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サントラで映画を楽しむ。音楽も繰り返し聴きたい映画7選
こんにちは! エレファントストーンの鈴木です。
映像制作会社ということもあり、当社には映画好きな人がたくさん居ます。私はコアな映画や古い映画を観ている訳ではありませんが、人並みに映画鑑賞は好きで、毎月5〜6本の映画を観ています(今年は家で過ごすことが多く、映画館で観たのは数本のみですが……)。
基本的に洋画を観ることが多いのですが、音楽が印象的な映画に関しては、鑑賞後に何度も何度もサントラを聴くのが好きです。
劇中に使われた音楽を聴きながら、様々なシーンを思い出しては映画を二度楽しんでいます。そして幾度となくサントラを聴いた後にまた映画本編を観ると、音楽によるより細かな演出にも気付けちゃったりするのです。
そこで今日は、私がここ数年繰り返しサントラを聴いている映画を、劇中の曲と共にいくつかピックアップしようと思います。
ちなみに本記事では、オリジナルのMVよりも、出来るだけ映画の中で該当曲が使われている際のクリップを優先して掲載しています。作品のシーンと一緒にお楽しみ下さい!
Sing Street【シング・ストリート 未来へのうた】(2016)
何度も観ている大好きな映画ですが、Sing Street(主人公の結成するバンド名)が演奏するどの曲も、それぞれ色んな意味で胸がぎゅっとなるようなものばかり。ちなみにバンドではギターを担当した(でも実はどんな楽器にも万能!)エイモンがお気に入りです。
🎧『Drive It Like You Stole It』
Sing Streetと言えばこの曲(多分)! バンドとしての、そして主人公Cosmoにとっての新たなステージを表しているなぁと思いつつ、曲に込められたまっすぐな想いに思いっきり射抜かれました。ストーリーの中でのクライマックスとも呼べるステージでのライブシーンは圧巻!気付けば自分への応援歌にもなっていました……!
🎧『Brown Shoes』
恐怖政治とも言えるような態度で学校を牛耳り、主人公にも辛く当たっていた校長に対して、面白おかしく「クソ喰らえ」と言っている曲。初めて観た/聴いた時にはとにかくスカッとしました。
Chef【シェフ 三ツ星フードトラック始めました】(2014)
これまた何度観たか分からない大好きな作品。料理シーンひとつとっても最高に美味しそうで官能的なのですが、この映画をさらに美味しくしているのは紛れもなく音楽たち。
この映画を初めて観た当時はカナダに居たのですが、それ以来色んなお店でキューバンサンドイッチを探しては食べるようになりました。
🎧『I Like It Like That』
聴くととにかく料理へのエンジンがかかる・・・魔法の曲です・・・。主人公のカール(ジョン・ファブロー)がどういった背景でこれらの料理を作っているのかを知って観るとさらにかっこいい〜〜となります。
🎧『Que Se Sepa』
料理をしながらこの曲を聴けば、あなたも思わず腰を振りたくなるはず。
🎧『Sexual Healing』
※こちらの動画ですが、ボタンを押すと再生されます。
カール達のフードトラック事業も軌道に乗ってきた頃の、ロードトリップ道中のハッピーなシーン。男旅の楽しさが伝わってきますが、この頃には父と子の親子関係も物語冒頭と比べると大分変わってきているなぁと感じます。
そして最後におまけで……私的「Chef」と言えばこのシーン。最高ですね。これを観てから何度も彼を真似てアーリオオーリオを作ってしまいました。
Baby Driver【ベイビー・ドライバー】(2017)
カーチェイスやアクションだけでなく、音楽がとっても魅力的で、全編において重要な役割を果たしていると言えるこの作品。
🎧『Bellbottoms』
こんな最高なオープニングありますか?というくらいかっこいいシーンと音楽。自分は運転する訳じゃ無いですが、聴くとエンジンがかかります。朝の一発目に聴いたりします。
🎧『B-A-B-Y』
デボラに恋をしたベイビーが夢中になって踊るシーンが印象的で、とても耳に残るこの曲。「B-A-B-Y Baby B-A-B-Y Baby」と、思わず自分も踊りだしたくなるようなチューンです。
