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こだわり抜かれたテロップ表現が映像を引き立たせる

こだわり抜かれたテロップ表現が映像を引き立たせる

皆さんこんにちは!
エレファントストーンのディレクターの関戸です。

入社から1年が経ち、映像は自分が思っていた以上にあらゆる要素が詰まっていて、表現の幅には無限の可能性があることを実感しています。だからこそ映像表現について考え出したら終わりがなく、面白いものでもあります。

その中でも今回は映像の重要な要素である「魅力的なテロップデザインと伝える工夫」というのをテーマに考えたいと思います。

テロップとは?

文字やイラストなどの総称「テロップ」。最近ではYouTubeやSNSなどに公開される様々な動画コンテンツでも見かけるようになり、映像制作経験のない方にも馴染みのある言葉なのではないでしょうか?

テロップには以下のような役割があります。
・情報の補足
・キーワードを目立たせる
・画面を華やかに装飾する

これだけでなく、挙げればキリがないほど多くの役割があります。「多くの役割が果たせる=表現の幅が広い」ということだと私は考えています。

今回はテロップデザインによって映像をうまく引き立たせていると感じる事例をご紹介しますので、ぜひテロップデザインの参考にしてみてください。

2種類のテロップ表現で効果的にコンセプトを伝える

旺文社 公式ブランドムービー「学ぶ人は、変えてゆく人だ。」

この映像の中では「学ぶ」というテーマについて、語られる言葉とともに日常を過ごす人の様子が映し出されます。映像前半では、ナレーションの言葉に合わせて比較的落ち着いたトーンで、画面の余白を活かしたレイアウトでテロップが配置され、穏やかに本を読んでいるような感覚で映像を楽しめます

映像後半では、映像の中心に大きく言葉が配置され、これまでの登場した人物をダイジェストで映すのに合わせ、誰かが書き記したように手書き文字が登場しますが、これは前半とは印象やアニメーションが大きく変化しています。

この2種類のテロップ表現は映像の中でははっきりと役割が分かれていて、それぞれの効果を発揮しています。ひとつは全体を通して流れているナレーションを補佐しつつ、映像自体の落ち着いたトーンを印象づけする効果、もうひとつは最終的に伝えたいキーワードとなるメッセージをより理解し、共感してもらう効果です。

また2種類のテロップは映像のなかでうまく波を作っていて、ラストにかけて盛り上がっていくように感じさせる役割も果たしていると感じます。逆に前半のテンションで全編を通してずっと変わらずにテロップが出たとすると伝えたい部分があまり目立ってきませんし、後半だけが出たとしてもそのコピーの重要性は少々弱まってしまうでしょう。

この映像は2つのテロップを挿入することで、「学ぶ人は、変えてゆく人だ。」という映像のコンセプトを伝える工夫をしているのだとと感じます。

テロップデザインが画の一部になる

株式会社ホテルオークラ東京公式】The Okura Tokyo Wedding

この映像の中で表示されるテロップは、登場人物の心の声や想いを表すような作りとなっています。このテロップ表現に感じる魅力ポイントは、テロップが映像の中に溶け込み、美しい画の一部になっているという点です。

映像はどこを切り取っても美しく作られていますが、テロップ表現が出てきた部分では特に一枚の広告ポスターとして印刷されていても充分に成り立つのではないかと思えるカットになっているように思います。

単純に並んだ文字のようで、文字の配置位置は撮影された画角に対して邪魔にならず、美しく感じられる位置関係、映像のトーンにスッと馴染むフォント選び、画の中で語られている言葉のトーンまで感じられるようなポイント数値。

その他にも字間の調整、表示時間一つをとってもこだわりが見られ、映像のトーンに合わせたデザイン性がみている側を引き込んでいく役割を果たしています。テロップへのこだわりが映像の世界を更に引き立たせている秀逸な事例だと思います。テロップにこういったこだわりの詰め込み、見る人を引き込ませる役割を持たせることができるという新しい発見があり、個人的にとても感動した事例でした。

最後に

いかがだったでしょうか。今回はテロップのデザインという観点から、作り手のこだわりが見える事例を紹介させていただきました。映像の中で使われるテロップ表現は参考にできるアイデアがまだまだ沢山溢れています。

表示の内容、大きさ、色、レイアウト、登場のさせ方、モーショングラフィック。様々な角度からテロップの役割を自由に思考してみると更に映像制作の楽しさが増しますね。

皆さんもぜひ、映像を見る際はテロップデザインにも注目してみてくださいね。

この記事を書いた人

関戸畔菜
エレファントストーンのディレクター

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