石川県の美しい景観を背景に、地域性を自然にアピールしながら、全体はカラフルで動きのある編集構成。約30秒という短尺ながら、高い没入感を生み出しています。
県内の文化振興を伝えるコンテンツでありながら、表現に古さは感じさせず、まるでフェスティバル会場に足を踏み入れたかのようなワクワク感を味わえる一作。意欲的なプロモーションとして、ぜひ注目したい作品です。
3. 石川中央都市圏移住PR動画ー『私らしい暮らし、見つかる。』
本作品は、6つの市町からなる石川中央都市圏を舞台に、移住の魅力をコンパクトに描いたプロモーション作品です。
「住みやすさ日本一」とも称される圏域のライフスタイルを、過度な説明に頼らず、端的に伝える構成が特徴。そのシンプルで共感性の高い表現が移住検討層に刺さり、再生回数は44万回超を記録しています。
最大の魅力は、石川中央都市圏を構成する各地域の多様な風景を織り交ぜたビジュアル表現です。金沢市の歴史的な街並みや伝統文化をはじめ、都市と自然のコントラストを活かしたダイナミックな映像によって、「都市の利便性」と「田舎のゆったり感」が共存する暮らしを視覚的に描いています。
賑やかな都市部でショッピングや仕事に取り組む日常と、週末には山や自然の中でリラックスする時間。そんなメリハリのあるライフスタイルを丁寧に切り取ることで、視聴者に「ここで暮らしてみたい」と感じさせるリアリティを生み出しています。
演出面の完成度も高く、移住PR動画のモデルケースとなり得る1本と言えるでしょう。
4. ロッテ「爽」ー『休憩しよう、爽しよう♪石川』篇
2025年に公開されたロッテ「爽」のWebCMでは、全国5都道府県(石川県を含む)を舞台にしたオリジナルバージョンが展開されています。森七菜さんが出演し、商品の魅力を訴求するだけでなく、石川県の風景や地元ならではの要素を織り交ぜた、爽やかなプロモーションに仕上がっている点が特徴です。
ナショナルブランドのCMでありながら、地域の空気感や日常を丁寧に切り取ることで、土地の魅力が自然と伝わる構成となっており、ローカルプロモーションの好例としても注目したい一作です。
地域特有の要素として、朝イチの活気ある作業風景を描きながら、石川の食文化を自然にPRしている点も印象的。地元の鮮魚店を舞台に、忙しい日常の合間に「爽」を食べてリフレッシュする様子が描かれています。
全体の色調は、クリーンで爽やかなブルーとホワイトを基調に構成。視聴者に「涼しさ」と「活力」を同時に与えながら、観光誘致へと無理なくつなげていく演出や色使いは、今後の地域プロモーションにおいても参考になるポイントと言えるでしょう。
まとめ
北陸地方の中核都市・金沢を中心に、石川県、そして能登半島は、温泉や漁業、歴史的な街並みなど、多彩な観光資源にあふれた地域です。
その魅力が多いからこそ、動画として表現するには高い編集力や構成力が求められます。今回紹介したプロモーション動画はいずれも、限られた尺の中で地域の個性を的確に捉え、石川ならではの魅力をコンパクトに凝縮することに成功していました。
復興、文化、暮らし、観光──さまざまな切り口から描かれる石川県の姿は、これからの地域プロモーションのヒントとしても、多くの示唆を与えてくれるはずです。