Begin Again【はじまりのうた】(2013)
とても心が温まり、見ると優しくハッピーな気持ちになれる映画。何かにチャレンジしたくさせてくれるような作品です。
🎧『Tell Me If You Wanna Go home (Rooftop remix)』
映画中に何度か登場するこの曲。切ない歌詞とキーラ・ナイトレイの歌声が、この曲を胸にぐっとくるものとしているのですが、特にこの作品のクライマックスでもあるシーンで演奏されたバージョン(Rooftop remix)は、ここまでの各キャラクターのストーリーがより反映されていて、超感動ものです。私はサントラでこの曲を聴きながら何度もうるうるしました・・・。
🎧『Coming Up Roses』
スタジオでレコーディングするお金が無いのなら、NYの街中をスタジオにして野外レコーディングでアルバムを作っちゃえ!と始めた際の一曲目。路地裏の様子と彼女のアンニュイな雰囲気とこの音楽、めちゃめちゃ合ってます。
Spider-Man : Into the Spider-Verse【スパイダーマン:スパイダーバース】(2018)
カートゥーン調のアニメーションとサウンドエフェクト/音楽の組み合わせが最高にクールなスパイダーマン。4DXで観て良かったー!と思う作品。
🎧『Sunflower』
これはオフィシャルのMVですが、映画の作中にも何度も出てくるマイルスの好きな歌。一番初めにマイルスが登場する時も彼はノリノリでこの歌を歌っており、さらには作中のなかなかピンチなシーンでリラックスする為にもこの曲を口ずさみ、映画のラストで一人前のスパイダーマンとなりベッドで音楽を聴いている時に流れるのもこの曲です。
🎧『What’s up Danger』
マイルスが自分の宿命と向き合い、スパイダーマンとして命をかけて戦うことを選ぶ、という選択をする場面の楽曲。「a leap of faith」として高層マンションから飛び降りるシーン、格好良すぎますね。
La La Land【ラ・ラ・ランド】(2016)
知る人ぞ知るミュージカル映画の有名作。余談ですが、私の弟はラ・ラ・ランドの大ファンで、映画館で本作を40回近く観たとか・・・。
🎧『City of Stars』
セバスチャンやミーアといった、ハリウッドで成功やチャンスなどの「求めるもの」に焦がれている人たちの想いが美しく乗せられた曲です。作中に何度も色んなバージョンで出てきますが、シーンによって受け取り方の変わるような深い曲だなぁ、と。
とにかく二人がピアノの前でデュオで歌う場面が好きです・・!
🎧『Audition (the fools who dream)』
ラ・ラ・ランドの楽曲の中では個人的に一番好きです。映像では、背景がフェードアウトし暗闇に一人で立つミーアがひたすら歌うだけなのですが、これがとてもパワフルで心震わせるシーン。一気に彼女が語る物語の世界に引き込まれます。
Whiplash【セッション】(2014)
監督はラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル。名門の音大に入った才能ある若きドラマーと、全ては最高のアーティストを育て上げる為に地獄のようなスパルタ指導をする鬼教師とが繰り広げる狂気のドラマ。最初から最後まで息を飲み、緊迫した空気を解けずにいる、そんな映画です。二人のセッション、格好良すぎます。
🎧『Whiplash』
めちゃくちゃ格好良いこの曲、下のシーンのように死ぬほど練習をした曲だと思うと、もう頭から離れることはありません・・・。
🎧『Caravan』
血まみれ汗まみれになりながらの最後のパフォーマンス。圧巻です。人間の手足はどうやったらこんな動き方をするんだ?と思わずにはいられません。覚醒したニーマンとフレッチャーの間で最後に繋がりが生まれる瞬間。是非上記の動画のPart2まで観て下さいね。
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いかがでしたでしょうか。これらの映画を観たことがある人も無い人も、まずはサウンドトラックを聴いてみてください。きっと作品も観たくなることかと思います。
どれもメジャーで人気な作品ばかりですが、曲をそれぞれ聴いた後に改めて映画に触れてみると、また少し違った見え方があるかもしれません。