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アニメーション動画の作り方!制作時に準備しておくこと、費用の抑え方などをまとめました

アニメーション動画の作り方!制作時に準備しておくこと、費用の抑え方などをまとめました

複雑な情報を分かりやすく伝えるのが得意なアニメーション動画。しかし、いざ制作をしようとすると、「インフォグラフィックス」「モーショングラフィックス」といった数多くの表現からどれを選ぶべきなのか、そもそもどんな動画の内容にすべきなのか迷われしまうのではないでしょうか。

そこでこの記事では、アニメーション動画の特徴や事例、制作するに当たって準備すべきこと、制作費用を抑えるためのポイントを解説しております。

初めてのアニメーション動画制作で迷われている方はぜひ参考にしてみてください!

アニメーション動画の特徴・利用シーンは?

まずは、アニメーション動画がどのような表現に向いているのか見ていきましょう。

アニメーション動画の特徴!メリット・デメリットは?

【メリット】

アニメーションが得意としているのは、複雑な情報を視覚的に表現し、分かりやすくできることです。例えば金融商品の概要を紹介するのに、実写を用いるよりもグラフやイラストを用いた方が伝わりやすいのは、想像に難くないのではないでしょうか。また、そもそも撮影するのが難しい機械の内部構造などを映像にしたい場合にも、3DCGなどを用いてアニメーション動画にすることもできます。

そのほかにも、音声やBGMなど聴覚へのアプローチと合わせて表現できたり、キャラクターが利用しやすいのもアニメーション動画ならではのメリットです。

【デメリット】

アニメーション動画は表現の自由度が高いが故に、完成イメージの擦り合わせが実写動画に比べると難しい側面があります。外部の制作チームとの擦り合わせの際には、イメージを伝えられるように、他社のものでも構わないので制作事例を用意しておくのがおすすめです(本記事でもいくつかの事例を取り上げています)。

なお、アニメーションの対比となる「実写動画」は実在するものをありのままに訴求しているのに向いています。景色の美しさ、食べ物の質感(柔らかそう、固そうなど)、もしくは企業で働いている人の雰囲気、話し方など。その場にいなくても、映像を通して感じることができるのは実写の得意とすることです。

アニメーションの導入事例

アニメーション動画が用いられている事例をご紹介します。

実写映像にアニメーションを乗せることで、非現実的な表現ができます。例えば、普段は見えない電波をアニメーションで表現したり、走っている人の足元に風が舞うようなアニメーションを施したりすることで、実写映像にイメージを乗せることができます。

こちらの事例では、少し未来のお店のカタチとして、近未来感をアニメーションで表現しています。実写にアニメーションを乗せることによって、イメージ・世界観を作り上げることができています。

複雑な事業内容を直感的に伝わるようにしたい場合、あるいはデータや数字を用いて情報を分かりやすく伝えたい場合には、実写ではなくアニメーションが有効です。イラストやグラフが動くことで視聴者が飽きずに見ることのできる工夫がなされています。

アニメーション動画の表現方法

一口にアニメーション動画と言っても種類はさまざま。この項では、よく使われるアニメーション表現をご紹介いたします。

モーショングラフィックス

ロゴやイラストといった静止画に動きをつけるアニメーション表現のことです。
映像の最初につけて視聴者の注目を引くことができます。

インフォグラフィックス

情報・データといった一見、複雑そうなものをシンプル・かつ分かりやすく伝えるアニメーション表現です。
説明すると難しいことを、直感的に理解してほしい場合に有効です。

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボード上にペンでイラストやテキストが書かれていくアニメーション表現です。
静止画よりも興味を持ってもらいやすく、制作費用も抑えられるのでコスパの良い表現とも言えます。

キャラクターアニメーション

(そのままの意ですが)キャラクターをアニメーションで動かす表現です。
親近感を持ってもらい、印象に残りやすくなる効果が期待できます。

線画アニメーション

線画に動きをつけた、手書きならではの味わいがあるアニメーション表現です。
視聴者がつい見てしまう上、流れるようにストーリー展開ができるので分かりやすい映像に仕上がります。ただし、1コマ1コマに人の手が加わるので費用はその分高くなる傾向にあります。

