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Webサイトのトップに動画・映像を流すべき理由

Webサイトのトップに動画・映像を流すべき理由

2020年ももうすぐ12月、終わりが近づいてまいりました。5G元年とも言われた今年ですが、今のところはまだ取り立てて大きな変化はありません。ただ、個人的に関わっているWebサイトをいくつかリニューアルしようとして気が付きました。インタラクティブなサイトが今や当たり前なのだ……と。

その中でも主役は動画です。特にトップページに大きな動画を出すサイトは2012年頃から登場し、日本でも2014-2015年あたりから食べログをはじめ大きなサイトが採用をし始めました。HTML5になってプラグインがなくてもムービーを簡単に流すことができるようになったからです。

現在のエレファントストーンのトップページも標語やポートフォリオを軸にした映像がバックグラウンドに流れています。一方で食べログは現在そのような表示はやめて検索エンジン的な画面に戻っています。

このバックグラウンドに映像を流すべき理由と注意点を紹介しましょう。

とにかく見栄えが良い

昨今ではパソコンの画面が大きいこともあって画面全体に動画が流れ、ボタンが1つ2つ表示されるというすっきりした構成はとても見栄えが良いです。

ユーザーの目を引くだけでなく、シンプルにかっこよく最先端の雰囲気もある。それは、自分たちのブランディングにもなりますし、実際の製品やサービスを示すにも好都合です。

何より我々人間は動くものに自然に目が行ってしまう、という脳の習性があります。さらに、私たちは日ごろから映像のすごさをYouTube、映画、ビデオ、テレビなどでそれを感じています。

メッセージ性が伝えられる

多くのサイトでは映像の上に自分たちの説明や標語が載せられています。エレファントストーンであれば「あなたの想いは、像れる」ですね。

一番ユーザーに伝えたいことを裏で映像を流すことによって効果的に伝える、これが一番のメリットだと思います。

つあり、言葉を伝える耐えに映像を使うというわけです。

138%コンバージョンが上がった

FOODBLOGGERPRO』によると、トップページの背景に映像を流す前と後のABテストでは、138%コンバージョンが上がったことを述べています。

ただし、そこに警笛をならすWebサイトもあります。『WEBSITEBUILDEREXPERT』は、それは専門家だからこそ出来たことで、素人がやみくもに背景に映像を流しても10-20%の改善にすぎないだろうと言っています。20%売り上げが変わったとしても大きいことですが、やはりプロの手を借りたほうが結果的にプラスに働くでしょう。

セントアンドリュース大のジェニファー・ハムリックさんは、投稿で多くの大学が映像を流してはいるものの無意味だと主張しています。

例えば、大学の噴水を映像に大学名が書かれているだけのテキサスA&M大はそこにメッセージもメッセージ性もないというわけです。

映像は撮影するのにコストがかかります。うまくやらなければ、単純に重い・見にくいサイトになってしまうことは注意しなければなりません。

Webサイトの背景動画、向いている業界・向いていない業界

上述の『WEBSAITEBUILDEREXPERT』によると、向いている業界の第一は企業、サービス、組織だといいます。「背景動画は、クリニック、コンサルタント会社、またはデザインエージェンシーを運営しているかどうかにかかわらず、ほとんどの専門的なWebサイトで機能する」と記載があります。

また、イベント、ツアーのような「体験できるもの」、製品・商品の紹介、レストラン、ホテル、店舗といった「行ってみたい」「買ってみたい」と思わせるような欲求にとてもマッチします。

一方で、『SitePoint』のシモーネ・サラさんは、ブログ、オンラインマガジン、ニュースサイトのような記事を中心にしたWebサイトは背景動画で得られるメリットはないとしています。

個人的には、ニュースだけでなくメニューがごちゃついていたり本文以外でもコンテンツが多い、メニューが多いとごちゃつきを覚えました。とにかく、ボタンや情報量を少なくできるサイトにこそ向いていると思います。

そのような意味では日々情報量が増える食べログが検索エンジン的な見た目に変えたのは道理にかなっているかもしれません。

注意すること

注意しなければならないのは、誰しもが最新のパソコンで見ているわけではない、ということです。つまり、遅いインターネット回線、小さな画面にも考慮した作りにしなければなりません。置き換える画像を用意しておきましょう。もちろん、スマートフォンでも画像にしてあげることが必要です。一部のユーザーにとって映像は気が散る要素にもなってしまうことは注意しなければなりません。

また、音量はミュートにするのはお約束です。1990年代からインターネットのホームページでいきなり音を鳴らすのはタブーとされてきました。主役がスマートフォンになっても音は出せないのが万国共通の暗黙の了解です。

文字との掛け合わせに注意

多くの映像はその上にメッセージやタイトルなどを載せています。しかし、文字が読みにくければ何の意味もありません。動画素材と文字のコントラストをつけてあげるか、動画自体を暗くして文字を際立たせるのが一般的です。

エレファントストーンのトップページでもちょっと暗くしてありますね。

長すぎず短すぎずは20秒

最後に適切な映像の長さは20秒程度と短いものと言われています。『Usabilla』によると「10秒のビデオはおそらく短すぎ、30秒のビデオはおそらく長すぎます。」とやはり20秒程度をおしています。

マーケティング会社Briggsby CEOのジャスティン・ブリッグスによると、YouTubeでは20秒で50%のユーザーがその動画から離れるといっていて、そうしたところとも関連性があるのかもしれません。ただし、各種SNSで動画の滞在平均時間は違いFacebookでは20秒見るユーザーは14%しかない、という別のデータもあります。

何にせよ20秒というと作る側にとっては短いのかもしれませんが、映像も「選択と集中」が必要なのだなと見につまされます。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊もコロナで自粛中。

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