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オンライン時代だからこそ?営業に採用にPRに「自己紹介映像」を活用せよ

オンライン時代だからこそ?営業に採用にPRに「自己紹介映像」を活用せよ

ZOOMやGoogle Meetを使ったオンライン商談が当たり前になった昨今。ミーティングをオンラインで進められる反面、なんだか人と人とのつながりが心もとない……。そう考える人は少なくないでしょう。そこで、現在はセールスシーンにおいて動画を営業に活用している事例が増えているんです。

「それって商品の説明とかじゃないの?」
「プレゼンをあらかじめ動画にするってこと?」

いいえ違います。“自己紹介”なんです。

下記ではインサイドセールスにおいて営業を活用している好例を紹介します。

インサイドセールスとは?

まずはインサイドセールスという言葉を復習しましょう。インサイドセールスとは、これまで足を使い見込み顧客を回っていた営業に対して、主にBtoB営業のシーンでメールや電話を用いて顧客に営業活用を行い、コミュニケーションを図る手法です。

過去にZOORELでは「ヒラメ筋」のCMでブレイクしたベルフェイスを紹介いたしました。インサイドセールスという言葉を広めた立役者ですね。

営業を動画で紹介せよ!

上記は総合保険代理店である株式会社グッドウインの事例です。

ポイント
・見込み顧客へ向けて営業の魅力を映像でPR。
・名刺では分からない人の魅力が詰まった自己紹介で話のとっかかりにも。

オンラインの営業では顔しか映りません。それだけだとなんとなく印象が希薄に感じませんか? そこでグッドウインは営業ごとに自己紹介の映像を作成しています。

保険会社というとそれこそ「営業といえば足」という人も多いかもしれませんが、あらかじめオンラインで自己紹介をしておけばその人となりをつかめるというものです。

保険代理店ではよく自己紹介シートをA4やB5の紙に印刷して持ち歩いたりします。その代わりがオンラインになったと考えてもよさそうです。「どんな部活に打ち込んでいたのか」、「出身は?」といった些細な話題から営業の手がかりをつかむことができそうですよね。

吉崎さんは再生回数こそ少ないものの、ただのフィナンシャルプライナーではないんです。大学生時代にお笑い芸人をやっていたととか。その経歴から講演会にも招かれるなど再生回数以上の効果を生んでいます。話し方もとても明快ですよね。

まさかの自己紹介で28万回再生!

こちらは即決営業チャンネルさんの「【営業成績一位の男】セールス堀口 自己紹介」です。

自己紹介動画というとあくまでお客様に見てもらうもの、再生回数は伸びないのではないかと思われると思います。しかし、堀口さんの動画は伊達に営業成績1位ではないです。

なんと28万回再生以上を記録、「若い」「自信がある」とコメント欄でも好評を得ています。

自己紹介動画の活用方法

自己紹介動画はインサイドセールス以外でも活用することができます。

採用活動

通販で有名なジャパネットのVlogでは新卒採用の際に、若手社員に密着。実際に社員の一日を動画で見てもらうことで、雰囲気を感じてもらおうという作戦です。登録人数は500人とまだまだですが、再生回数は8000以上を記録し伸びそうな気配を感じます。

株式会社LYZONのケースです。こちらもVlogになっていて、BGMを含めてどことなくおしゃれですよね。社員の自己紹介から1日の仕事内容の紹介と王道の内容になっています。

なぜ、自己紹介映像が必要なのか?

これまで「新卒採用へ向けた動画」というと10分ぐらいの中に会社のコンセプト、社長や重役のコメント、社内や工場の様子、そして最後に若手社員のインタビューとてんこ盛りの内容が多かったと思います。会社として採用にかける気概は伝わるのですが、一方で若手世代は(ZOORELでも紹介したように)ショート動画へ思考が移っており十分に見てもらえないケースも増えています。

LYZONのケースでは7分弱の長さですが、中には1分2分の短い動画も増えておりいかに「ワンワード」で簡単にメッセージを伝えるかが鍵になっています。

こちらは実際に森アナウンサーの自己紹介動画です。わずか30秒の間にわかりやすく、ゆっくりとしゃべりながら覚えてもらえるようなワードがちりばめられています。

ユーザーへのPR

自己紹介動画は営業・採用につながるだけではありません。実際にスタッフへ興味をもってもらうことで、その会社の知名度をあげる、その会社の商品を知ってもらうという作戦もありえます。

ZOORELで過去に紹介した事例ですと「TikTokをビジネス利用する。平均年齢34歳!?成功事例も紹介」にて「LAKIA不動産屋のTikTok利用」を紹介しました。

こちらは自己紹介といっても事業とは全く関係のない内容を営業が自由勝手にやるというもの。それがまさかの”おじさんのダンス”といったものが受け、それが会社の知名度アップに貢献し、不動産屋選択の際に選んでもらえるようになったという経緯でした。

まとめ

かつて営業は自己紹介が大事、という時代がありました。どこかわからない人の営業を受けるよりもその人となりを知ってもらった方が営業に対して安心感が得られるためです。また、自己紹介をすることで趣味や出身地、出身校など相手先と共通項が得られれば話題も膨らみます。

オンラインでの営業も多い現在では人と人とのつながりを増やしにくい、と考えている営業もいるかもしれません。それこそ自己紹介動画の出番です。動画・映像1つで自分を売り込めると考えれば、やらない手はありませんよね。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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