3DCG

立体的なCGグラフィックを用いたアニメーション表現です。
機械・家電といった商品紹介に向いており、実写では撮影することが難しい内部構造も映像にすることができます。

アニメーション動画制作にかかる費用

どのようなアニメーション表現を用いるのか、どこまで緻密な(=人の手がかかる)表現になるのかといったさまざまな要素で費用は変わってくるので一概には言えません。しかし、大体のアニメーション動画は10〜150万円で制作できるものが多いです。

制作費用を抑えるための工夫

アニメーション動画にかかる費用を抑えるポイントとしては「素材を用意しておく」「工数のかからない映像表現にする」の2つがあります。

1、イラスト、画像といった素材を準備しておく

アニメーション上で使う素材(イラストや画像)をあらかじめ自社の方で準備できていると、映像制作会社の方で新たに素材を作る必要がないためコストダウンにつながります。例えば、自社のマスコットキャラクターや社員の写真など、既に持っているものは必要に応じて準備しておきましょう。

2、工数のかからない映像表現にする

抽象的になってしまいますが、工数のかからない映像表現にすることもコストダウンをする賢い手です。映像制作は結局のところどれくらいの工数、つまり人や時間をかけたのかによって費用が変わってきます。複雑な動きをするアニメーションをカットしたり、3DCGではなく実写で表現することによって工数を減らしたりすることで、映像にかかる費用も抑えることができます。

しかし、この点に関しては作品の完成イメージを制作チームとすり合わせる段階になってきてようやく話し合えるものです。机上の空論になってしまいかねないので、アニメーション制作における工数をなるべく抑えるという点については制作チームとの話が進んでからで良いでしょう。

アニメーション表現ごとの相場感

それぞれのアニメーション表現ごとの相場感は大体以下の通りです。

表現 大まかな相場
モーショングラフィックス 30〜200万円
インフォグラフィックス 30〜200万円
ホワイトボードアニメーション 30〜100万円
キャラクターアニメーション 30〜250万円
線画アニメーション 50〜300万円
3DCG 50〜300万円

費用が決まる基準

先述の通り、アニメーション動画を作る上でどれほど工数がかかるかによって、値段が比例して高くなってくるものです。そのため、キャラクターやBGMといった素材が用意できず、一から制作することになれば工数が増え、その分費用も高くなります。

また、より専門的なスキルが必要になる3DCGや線画イラストでのアニメーションになれば、工数がかかるのはもちろんのこと、クリエイターの時間給も高くなるため、結果的に全体的な費用も高くなる傾向があります。

アニメーション動画制作で依頼者が整理しておくべきこと

それでは、自作ではなく外部に依頼する場合には、事前に何をしておくべきなのでしょうか。

アニメーション動画の制作目的を設定する

例えば、アプリの紹介映像を作るにしても新サービスのPRなのか、新機能のハウツーなのかによって、アニメーション動画の内容もガラッと変わります。

また、「なぜ実写ではなくアニメーション動画である必要があるのか」という点についても最初の段階に詰めておくと良いでしょう。

ペルソナと配信媒体を決める

制作するアニメーション動画を、どんな人に見てもらいたいのか。年齢、勤務地、年収や休日の過ごし方といった、より詳細な情報を詰めたペルソナ設計をしましょう。ペルソナ設計ができていれば、動画の内容が考えやすくなるだけでなく、適した配信媒体の選定もできます。最適な配信媒体を選べていないと、広告費に見合った効果が得られなくなってしまうことも考えられます。

配信媒体が決定できれば、さらに突き詰めて動画の尺、縦横比、内容が見えてきます。例えば、メインターゲットが若年層の女性なのでInstagramで配信。さらに、Instagramの中でもストーリーズ広告にアプリ紹介動画を流す。ここまで明確になれば尺は15秒以内で縦長の動画、音声がオフな状態でも伝わるような工夫が必要だ、といった動画に必要な要件が決まってくることでしょう。

