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今、立体ホログラムが熱い、きっかけはMV。

今、立体ホログラムが熱い、きっかけはMV。

今、立体ホログラムが映像の世界で注目されています。きっかけの1つは2021年9月24日にリリースされたBTSとCOLDPLAYのコラボレーションシングル『MY UNIVERS』が世界中でセンセーショナルな話題を集めたこと。本作のMVには、立体ホログラムを活用した非常にユニークな場面があり、楽曲やダンスの素晴らしさとともにファンを魅了しています。

そこで今回は『MY UNIVERSE』をはじめ立体ホログラムによる音楽の画期的な演出事例をお届けします!

世界的なアイドル×ロックバンド×ホログラム

冒頭で紹介した-『MY UNIVERSE』のMVがこちらです。COLDPLAYがBTSのメンバーに加え、全宇宙の人々とホログラムでセッションするシーンにぜひ注目して見てください!

舞台は、地球から遠く離れた銀河「ザ・スフィアーズ」。音楽の禁じられた異国の星でCOLDPLAY、BTS、そしてSupernova7と呼ばれるエイリアンのスーパーグループがホログラムで結託し、銀河のタブーに挑戦するという大作SF映画のような壮大な内容になっています。

直接会うことは叶わなくても、音楽で心はひとつに繋がっているーー今にぴったりなメッセージを最先端ホログラムで演出するアイデアの素晴らしさに脱帽です!

2016年公開!邦ロックバンドの衝撃MV!

2016年に大阪出身の邦ロックバンドがさらりとものすごいミュージックビデオを作っていたのをご存知でしょうか? 世界初の常設ホログラフィック劇場「DMM VR THATER」で最先端3Dホログラムを用いて撮影した衝撃作がこちらです。

幾何学模様や点描、楽曲の歌詞が鮮明に浮かび上がっていますが、CGによる合成は一切なし。これらすべてがホログラムによるものなんです。

本作を手がけたuchuu(うちゅう)は、ジャンルを越境したクロスオーバーな作品を志向するグループで、2017年には音楽と3Dホログラムが融合したライブも行っています。

ライブでもMVの演出が見事に再現されていますよね。

肝心の楽曲も素晴らしく、様々な機材を駆使した刺激的なダンサンブル・ロックを奏でていて、サカナクションやBOOM BOOM SATELLITESがお好きな方には是非おすすめしたいバンドだったのですが、残念ながら2018年に解散してしまっています。

あー、現場で観たかった!

伝説のロックスター!ホログラムでライブに降臨!

ちょっと早すぎた感のあるuchuuの試みですが、実はそれよりかなり早い段階で日本が世界に誇るあのモンスターロックバンドがホログラムを実験的に導入しているんです。

そう、あの伝説的なロックスターHIDEさんが、ホログラムの力を借りてロックファンの前に姿を現しているんです!2015年に実施された同ライブの舞台となっているのはuchuuと同じく「DMM VR THEATER」です。

さらに遡り、2008年のXJAPAN再結成ライブでもホログラムが活用され、現メンバーとHIDEさんとの奇跡の共演が実現しています。

13年前のホログラム技術なので、今と比べてしまうとかなり不鮮明な映像ではありますが、ステージの立ち位置はHIDEさんが存命だった頃のバンド構成がそのまま再現されており、非常に感動的な演出になっています。

テクノロジーの進化が不可能と思われるような人々の願いを次々と具現化していくーー記事の本旨であるMVではありませんが、前向きな未来をいろいろと想像させてくれる音楽史に残る名シーンとして紹介させていただきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。近未来感満載のホログラムは、そのテクノロジーそのものにエンターテイメント性がある画期的なテクノロジーです。

しかし、その活躍の舞台はなにもエンターテイメント業界だけにとどまるものではありません。街中で展開されるプロモーションの中心がデジタルサイネージへとシフトしていくなか、以前に比べクオリティも日増しに向上しているホログラムは広告の分野でも大きな注目を集めています。

実際にホログラムを活用したプロモーションの実例については、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください!


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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