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社内報をYouTubeチャンネルで!エン・ジャパン株式会社のユニークな取り組みをお届け

社内報をYouTubeチャンネルで!エン・ジャパン株式会社のユニークな取り組みをお届け

昨今では、さまざまな場面でYouTubeを上手く活用する企業を目にするようになってきました。そのユースケースは多岐にわたり、これまで一般的だったプロモーションやマーケティング戦略以外のアプローチも数多く見られます。

そこで今回は、社外に向けてではなく、社内に向けた情報発信ツールとしてYouTubeチャンネルを利用しているエン・ジャパン株式会社の事例をご紹介いたします!

社内報って?

社内報とは、社内広報を行うためのツールとして制作された媒体を指します。

以前は冊子(紙媒体)やWeb上での発行が一般的でしたが、近年はYouTubeなどの映像コンテンツを活用して発信する企業も増えています。

社内報をYouTubeで発信するメリット

「社内報をYouTubeでやる意味ってあるの?」
そう疑問を抱かられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最大のメリットは、社員自身の主体的なコンテンツ制作によって、社内報に対する当事者意識が高まり必然的にその注目度もアップすることです。

広報部の枠組みを超え、社員自ら企画・出演する動画を定期的に制作することで、社内報が社員同士のコミュニケーションの糸口や共通言語として機能し、社内報を視聴することが習慣化されていきます。

YouTubeチャンネル 「しみねーのWelcome エン・ジャパン」について

【開設日】
2019年9月

【登録者数】
約1,600人(2023年1月時点)

【総再生回数】
約16万回(2023年1月時点)

【概要】
エン・ジャパン株式会社では、YouTubeチャンネル 「しみねーのWelcome エン・ジャパン」をあくまでも社内報として活用しているため、プロモーション向けに発信している企業に比べ登録者数や総再生回数は少なめです。

司会進行役を務めているのは、チャンネル名にもなっているエン・ジャパン株式会社の広報責任者「しみねー」。動画のターゲットは主に、入社してそれほど月日の経っていない新入社員や若手社員たちです。

一般的に社内報というものはあまり興味を持ちづらい性質をもっていますが、「しみねーのWelcome エン・ジャパン」チャンネルでは、しみねーの独特のキャラクターによってそうしたネガティブイメージを見事に払拭しています。

また、仕事術といった真面目な内容だけでなく、ポップな雰囲気の中、好きなことやプライベートの近況などをオープンに語ることで社員の魅力がよく引き立つチャンネルになっています。

「しみねーのWelcome エン・ジャパン」3つの魅力!

① 社員との距離がグッと縮まる社長インタビュー

これまで公開された動画の中でチャンネル一の人気動画となっているのが、社長インタビューです。司会進行的な役回りを担当するしみねーと、ゲストとして呼ばれた社員が座談会形式で対談を行うスタイルが定番になっています。

上の動画では、メインユーザーある新入社員・若手社員の視聴を前提として作られており、テンポの良い質問で趣味の料理などプライベートに迫ることで社長への親近感を倍増させつつ、社員に向けた熱いメッセージを届けることにも成功。動画の目的やターゲットの明確化が、視聴回数の増加に直結した好例といえる一本です。

② 社長賞受賞!カリスマ社員の仕事術を楽しくレクチャー

同チャンネルでは、働く社員の素顔を公開し、社内のさまざまな職種・仕事内容、キャリアの積み方を定期的に発信しています。

こちらの動画では、二児のママで社長賞を受賞した最強社員の仕事術を動画で公開。仕事と家事両立のコツ、将来の夢や目標、お役立ちグッズなどをユーモアを交えて伝えることで楽しみながら仕事の意欲を高める一本になっています。

ただYouTubeにアップロードするだけでなく、社内の一斉メールを活用しママ社員にターゲットを限定して動画を拡散したことで、社内バズの創出にも成功しています。

③ 社員の魅力と採用PRを同時に発信

社内報としての活用が基本路線となっている同チャンネルですが、こちらの動画は就活生に向けた採用PRとしても効果の高い一本になっています。人事戦略室に勤務している社員をゲストとして招き、毎年学生が殺到するほどの人気インターンの魅力を深掘り。リアルな社員のキャラクターや社内の雰囲気も伝えています。

チャンネル開設以前の社内報は完全に社内向けのものだったそうですが、「家族に社内の雰囲気を見せたい」「SNSにアップしたい」という社員の声を反映する形で現在のスタイルに変化していったようです。社内報でありつつもマルチメディア的な性質を兼ね備えたエン・ジャパン株式会社のYouTube活用法は、非常に参考になる点が多いのでぜひ実際にチェックしてみてくださいね。

まとめ

今回は、社内報として動画コンテンツを上手に活用しているモデルケース、エン・ジャパン株式会社のYouTubeチャンネルについてお届けしました。同社ではWebサイトでの社内報に加えてYouTubeを使った社内報を毎週月曜日に更新。社内表彰や採用にまで役立てています。

最近は社内の情報共有ツールやコミュニケーションツールとして、Webサイトや紙媒体ではなく映像を選択する企業も増えてきています。また、社内報や採用情報の映像化をサポートしてくれるWeb動画制作ツールも登場しているので、機会があれば詳しくご紹介させていただきますね。お楽しみに!

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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