商品・サービスや会社の強みを整理する

「なぜ様々な商品・サービスがある中で自社のものを選ぶべきなのか?」この解になる部分をメインメッセージとして映像が作られることはよくあります。

思いつかないのであれば、暫定的な要素でも良いのでまとめておきましょう。外部の制作チームが深くヒアリングすることで魅力を再発見できることも考えられるからです。会社内部にいると魅力だと気づいていない当たり前のことが、外部から見たらユニークな魅力であり、そういった「外から見たとき魅力になるもの」を訴求するケースは少なくありません。

完成イメージに近い動画を制作者と共有する

完成イメージの擦り合わせについては他社事例を用いて共有されることが多いので、「こういったアニメーション動画を作りたいと思っている」と伝えられるように他社事例を少なくとも1つは用意しておくとスムーズに擦り合わせができます。

この項では、アニメーションを用いた動画の制作事例を見ていきましょう。制作した目的や、サービスの強みについてもご紹介しています。

羽田空港の新飛行経路についてビジュアルで直感的に理解ができる

【社名】国土交通省航空局
【目的】新飛行経路の説明と告知のため

羽田空港が2020年3月29日~新飛行経路を使うようになり、その告知も兼ねたアニメーションの事例です。
全編アニメーションで分かりやすく表現しており、地図やグラフといったビジュアルで直感的に理解できる内容となっています。また、ニュース番組風に2人のキャスターが会話しているような表現にしているのもポイント。知りたいと思うようなことを女性キャスターが質問しており、より理解の深まる工夫になっています。

電車でスマホをいじっている2人の女性、どこが違う?

【社名】株式会社ソリトンシステムズ
【目的】社名及びテレワーク概念の認知と、Webサイト誘導
【配信媒体】電車内のデジタルサイネージ
【強み】セキュリティ技術によって実現するテレワーク

株式会社ソリトンシステムズ様の社名とテレワーク概念の認知のために作られたアニメーション動画です。「テレワーク=家にこもってパソコンと向き合う」というイメージですが、その概念を覆すような内容になっています。
クイズ形式なので、視聴者は答えが出てくるまでは凝視してしまいがちで、答えと同時に社名やサービス内容を認知してもらえるような設計になっています。

「楽しいリゾートバイト」をアニメーションで表現

【社名】株式会社ハッシャダイ
【目的】サービスの概要紹介
【強み】交通費と宿泊費が0円でリゾートバイトができる

株式会社ハッシャダイ様のリゾートバイト紹介サービス「ハッシャダイリゾート」のアニメーション動画事例です(費用レンジ:50~99万円)。

楽しく働けるリゾートバイトに興味がある方に対して、サービスの概要や具体的なハウツーを伝えています。モーショングラフィックスを用いているため、視聴者を飽きさせない動画で、3ステップで手軽に相談・応募できることを訴求できています。

アニメーション動画の制作先は事例と見積もりで絞り込む

アニメーション動画の制作先は事例と見積もりで絞り込む

映像制作会社を決める際は、依頼したい制作内容が予算内で依頼できるのかどうかの見積もりを取って確認しましょう。また、制作会社のWebサイトに掲載されている制作事例の中から、今回作りたいアニメーション動画に近しいものがあるかどうかも、チェックしておきましょう。

先述の通り、イメージの共有がスムーズに行えるだけでなく、似たようなテイストのアニメーション動画の制作ができる確証にもなります。アニメーション動画はクリエイターのスキル次第でクオリティも大きく変わってくるため、望んでいるアニメーション表現が対応可能かどうかを制作実績を見て見極めましょう。

なお、Web上で公開している制作実績はごく一部なので、自社の作りたいアニメーション動画に近い事例がないか問い合わせてみるのもおすすめです。
制作事例をチェックしたうえで複数の映像制作会社をピックアップし、それぞれに見積もりを依頼して比較検討していきましょう。

さいごに:エレファントストーンも、アニメーション動画の制作ができます!

当サイトを運営するエレファントストーンは、アニメーション動画も得意にしています。「なんとなくのイメージ感しかなく、動画の完成イメージをちゃんと伝えられるか不安……」という方も、お気軽にご相談ください。目的を達成するためのアニメーション動画を一緒になって考えていきましょう。

この記事を書いた人

登陽一朗
エレファントストーン経営戦略室企画課所属

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