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高円寺、調布! 2020年2月〜3月初頭の映画祭情報

高円寺、調布! 2020年2月〜3月初頭の映画祭情報

先日公開された『パラサイト 半地下の家族』が大きな脚光を浴びています。みなさんはご覧になったでしょうか? 私はついこないだ鑑賞したばかりで、終盤からラストにかけての驚愕の展開に完全に打ちのめされてしまいました。

新年の幕開けを飾るのにふさわしい素晴らしい作品でしたが、2020年はほかにも注目の映画が目白押しです。オススメ作品については今後も記事にしてお届けしていく予定ですが、今回は2月から3月初頭にかけて行われる映画祭の中で、特に面白そうなものを厳選してご紹介したいと思います。

第11回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル

✔︎期間
2020年2月7日(金)~2月11日(火・祝)

✔︎場所
東京都 座・高円寺2
・JR中央線「高円寺駅」
北口から徒歩5分

✔︎概要
テレビと映画の枠組みを超えて様々なドキュメンタリー作品が集結する座・高円寺フェスティバル。11回目の開催となる今年は、「ダイバーシティー➖多様性➖」をテーマに、最近の作品からクラシックな作品までバラエティー豊かな18作品を楽しむことができます。

『恋とボルバギア』(2017)予告編

今回予定されている作品は、8人のセクシャルマイノリティの日常と恋愛模様をビビッドに切りとった『恋とボルバギア』、愛国心をめぐる教育と政治の問題に果敢に切れ込んだ『教育と愛国〜教科書でいま何がおきているのか』(これまでセンセーショナルなドキュメンタリー映画を撮り続けてきた森達也監督によるセレクション)など、コンテンポラリーでかなり尖ったラインナップ。

ちなみに、2月11日(火・祝) 18:00~のモンゴル・ウランバートルのマンホールで暮らすストリートチルドレンたちの20年を追った『ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡』は、無料参考上映となっており、タダで観賞できちゃいます。

ほかにも多様な視点から現実を捉えた作品が多く揃っており、どうしても硬くなってしまいがちな日々の価値観を見つめなおすのに最適な映画祭になっています。

映画のまち調布シネマフェスティバル2020

✔︎期間
2020年2月14日(金)~3月8日(日)

✔︎場所
東京都 調布市文化会館たづくり・グリーンホール・シアタス調布(3会場)
・京王線「調布駅」
中央口改札から徒歩5分圏内

✔︎概要
映画撮影所や制作会社が集まる「映画のまち調布」。

そんな日本有数のシネマどころで開催される調布シネマフェスティバルがユニークなのは、一般映画ファンによる人気投票で上映作品をセレクションしているところ。

開催に先立ち、約6ヶ月に渡り募集した日本映画人気投票で上位にランクインした作品の中から、先日に日本アカデミー賞を受賞した『翔んで埼玉』『キングダム』『アルキメデスの大戦』『新聞記者』といった選りすぐりの話題作をピックアップ。

今年で2回目の開催となる新進気鋭のフェスティバルで、映画関係者のみならず一般市民も投票に関与することが出来る日本唯一の映画賞『映画のまちの調布賞」の授賞式も開催されます。

『Fukushima 50』(2020)予告編

東日本大震災時の福島第一原発事故の知られざる真実を描く『Fukushima 50』の先行上映も予定されており、非常に楽しみです。

個人的には、近年の作品にとどまらず、『羅生門』『いつでも夢を』『太陽を盗んだ男』といった昭和邦画の名作も上映されるのが、シネフィルっぽくてツボ。

昨年参加することができなかったので、今年こそは実際に訪れていまホットな映画祭のライブ感を肌で味わってきたいと思います。

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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